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京都には大仏があった!豊国廟の歴史秘話や大仏跡地へのアクセス方法紹介!

京都には大仏があった!豊国廟の歴史秘話や大仏跡地へのアクセス方法紹介!
投稿日: 2018年2月23日最終更新日: 2020年10月8日

大仏と言えば奈良や鎌倉が有名ですが、京都にも大仏があったことを知る人は少ないのではないでしょうか。豊臣秀吉が京都の方広寺に大仏を建立しました。大仏殿に収まっていた大仏は日本一の大きさがあったと言われています。今では見ることができませんが、跡地が残っています。

京都にも大仏があった!大仏跡地を徹底ご紹介!見出し

京都には豊臣秀吉が建立した大仏がありました。その大仏は焼失し、今では見ることができません。大仏があった場所には、秀吉のお墓の豊国廟やゆかりの豊国神社があり、京都の観光名所になっています。大仏にまつわる歴史秘話と一緒に大仏跡地や秀吉ゆかりの地をまとめてご紹介します。

京都には本当に大仏がある?見出し

京都には観光名所になっているお寺がたくさんありますが、大仏を見たことがありますか?実は京都にも大仏があったのです。残念ながら数奇な運命で焼失してしまい、今では見ることができません。大仏があった場所は「大仏殿跡緑地」として残っていますので、当時の面影を感じることはできます。

京都の大仏はどこにあった?見出し

京都の大仏は方広寺の境内に建てられた大仏殿に安置されていました。方広寺の現在は縮小されていますが、現在の地形を見ると豊国神社の東側に広い区域が盛り上がっているのが分かります。豊国神社の梵鐘があるあたりが大仏殿の位置ではないかと言われています。

京都の大仏は日本一の大きさだった?見出し

京都の大仏は奈良の東大寺にならって計画されました。建立当時は高さ約19mの木道坐像でした。東大寺の大仏が高さ15mですから、まさしく日本一の大きさでした。その日本一の大仏を安置する大仏殿の大きさも日本一の大きさでした。高さ約49m、南北約88m、東西約54mの大きなお堂でした。

大仏殿があった方広寺の境内は、現在の方広寺・豊国神社・京都国立博物館・妙法院・智積院・三十三間堂をまとめた広さがあったとされています。なぜこのような大きな大仏が必要だったのでしょうか。天下をとった豊臣秀吉が、自らの権力を示すために奈良の大仏よりも大きな大仏にしたかったのではないでしょうか。

東大寺・奈良の大仏に会いに行こう!歴史・大仏の大きさ・拝観料などご紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
東大寺・奈良の大仏に会いに行こう!歴史・大仏の大きさ・拝観料などご紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
奈良の大仏についてご紹介します。誰でも知っている奈良・東大寺にある大仏ですが、大きさや生まれたころの状況、その後の歴史、見どころなど知らないことがいっぱいあります。拝観料やアクセスなどもご紹介しますので大仏に会うときの参考にしていただければ幸いです。

歴史に翻弄された京都の大仏見出し

京都の大仏には悲しい歴史秘話が隠されています。1586年に豊臣秀吉によって計画され、1595年に完成しました。しかし、その大仏は6度の倒壊や焼失を繰り返し、最後に焼失してから現在まで再建されることはありませんでした。歴史に翻弄された大仏の歴史秘話をご紹介します。

京都の大仏は秀吉が作ったが消失

Photo by moriakimitsuru

豊臣秀吉が計画した大仏は1595年に完成しましたが、開眼前の1956年に起きた慶長伏見地震が原因で倒壊してしまいました。このときに秀吉は「己の身さえ守れないのか」と激怒した記録が残っています。倒壊した大仏は再建されることなく、2年後に大仏殿のみが法要されましたが、このとき秀吉はすでに亡くなっていました。

父の遺志を継いで秀頼が再建

Photo by sotamann

秀吉が成しえなかった事業を、息子の秀頼が鋳造で再建に取り掛かりました。しかし、完成途中で仏像が溶けて大仏殿も焼失してしまいました。父の遺志を継いだ秀頼は再度再建に取り掛かり、1612年に4年の歳月をかけてようやく完成しました。秀吉が計画してから17年が経ってのことです。

徳川家綱が再建しても消失

その後大仏は、1662年に起こった地震によって一部が壊れてしまいました。これにより徳川4代将軍・家綱が、木造で造り変える事になり完成したのが高さ19mの大仏です。その大きさは東海道中膝栗毛でも、弥次さん喜多さんが見物し驚いたことが書かれています。しかし、1798年に落雷により焼失してしまいました。

徳川家慶の時代に寄贈されるがまたもや消失

その後、大仏や大仏殿は再建されることはありませんでしたが、1840年ごろ徳川12代将軍・家慶の時代に木造の大仏と大仏殿が再建されました。これは、幕府の計画ではなく現在の愛知県の有志が寄贈したものです。その大仏は昭和後半まで一般公開されていましたが、1973年に火災のため焼失し現在に至っています。

歴史秘話は今も京都に残る

大仏殿の悲しい歴史秘話は、その名残として豊国神社の梵鐘や跡地の石塔などに見られます。また、大仏があったことを印象付ける地名や施設名が残っています。方広寺の門前で売られている名物「大仏餅」もその名残です。京都で「大仏」の文字を探す旅もおすすめです。

京都の大仏の跡地を見てみよう!見出し

京都の大仏は、現在の方広寺と豊国神社の東側にありました。その場所は「大仏殿緑地跡公園」として保存されています。説明板が立っているだけの芝生の公園ですが、遺構は保存のため地下に埋め戻されています。石塁で印が付いていますので場所は分かるようになっています。大仏の存在を実感できるおすすめのスポットです。

京都の大仏跡地へのアクセス見出し

大仏殿緑地跡公園へのアクセスは、京阪電車七条駅で下車し、徒歩約6分で到着します。車でアクセスする場合には公園に駐車場がありませんので、注意が必要です。周辺の民間の駐車所を利用することはできますが、電車利用をおすすめします。公園までの沿道は趣のあることの風景が楽しめます。

大仏跡地を見下ろす豊国廟に秀吉が眠る!見出し

豊臣秀吉は自分の死後に埋葬する場所を決めていました。その遺言に従って造られたのが阿弥陀ヶ峰中腹の豊国廟です。大仏殿を見下ろすように建つ本殿の他に、舞殿や神宝殿 鐘楼、太鼓楼など豪華なものでしたが、徳川家康によって壊されてしまいました。現在の豊国廟は明治になり1898年に再建されたものです。

Photo by h_okumura

豊国廟ではご朱印を頂くことができます。豊国神社と合わせていただくことが大変人気になっています。豊国廟には限定のご朱印があります。ご朱印には豊臣家の家紋である五七の桐が描かれていますが、秀吉公の命日には桐の紋が金色になります。通常は赤色です。

豊国廟へのアクセスはJR京都駅から市バスに乗車、東山七条バス停で下車し徒歩15分です。車でアクセスの場合は名神高速京都東ICから約20分で到着です。豊国廟へは京都国立博物館と三十三間堂の間に豊国廟参道があります。参道といっても約500段の階段です。長く続く階段を見上げると覚悟がいりそうです。

住所:京都府京都市東山区今熊野北日吉町 電話番号:075-561-3802(豊国神社)

大仏跡地に建つ京都の豊国神社をご紹介!見出し

Photo by Japanexperterna.se

豊国神社も大仏にまつわる歴史秘話や豊臣家と徳川家の争いにまつわる歴史秘話が残る神社です。元々あった豊国社は豊国廟とともに徳川家康に破壊され、荒れ放題になっていました。1880年になってやっと明治政府によって、旧方広寺大仏殿跡に豊国神社として再建されました。

豊国神社へのアクセスは、JR京都駅から市営バスに乗車、博物館三十三間堂前バス停で下車し徒歩約5分です。3系統のバスが約5分間隔で運行しますので便利です。電車の場合は乗り換えになりますので、バス利用がおすすめです。豊国神社は秀吉を祀る神社ですので出世開運のご利益があります。

京都・豊国神社の見どころ多数!御朱印やお守り・アクセス方法も紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
京都・豊国神社の見どころ多数!御朱印やお守り・アクセス方法も紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
戦国武将として良く知られている「豊臣秀吉」を祀っている神社が京都の「豊国神社」です。秀吉ならではのお守りや御朱印もあり、人気があります。京都の「豊国神社」の見どころを、アクセスや宝物館への料金などの観光情報と合わせて紹介します。

住所:京都府京都市東山区大和大路正面茶屋町530 電話番号:075-561-3802

紅葉の名所・東福寺にも大仏があった!見出し

紅葉の名所で有名な東福寺にも大仏がありました。残念ですが、東福寺の大仏も1881年の大仏殿火災によって焼失し現在は見ることができません。それでも、火災の際に左手と台座の花弁だけが助けられ、仏殿に安置され見ることができます。左手は2mほどもあり全体の大きさが計り知れます。

Photo by KeikoS.ryoko

東福寺へのアクセスは、JR東福寺駅から徒歩約15分、京阪電車東福寺駅からだと徒歩約10分で分で到着です。京都駅から徒歩でも30分ほどで到着できます。車でアクセスの場合は名神高速京都南ICから約4㎞です。東福寺に無料駐車場がありますので利用できます。

住所:京都府京都市東山区本町15-778 電話番号:075-561-0087

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東福寺周辺のランチ特集!人気の和食や京料理が堪能できるおしゃれな店など | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
京都は美しい紅葉が楽しめることで有名ですが、中でも東福寺は絶景が望めるの人気があります。紅葉の時期になると多くの観光客で賑わう東福寺。そんな東福寺周辺で楽しめるランチ店についてまとめました。京都らしい料理が楽しめるランチ店がたくさんあります。

京都に大仏は確かにあった!跡地を訪ねよう!見出し

Photo by 柏翰 / ポーハン / POHAN

京都にも確かに大仏がありました。豊臣家と徳川家の争いに翻弄され続けて、時代の変化を見てきました。東大寺の大仏よりも大きな日本一の大仏は、今では見ることはできませんが、跡地は公園として残されています。大仏ゆかりの豊国廟や豊国神社と一緒に訪ねてみることをおすすめします。

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投稿日: 2018年2月23日最終更新日: 2020年10月8日

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