乗鞍高原の観光名所8選！紅葉など自然豊富なスポットを満喫しよう

乗鞍高原は、長野県の飛騨山脈の南部東側に位置する高原で、3026メートルの標高を持つ乗鞍岳を中心として広がっている美しい高原です。夏場には避暑地となっていて、夏から秋にかけて登山やサイクリングなどが盛んです。冬場になるとスキーやスノーボードを目的に観光に訪れる方も多く、豊かな自然を利用した観光地です。また温泉の名所としても人気です。そんな乗鞍高原のおすすめの観光名所を8箇所厳選してご紹介します。

乗鞍岳を通る乗鞍エコーラインは、日本一の高所を走る、まるで天空の道路です。乗鞍岳でおすすめなのはウォーキング、もしくは登山です。バスで畳平まで行き下車します。そこから遊歩道に沿って歩いてみると、可憐で可愛らしい高原植物のお花畑が広がっています。チングルマやコメバツガザクラ、ウサギギク、コイワカガミ、アオノツガザクラ、クロユリなどの50種類程の色鮮やかな花々が咲き誇っています。

尚乗鞍岳の遊歩道は約30分ほどで周れるので、山に慣れていない初心者の方でも気軽に観光ができます。尚畳平より約1時間30分の登山で、乗鞍岳の山頂に登れます。高原植物だけではなく、周辺の穂高連峰などの山々の景色は絶景です。また紅葉の季節も大変おすすめです。例年9月頃になると乗鞍岳を赤や黄色に染めていく紅葉は、乗鞍岳の見どころの1つ。鮮やかな紅葉を眺めながらウォーキングや登山を楽しんでみませんか?

乗鞍高原の見どころの1つである｢一ノ瀬園地｣は、乗鞍高原の中央部にある約60万平方メートルの雄大な緑地であり、キャンプ場として利用ができるスポットです。一ノ瀬園地で是非見ていただきたいのは水芭蕉です。遊歩道を歩きながら愛らしい沢山の水芭蕉を楽しめますよ。また紅葉の時期になると周辺が赤や黄色の色に染まり、夏場とは違った風景を作り出します。その美しい紅葉を撮るため、毎年写真家の方々も訪れる観光地です。

また一ノ瀬園地に訪れたら、サイクリングがおすすめです。道がデコボコしておらず割と平坦なので、サイクリングに適している観光地です。子連れのファミリーでも楽しめる場所でもありますよ。小川や池、湿原などの見どころが点在し、のどかな風景が広がる美しい場所なので、キャンプを目的に家族や友達などと行ったり、カップルでサイクリングなどを楽しむのもおすすめです。

乗鞍高原の｢三本滝｣も見どころの1つです。三本滝は、日本の滝100選に選ばれているだけあり、立派な観光名所となっています。乗鞍高原の上部にあり、3つの水源が異なる滝が同じ滝壺に流れている珍しい滝でもあります。それぞれの滝によって様子は異なり、向かって右側の滝は黒い沢の滝と呼び、躍動感があり三段になって水が流れてゆきます。向かって左側の滝は無名沢の滝と呼び、糸のように少ない水量で流れています。

そして中央の滝は本沢の滝と呼び、一番水量が多く勢いよく流れています。3つの異なる性質を持つ滝が流れている様子はとても見応えがあり、乗鞍高原の名所となっています。この三本滝へ行くには乗鞍高原センターから車で約15分ほどの駐車場へ行き、そこから1時間少し歩かなくてはいけません。そのためウォーキングや登山に慣れている方が行くことをおすすめします。また冬場は危険なので避けた方が賢明です。

｢善五郎の滝｣は、三本滝を更に下がって行くと目の前に現れる滝です。落差は21メートル、幅は8メートルで、ダイナミック!といった目立つ滝ではないのですが、横一列になって綺麗にお行儀よく流れている様子が伺えます。こんな均一に流れている滝は珍しいですよね。三本滝はどちらかというと自由勝手気儘に流れている様子に対し、真逆な性質を持っています。2つの滝は近いので、見比べてみると面白いかもしれません。

また｢善五郎の滝｣の見どころの1つとして、虹が挙げられます。朝から午前中にかけて虹がかかることもあるので、その時間帯に訪れた方は、シャッターチャンスです。滝と虹のコラボは本当に美しい姿です。善五郎の滝までは結構歩くかと思うので、滝のマイナスイオンを浴びてリフレッシュしてくださいね。滝のパワーで癒されそうです。冬場に善五郎滝に行くと氷瀑がご覧頂けます。紅葉の時期も美しい姿が見られますよ。

乗鞍高原の中で最も見応えのある迫力のある滝は、｢番所大滝｣です。乗鞍高原の見どころでもあるので、おさえておきたい観光スポットです。番所大滝は、標高1248メートル、幅15メートル、落差40メートルの大滝です。番所大滝の前には展望台があり、そこから迫力のある滝を近くで見ることができます。滝を見るための展望台ってなかなかないですよね。まるで滝壺に吸い込まれてしまいそうな勢いを持っている滝に魅了されます。

番所大滝は、他の滝にはないような荒々しい流れを持っています。夏場にこの滝を見ると夏の暑さを忘れられそうなくらい涼しげな気分にな理、秋には周辺の木々が紅葉し、冬には凍結し、季節によって違った表情を見せてくれるのも魅力的です。滝の上流に沿って歩ける千間淵遊歩道では、整備が整っているので安心して散策ができます。番所大滝と併せて楽しみましょう。乗鞍高原でおすすめのスポットです。

牛留池は、乗鞍高原を代表とする池なので、絶対に外せない観光スポットです。休暇村のバス停からすぐ近くにある池で、標高1590メートルに位置している静かで穏やかな池です。針葉樹に囲まれていて、池の向こうの乗鞍をパノラマで一望する景色がまさに絶景です。晴天の時には水面に乗鞍岳が逆さまに映る逆乗鞍をご覧いただけます。遊歩道が整備されているので、歩きながら、様々な高原植物を観察できる場所です。

牛留池周辺の遊歩道では、5月には水芭蕉、6月にはミツガシワなどの可憐な花々が咲きます。また有名なぐるりと輪にねじれた、ねじねじの木もあります。アップダウンが少ない土地なので、小さなお子様でもウォーキングが楽しめるおすすめのスポットです。まるで絵葉書に書かれているような穏やかな景色がここにあります。乗鞍高原に行ったら絶対に外せない観光スポットです。

乗鞍高原は、温泉でも有名ということを知っていますか?乗鞍高原にある湯けむり館では、戦国武将の武田信玄によって開拓された大樋銀山より自然に湧き出ている乳発色の温泉をそのまま使っています。単純硫黄温泉のため硫黄の匂いは強いですが、経痛･筋肉痛･五十肩･関節痛･運動麻痺などなど、温泉の効能は様々あり、古くから多くの人々に親しまれ、愛されてきた温泉です。登山やハイキングの途中に立ち寄ってみませんか?

また湯けむり館では、内風呂･外風呂ともに、乗鞍岳を眺めながら温泉に入れるという贅沢なロケーション。開放的でとても気持ちよく寛ぐことができますよ。館内には、カフェ･レストランがあるので、温泉に浸かった後、お食事も堪能できます。登山やハイキングで汗をかいた後に温泉に入って、体も気持ちもリフレッシュしましょう。

｢乗鞍観光センター｣は、乗鞍高原の中腹にある観光案内所です。乗鞍高原での観光の拠点であり、畳平へのシャトルバスの発着所でもあります。ここでは、乗鞍高原の観光スポットや登山に関する情報収集などもできるので、乗鞍高原に到着したら、まずは立ち寄っていただきたいスポットです。

また乗鞍高原のお土産が販売しているので、時間があれば見てみてくださいね。またこのバス停では、乗鞍方面だけではなく、白骨温泉や上高地方面に行くバスも出ているので、そちらの方面に向かいたい方は事前に時刻表をチェックしておきましょう。大勢の観光客、登山客が集まるスポットです。

美しい自然が豊富にある乗鞍高原だけあって、星空も素晴らしいのです。乗鞍高原は都市からも離れており、町の光も少なく空気も澄んでいるため、特に天気の良い日には、満天の星空が楽しめます。

運が良い時には天の川までご覧いただけることも。無数の星々に天の川がみられるなんて、夢の世界のようですね。お子様連れのファミリーにとっても、お子様の天体観測として勉強になりそうです。またカップルで満天の星空をみたらロマンチックな雰囲気を楽しめるかもしれません。

乗鞍高原の見どころを8箇所厳選してご紹介させていただきました。緑や花々、昔からの自然がそのまま残っており、心も体もリフレッシュできそうな観光地ばかりです。今回ご紹介した名所以外にも、乗鞍高原には見どころが満載です。乗鞍高原で、自然と触れ合い日頃の疲れを癒してきてください。