鹿児島から福岡博多までバス・JR新幹線・飛行機を比較してみた！

鹿児島と福岡博多は九州地方の北と南にある県であり、その2つの県を結ぶ道は九州地方を縦断することのできる道になります。その種類は九州自動車道を使った「バス」、JR九州を使った「JR新幹線」、空路を使った「飛行機」があります。そこで今回、これらの交通手段の違いについて詳しく比較してみましたので、ぜひご覧ください。

福岡県福岡市の博多は、福岡県の中でも中心部であり九州地方の中でも特に賑わっている場所でもあります。そんな玄関口でもある博多には、博多祇園山笠などのお祭りや、辛子明太子などの特産品なども数多くあり、観光地としても大変人気のある街です。

鹿児島には桜島や屋久島など自然豊かな街であり、焼酎製造や養豚などの産業も盛んな街であります。そんな鹿児島の玄関口は「鹿児島中央駅」です。鹿児島県全域へのアクセス拠点となっているこの場所は、JRやバスや路面電車などの停留所でもあり、どこへ向かうにも重要となってくる場所です。

では実際に「バス」「JR新幹線」「飛行機」を利用して移動した際に、どのような道のりで行くのか、どのぐらいの時間を要するのか、どのぐらいの料金で利用できるのかをみてみたいと思います。比較の為、「鹿児島中央駅」から「博多駅」までをまとめてみましたのでご覧ください。

鹿児島と福岡博多を結ぶ交通手段の1つ目が「バス」です。バスでの移動は昼の便の「高速バス」か夜の便の「夜行バス」になります。どちらのバスを使っても、九州自動車道を使い、停留所などに留まりながら進んで行きます。バス会社は「JR九州バス」と「南九州観光バス」の2会社のバスが走っています。

JR九州バスが運営するバスは「桜島号」で、昼の高速バスと夜の夜行バスを各バス会社が走らせています。各停留場に留まりながらに各停便から、大きな停留所にだけ留まるノンストップ便など、用途に合わせての種類があります。また座席は主に3列シートで、全席予約が必要のようです。

南九州観光バスが運営するバスは「南九号」で、鹿児島と博多を1日1往復のみ走っています。鹿児島中央駅から博多までの間に3つの停留所に留まりながら、進んでいくようです。また、座席は主に4列シートにようで、全席予約制のようです。しかし予約は出発の30分前まで可能であるということです。

鹿児島と福岡博多を結ぶ交通手段の2つ目が「JR新幹線」です。2011年に博多から鹿児島までの全線が開通し、九州新幹線とも呼ばれています。新幹線は800系の「つばめ」「さくら」、N700系の「さくら」「みずほ」が走っていて、「さくら」「みずほ」は山陽新幹線経由で新大阪駅まで結んでいます。

鹿児島と福岡博多を結ぶ交通手段の3つ目が「飛行機」です。鹿児島の鹿児島空港と福岡の福岡空港を結ぶ飛行機は、運航している会社が日本航空のみになります。また、空港が市街地から離れているため、空港へのアクセスも必要になるほか、日本航空の飛行機も1日に1便しか飛んでおらず、時間などに制限がでてくる可能性があります。

JR九州バスの「桜島号」の場合、昼の各停便では約5時間弱、ノンストップ便では約4時間半、夜の夜行便では約6時間半の時間を要するそうです。昼の便の出発時間は5時半頃から20時頃と数多くの便が運航していて、ご都合に合わせた時間を選択することができます。夜行便は23時半頃出発し、翌日の5時半頃着くようになっています。

南九州観光バスの「南九号」の場合は1日に1往復しか運航していません。7時半に鹿児島中央駅を出発し、11時過ぎに博多へ到着します。また17時半過ぎに博多駅を出発し、21時過ぎに鹿児島中央駅へ到着します。所要時間は約3時間半です。

「JR新幹線」を利用した場合の所要時間は各駅停車の場合、約1時間35分で到着します。また、鹿児島を出発し、熊本に停車し博多まで進む、急行便では約1時間17分で到着することができます。6時の始発から23時の最終便まで、1時間に約2本の新幹線が走っていて、自分の時間に合わせて乗車することができます。

「新幹線」を利用した場合の所要時間は約1時間です。しかし、鹿児島から出発の場合12時25分（2017年5月現在）に出発の便しかありませんし、福岡から出発の便も14時発の便しかない為、時間の制限が出てくることが予想されます。また搭乗手続き等も必要になってきますので、出発時間前には空港にいる必要もあります。

JR九州バスの「桜島号」の場合、普通運賃は片道5450円です。ネットで予約すると5340円、片道九州新幹線を利用する条件の割引切符では3860円、往復乗車券は4115円（ネット予約の場合4035円）、4枚綴り回数券は3855円（ネット予約の場合3605円）（有効期限あり）と割引乗車券もあります。

南九州観光バスの「南九号」の場合、普通運賃は片道3600円です。ネットで予約すると平日の火曜日から木曜日までは2900円、月曜日と金曜日は3200円の割引価格になるそうです。しかしゴールデンウイークや夏休み期間などのハイシーズンは割引対象外となる場合もあるそうなので、予約の際には注意が必要です。

「JR新幹線」を利用した場合の料金は指定席の場合、乗車券5510円、特急券4940円の合計10450円、自由席の場合は9930円です。ネットで予約した場合は9260円、3日前までにネットで予約した場合は8600円、7日前までにネットで予約した場合には7710円と大変お得になります。

また九州新幹線2枚切符で購入すると、片道9450円です。また家族でご利用になる場合は7日から21日前までに購入できるファミリーネット予約は、大人片道7710円、子供2000円です。その他には期間限定ではありますが、2017年4月から9月の間で、列車限定、座席限定の早得切符を7000円で購入することもできます。

「飛行機」を利用した場合の料金は、大人片道普通運賃20800円です。しかし飛行機には様々な種類の割引があり、予約を早く申し込むほどお安く利用することもできます。今回の場合、最も最安値は6800円でした。普通運賃の半額以下で利用できることになります。その為飛行機を利用する場合は、早めの予約をおすすめします。

今回「バス」「JR新幹線」「飛行機」の交通手段をまとめるにあたり、「鹿児島中央駅」から「博多駅」までの道のりで比較させていただいています。その為、交通手段「飛行機」利用の場合は、駅から空港への交通手段も必要になってきますので、特別編として空港へのアクセス方法についてもまとめてみたいと思います。

鹿児島中央駅から鹿児島空港へのアクセス方法は、バスかタクシーになります。タクシーは約10000円、バスの場合は1250円の料金がかかるようです。バスの場合は約10分から15分の間隔で便が出ていますので、飛行機の時間に合わせながら便を選択できます。また所要時間は約40分ほどで空港に到着することができます。

福岡空港は市街地に近い空港であるため、博多駅までの距離は近いようです。アクセス方法は、バスと地下鉄とタクシーになります。バスの場合の料金は260円で所要時間は約10分。地下鉄の場合の料金も260円で所要時間も約10分。タクシーの場合の料金は約1500円ほどのようです。

「バス」を利用した場合のメリットは料金がお安く、夜行バスを利用することで丸1日福岡で過ごすことができることでしょう。「JR新幹線」を利用した場合のメリットは到着までの時間が短いことでしょう。「飛行機」を利用した場合のメリットは荷物を持ったままの移動が少なくてすむことでしょう。

「バス」を利用した場合は時間が非常にかかることでしょう。夜行バスでの時間はメリットにもなりますが、前日からの移動になるのでデメリットともいえるでしょう。「JR新幹線」を利用した場合は料金が他に比べると高いことでしょう。「飛行機」を利用した場合は時間がとてもかかってしまい、過ごすことのできる時間が減ることでしょう。

それぞれの交通手段を用いた場合をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか？メリットやデメリットも目的が観光であるのか、お仕事であるのかや、時間はどのぐらいあるのかなど、それぞれのプランによって変わってくることだと思いますが、迷った際には参考になればと思います。ぜひ鹿児島から福岡への旅を楽しんで下さいね。