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白馬八方池でトレッキングに挑戦!アクセスや紅葉シーズンもまとめて紹介!

白馬八方池でトレッキングに挑戦!アクセスや紅葉シーズンもまとめて紹介!
投稿日: 2018年9月18日最終更新日: 2020年10月8日

白馬八方池は日本最大級のスキー場として名高い八方尾根スキー場の上部から夏は1時間半のトレッキングでアプローチできる池です。背後には白馬三山が見え、その山の姿が白馬八方池に映る姿がよく写真に収められている有名な池ですのでご紹介します。

白馬八方池はトレッキングで行ける標高2000mの池見出し

Photo by tsuda

白馬八方池は長野県北部の標高2000mにある池です。池の周りの人々、背後の雪に覆われた険しい山々、そして山々が池に映っている風景は白馬や八方尾根を紹介するポスターでよく見かけます。白馬八方池の魅力は、これだけの標高の「秘境」に登山経験がなくてもトレッキングで気軽にアクセスできることです。白馬八方池を様々な角度から紹介します。

白馬とは見出し

Photo by yari3180m

白馬は長野県の南北に伸びる北アルプスの北に位置するエリアで、長野オリンピックのジャンプ台があった場所としても知られています。ふもとの白馬村から見える山々は最高峰の白馬岳(標高2932m)をはじめ白馬鑓(やり)ヶ岳(標高2903m)、杓子(しゃくし)岳(2812m)の白馬三山で、最寄りの駅はJR大糸線の白馬駅です。

Photo by KarenSpicy

夏は登山にトレッキング、冬はスキーを楽しめます。八方尾根スキー場は長野県のみならず日本でも最大級の規模で、ゴールデンウィークまで滑ることができる数少ないスキー場の一つです。ふもとの白馬村にはペンションや別荘があり、ホテルや温泉も点在します。長野県が誇る一大リゾートと言っても過言ではありません。紅葉もベストシーズンの一つです。

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「北アルプスの王女」と呼ばれている長野県にある白馬岳はご存知あるでしょうか?登山はもちろん、美しい大自然の中の観光スポットや、おいしい空気を吸いながら入れる温泉や白馬のグルメを食べられる白馬ならではのおすすめ観光スポットをご紹介していきます。

白馬八方池はどこ見出し

Photo by tsuda

白馬八方池は白馬三山の手前の八方尾根スキー場の上部より八方尾根自然研究路を歩き、標高2080mの第3ケルン(登山路の道標)の下にある池です。ダムなどの人工池ではなく、自然の池ですので周りが自然にかこまれています。第3ケルンより先は本格的な登山道で唐松岳につながっていて登山装備が必要ですが、八方池まではトレッキングで行けます。

八方尾根という名前は唐松岳から四方八方に尾根が広がっていることから、名付けられたと言われています。トレッキングができる八方尾根自然研究路も尾根ですので、視界を遮るものがなく、四方の山々や白馬の街並みが見えて快適です。八方池も周りを遮るものがなく白馬三山が映りこみます。10月の紅葉ベストシーズンには見渡す限りの紅葉が楽しめます。

白馬八方池の魅力見出し

白馬八方池の魅力は、標高2000mで本格的な登山で訪れる場所に匹敵するのに、運動靴と軽装でアプローチできることです。ベストシーズンは雪の残る白馬三山と新緑を楽しめる7月から、冠雪した山々と紅葉と緑の三段紅葉が楽しめる9月までです。白馬三山が池に映る姿も目当てにします。高山植物のベストシーズンは7月で紅葉は10月に深まります。

白馬八方池に写る山々見出し

白馬八方池の魅力の中でも特筆すべきは、天気のいい日に池の背後にある白馬三山の白馬岳(標高2932m)、白馬鑓ヶ岳(標高2903m)、杓子岳(2812m)を見ることができ、さらに八方池に映ることです。白馬八方池には比較的容易にたどり着けますので、白馬三山が八方池に写る場面を体験できなければ、何度も挑戦することができます。

白馬八方池へ行くには見出し

白馬八方池には容易にたどり着けるといいましたが、どのようにして八方池にアクセスするのでしょうか。JR白馬駅からのアクセス方法をご紹介します。まずJR白馬駅からバスで約10分のゴンドラ乗り場「八方駅」に向かいます。そしてここから八方ゴンドラリフト「アダム」(6人乗り)に乗ります。

約8分で兎平(標高1400m)に着きますのでアルペンクワッドリフト(4人乗り)に乗り換えます。約7分で黒菱平(標高1680m)に着きますのでグラートクワッドリフト(4人乗り)に乗り換えます。約5分で八方池山荘(標高1830m)に着きます。ここからは約1.5kmのトレッキングコース(八方尾根自然研究路)で約1時間半で八方池に到着します。

白馬八方池トレッキングの行程見出し

それでは、この約1.5kmのトレッキングコースとはどんなものなのでしょうか。まず全行程が尾根伝いの絶景コースです。視界を遮るものはありません。眼下には白馬の街並みとその先には雨飾山や遠く八ヶ岳連峰が見え、途中には白馬五竜岳と鹿島槍ヶ岳が見える絶景ポイントもあります。歩きやすく整備された木道もあります。

白馬八方池までの名所1(ゴンドラ、リフト周辺)見出し

八方池までの見どころとしてはどんなところがあるでしょうか。ゴンドラを降りたところの兎平(標高1400m)から紹介します。

兎平にはうさぎ平テラスとオープンテラスがあります。うさぎ平テラスにはレストラン、カフェ、八方尾根ネイチャールームがあり八方尾根の高山植物をパネル展示しています。

またゴンドラの兎平駅すぐ横のオープンテラスは急斜面にせり出して作られており、正面には北から雨飾山、妙高山、浅間山、美ヶ原、八ヶ岳連峰などの山々が見渡せます。デッキチャーに座ってゆっくり過ごすこともできます。ベストシーズンには見渡す限りの紅葉を楽しめます。またうさぎ平テラス内にはコロナ・エスケープテラスもオープンしました。

2つのリフトの周辺

次に1つ目のリフト(アルペンクワッドリフト)の降り口の黒菱平(標高1680m)にも雲海デッキがあります。天候によっては広大な雲海を見ることができます。また黒菱平には鎌池湿原があり白馬三山を眺めながらニッコウキスゲなどの高山植物を楽しめます。さらに近くにある長野オリンピック時の女子滑降スタートハウスもなつかしいスポットです。

また2つのリフトは地面から1.5mほどの高さでベストシーズンには様々な高山植物を見ることができ、さらに登るときは前方に白馬三山を望むことができます。2つ目のリフト(グラートクワッドリフト)を降りたところの八方池山荘(標高1830m)は、その名の通り山小屋で宿泊することもでき、食堂としても利用することができます。

白馬八方池までの名所2(トレッキングコース内)見出し

2つ目のリフトを降りた八方池山荘から八方池までは歩きのコースですが、第2ケルンまでは岩がゴロゴロした登山道コースと歩きやすく整備された木道コースに分岐します。登山経験者や登山に挑戦したい人は登山道コースもおすすめですが、下りは木道コースの方が安全です。子供や年配の方は木道コースがおすすめです。
 

木道コースの途中には白馬五竜岳や鹿島槍ヶ岳を望める絶景スポットがありますが、コース全体が絶景コースですので、景色を見るために振り替えることも多いでしょう。くれぐれも体のバランスを崩さないように注意して歩く必要があります。コース上には石を積み上げたケルンが6つありますが、いずれも絶景の場所にありますので休憩所に最適です。

白馬八方池まで行ける体力見出し

Photo by tsuda

それでは片道の距離で1.5km,時間で1時間半のトレッキングコースはどれぐらいの体力の人なら制覇できるのでしょうか。所々ゴロゴロした岩があったり、若干の急斜面もありますが、手をつかないと登れないほどの急斜面は少なく、普通の日常生活ができる人であれば運動靴、トレッキングシューズ、登山靴で十分挑戦できます。ただし水分補給は必須です。

白馬八方池周辺の山々見出し

白馬八方池の周辺の山を整理しておきます。八方尾根とは唐松岳から四方八方に尾根が続いていることから名づけられたと言われていますので、主役は唐松岳です。八方池まで登ると見ることができます。そして唐松岳の北側(八方池から見た時の右側)に不帰ノ瞼(かえらずのけん)をはさんで白馬三山が白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳の順に展開します。

白馬八方池周辺の山々は八方池に向かう正面だけではありません。トレッキングコースを登るときの背後、降りるときの正面に見えるのが北から(降りるときの左側から)長野県最北の雨飾山、新潟県の妙高山、そして南のほうに目を転じると浅間山、美ヶ原高原、八ヶ岳連峰まで見渡すことができます。第一ケルンからは富士山も望めます。

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白馬八方池のベストシーズン見出し

長野県の北にある白馬八方池をはじめ八方尾根のベストシーズンは足元の残雪が消える7月から雪が降る前の9月までですが、白馬三山の山頂の残雪と新緑の両方を楽しむには6月もねらい目です。また6月下旬から7月は高山植物も最盛期を迎えます。この時期は気温も暑すぎず寒すぎず、天候も比較的安定しています。

白馬八方池の紅葉シーズン見出し

白馬八方池に向かうトレッキングコースは例年9月下旬に色づき始め、10月中旬には紅葉のベストシーズンになります。夏期(グリーンシーズン)からスキーシーズンに向かう少しの間の楽しみです。白馬三山の頂上付近には雪が積もり、八方池周辺は紅葉、ふもとはまだまだ濃い緑というタイミングもあり、これを三段紅葉と称しています。

2018年10月の紅葉のベストシーズンには白馬駅の1つ北の駅の信濃森下駅からアクセスする白馬岩岳マウンテンリゾートに新たな天空テラス(HAKUBA MOUNTAIN HARBAR)がオープン。白馬三山も望むことができ、すばらしい紅葉も楽しむことができます。近くには温泉(岩岳の湯)もあります。

白馬八方池のふもとの町見出し

白馬八方池のふもとの白馬村も魅力的なリゾートです。まず広大なペンション街と別荘地があります。このエリアにはおしゃれなお土産店や居酒屋などの飲食店も点在しています。
もちろんヨーロッパ風のホテルや純和風の旅館もあり、贅沢な夜を楽しむこともできます。そして、おびなたの湯、倉下の湯、八方の湯など日帰り温泉もたくさんあります。

長野県が誇る一大リゾートである白馬村のもう一つの隠れた魅力は、雪に覆われた3000m級の山々が間近に見えることです。ペンションなどに泊まり、晴れた翌朝に見る雪に覆われた山々には圧倒されます。また長野県域のなかでも山に雪が残る期間が比較的長い地域でもあります。従って雪山の景色をみたければ白馬にくればいいということになります。

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白馬村は長野県の北西部に位置する北安曇郡の村で、北アルプスの麓にあり、夏は登山や避暑に、冬はスキーのメッカとして多数の登山家や観光客、スキー客が訪れます。また、白馬には多数の温泉宿があります。日帰りができる温泉もあれば、人気の高い温泉ホテルなどもあります。

白馬八方池トレッキングが可能な期間見出し

八方尾根の夏の営業期間は6月初旬から10月下旬までで、スキーシーズンの営業期間は11月23日から翌年5月6日です。夏シーズンと冬シーズンの間に約1か月の切替期間があります。ゴンドラやリフト、テラスなどの施設は夏も冬(スキー場向け)も利用できますが、トレッキングは夏期のみです。トレッキングコースの公衆トイレも夏期限定になります。

八方尾根の夏のベストシーズンは足元に雪のない7月から9月ですが、6月は雪の白馬三山と新緑が同時に楽しめること、10月は雪の白馬三山と緑に加え紅葉も加わる三段紅葉が楽しめることで挑戦する価値もあります。また高山植物は6月下旬から7月がベストシーズンです。

白馬八方池へのアクセス見出し

JR大糸線白馬駅から白馬八方池までのアクセス方法は前述の通り、バスでゴンドラ駅に向かい、ゴンドラとリフト2つを乗り継いで(往復2900円)その後トレッキングで向かいます。白馬駅へのアクセスは東京からは中央線で塩尻経由で松本に行き、松本で大糸線に乗り換えて南小谷方面に向かいます。大阪方面からも名古屋から中央線で松本に向かいます。

白馬八方池への車でのアクセス

車でのアクセスの場合は東京方面からも名古屋方面からも中央道で岡谷ジャンクション経由で長野道に入り安曇野ICで降ります。

その後国道147号線で白馬に向かい、ゴンドラ駅の八方駅周辺の駐車場に車を止めます。駐車場は170台収容でき、1日600円で利用できますので車でのアクセスは便利です。

安曇野ICから信濃大町までは国道147号の東側で高瀬川沿いの県道306号(北アルプスパノラマロード)を走ると信号も少なく北アルプスが展望できて快適です。この道路は長野オリンピックの時に国道147号線の混雑を緩和するために作られました。白馬へのアクセスでは、ほとんどの人がこちらの道路を使います。

白馬八方池の周辺観光見出し

白馬八方池周辺の夏の観光地は白馬の北に位置する栂池の栂池自然園と白馬の南に位置する白馬五竜高山植物園です。栂池自然園は標高1900m,白馬五竜高山植物園は標高1500mでいずれもゴンドラやロープウエイで頂上に向かえば、比較的平らなところをトレッキングで高山植物を楽しめます。よく白馬八方池とセットでツアーが組まれます。

白馬八方池のお土産見出し

白馬八方池を訪れたときにお土産を買うなら八方ゴンドラリフト「アダム」内に併設されている売店「アダムプラザ」があります。一番人気の商品はお菓子の「雷鳥の里」です。変わったものでは藍染の手袋、カウベルがあります。また食べ物で次に人気なのが信州限定 野沢菜や白馬山麓ワインです。

白馬八方池は何度も訪れよう見出し

Photo by tsuda

白馬八方池へは往復2900円のゴンドラとリフト及び自分の足でのトレッキングで手軽にアクセスできます。緑に覆われる真夏や、冠雪と紅葉と緑が同時に見られる三段紅葉の季節(10月)など様々なシーズンに訪れることをおすすめします。また白馬三山が八方池に映る光景をキャッチするためにも何度も訪れることをおすすめします。

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投稿日: 2018年9月18日最終更新日: 2020年10月8日

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