西尾市・観光スポット11選！おすすめの名所やイベントなどを紹介！

西尾市は抹茶の産地として知られています。2011年の西尾市・幡豆郡三町の合併により更に多くの観光資源を有するようになり、より戦略的かつ効果的な施策で観光振興を図る事が重要となりました。基本理念を「おもてなしの心で迎え入れる多彩な魅力と活力が繋がる観光のまち西尾」とし、今後の環境事業を推進していきます。

西尾市東幡豆町から蒲郡市金平町に至る5.1kmの有料道路です。6月から7月にかけて7万本のアジサイが咲き、「アジサイライン」の名で知られています。終点の形原温泉「アジサイの里」には5万本、近くの「三河のアジサイ寺」本光寺には1万本のアジサイが咲き、6月の「アジサイ祭り」には大勢の花見のお客さんで賑わいます。

三ヶ根山スカイラインには、アジサイ以外にもいくつか名所があります。おすすめなのは、名鉄蒲郡線内にある「愛知こどもの国」。三河湾を見下ろす丘陵地に作られた公園です。「子供と自然との対話」などをテーマとし、自然を通して様々な事を学んだり体験する、子供の国ならではの参加型イベントや各種自然教室も毎月開催しています。

三ヶ根山スカイラインからの眺望は大変美しく、蒲郡市街から太平洋、天気の良い日には名古屋市内まで臨めます。夜景のスポットとしても有名であり、特に夜に行けば通行無料にもなるのでおすすめです。ツーリングが趣味で夜景や日の出が見たい人には「聖地」とも言うべき場所であり、自信のある人は是非足を運んでみてください。

一色港で水揚げされる鮮度の高い魚介類を販売している人気の海鮮マーケットです。大きな恵比寿様の像が目印です。新鮮な魚介ならではの品質の良さと安さが売りで、特産品のウナギやエビ煎餅がおすすめです。魚に限らず青果店など一色町のグルメ食材が集合しているので、地元のみならず観光客にも人気のスポットになっています。

一色さかな広場では、バラエティに富んだお店の数々がお客さんを迎え入れます。中でもおすすめなのは「一色うなぎ」。矢作川水系の清らかな水を利用して、より天然に近い環境の中で育った味わい深いウナギを店頭で調理、香ばしい特製ダレで仕上げたうな丼は当店イチオシの料理です。良質な脂の乗った味を是非召し上がってください。

一色さかな広場の周辺にはいくつもの観光施設やそこで行われるイベントがあります。ハイキングロードや海水浴場がある「佐久島」、地域文化の総合拠点である「一色学びの館」など魅力的な場所が多いですが、今の季節にピッタリなのは西尾市・一色地区の海岸で行われる潮干狩りです。西尾市は国内有数のアサリ産地として知られています。

毎年3月から6月にかけては、大勢の観光客が潮干狩りに訪れ賑わいます。また沖合ではノリの養殖も盛んで、豊かな磯の香りも楽しめます。このように一色町は高い水揚げ量を誇るだけでなく、新鮮な魚介の育成も盛んな名所であると言えます。潮干狩りは意外と混み合う事が多いので、なるべく早めに来る事をおすすめします。

植木・苗木・鉢木など産地直売方式で提供する総合ショッピングセンターです。約1000種の花による四季折々の彩りが満ちています。東海地区随一のスケールで、植木展示場や盆栽展示場、花き温室展示場、モデル庭園などが設置され、種類も豊富に低料金で提供しています。またガーデニングや造園などに関するアドバイスも行っています。

西尾市憩の農園でも名所中の名所はバラ園です。西尾市憩いの農園では、5月の10日頃よりバラ園の花が見頃を迎えます。この時季から6月下旬までかぐわしい香りや色とりどりの花が咲き誇り、皆様のご来園をお待ちしております。また憩の農園内の温室にて、5月14日から6月4日までのバラ祭り開催期間中は鉢花や苗木を販売しています。

また憩の農園内には各テナントも充実、園芸資材から新鮮な農作物、地元の特産品まで幅広く取り揃えています。休憩コーナーには地域特産の食料品やカフェレストランがあるので、バラエティ豊かに楽しめるようになっています。色々なアドバイスを受けられるので、ガーデニングや造園を趣味としている人には是非足を運んで欲しい場所です。

明治に創業した老舗の畳専門店です。豆畳作り体験も出来る西尾市吉良町の畳屋さんで、豆畳の他にコースター、カード入れなど色柄が選べて自分だけのオリジナルが作れます。他県からの信頼も厚く、今年は畳替えで熊本のイ草農家を応援するキャンペーンを実施しています。イ草は赤ちゃんにも優しい天然素材なのでおすすめです。

榊原タタミ店の体験教室は、豆畳作りとコースター・ティーマット作りの2種類があります。どちらも土日に実施しており、参加費として1000円ほど必要になります。年齢層は20代以上の女性が多く、子連れで参加する事が多いようです。いつも空いているので参加しやすいのもメリットの１つです。畳作りに興味のある人は気軽にご参加ください。

コースター・ティーマットは和の湯飲みから洋のグラスまで色々なシーンにマッチする作り、豆畳はマウスパッド・花台・写真立てなど幅広い用途で使えるようになっています。どちらも色や柄が豊富なので、選んでいるだけでも非常に楽しくなります。これらのプランはネットで予約も可能なので、いつでも気軽に申し込めます。

小さいながら波静かで家族連れの多い海水浴場です。賑やかな音楽も流さず、静かで心落ち着くビーチにこだわった穴場です。毎年夏には家族連れから若いカップルまで、多くの海水浴客が訪れています。南国情緒溢れる「吉良ワイキキビーチ」を初め海水浴場が4ヶ所もあるので、西尾では海水浴の名所とされています。手軽な海水浴をどうぞ。

西尾市では海水浴場以外にも、数々のイベントが用意されています。今の時期だと3月から8月までの間、市内幡豆公園の各所で潮干狩りが楽しめます。豊穣の海に育まれたアサリは美味しく栄養も豊富です。西尾市では潮干狩りの出来る場所が７ヶ所もあるので、どうか気軽にご参加ください。行くならまだ涼しい今の時季がおすすめです。

寺部海水浴場でも特に目玉とされている吉良ワイキキビーチでは、毎年８月下旬に「ハワイアンフェスティバル」なるイベントを開催しています。ハワイ・オアフ島から招いたプロのダンサー達によるフラダンスやポリネシアンダンスショーを披露、観光客も参加出来ます。吉良ワイキキビーチに来た時は是非足を運んで欲しいイベントです！

名鉄西尾駅から徒歩2分で行けるゲームセンターです。スペースインベーダーやゼビウスなど、1980年代から90年代の懐かしいアーケードゲームが置いてあります。以前館長は「天野スポーツ」というスポーツショップを経営していた事から当時の看板がそのまま目印になっています。レトロゲームファンにとって「聖地」とも言うべき場所です。

入口付近にはニューゲームが並んでいますが、奥に進むとレトロゲームのエリアが広がり、更に奥に進むと会員専用のVIPルームまで用意してあります。「ゲームをじっくり楽しんでもらう」という館長のモットーにより、天野ゲーム博物館はあくまで会員制になっています。ゲーム機の故障が玉に瑕ですが、何時間もゲームを楽しめる名所です。

西尾市市子町（イチゴ町）でイチゴ狩りが楽しめます。腰を曲げずにゆったりと摘み取れる高設栽培でイチゴを育成しているので参加客からも評判です。新企画や農園で採れたイチゴを活かしたオリジナルスイーツの開発も行っており、その1つであるロールケーキはプレーンとショコラの2種類がありますが、数量限定販売の為予約がおすすめです。

他にも、イチゴ狩りの絵や写真を投稿して参加出来る「絵-1グランプリ」・「写-1グランプリ」などのイベントも人気があります。更に今シーズンは落書きし放題の巨大黒板（15畳）が登場する他、今シーズンデビューの子ヤギのメルちゃんを筆頭にウサギやモルモットなどの小動物と触れ合えるコーナーなど、様々な企画を用意しています。

小説「人生劇場」で有名な作家・尾崎士郎所縁の品々を展示している記念館です。人生劇場の挿絵や映画版ポスターから、大田区の士郎の自宅から移築された書斎まで展示・公開しています。そのエネルギッシュな創作活動を伝える為に、特に机周りの雑然とした雰囲気を出す事にこだわっています。作家の息遣いが伝わるファン必見の名所です。

展示品は殆どが遺族から寄贈されたものばかりであり、細かいものまで含めると4000点以上にもなる総資料数から直接原稿・書簡・著書・台本・愛用品などを順次展示しています。館内では作品に合わせて、館長が色々説明してくれるので便利です。より詳しく知るキッカケにもなります。また併設されている旧糟谷邸も見所が多くおすすめです。

クリーンセンター（ゴミ焼却場）の余熱を利用した、エコロジー時代に沿った温水プールを主としたレジャー施設です。プール・トレーニングルーム・浴室などの施設以外にも、水泳教室やエアロビなどのイベントも実施しています。こちらは抽選によって参加者が決められており、当選者のみ参加出来るようになっています。

温水プールなので気候や季節に関係なく利用出来るのが大きなメリットです。また一般的な25ｍプール以外にも流れるプールや波の出るプールなど、豊富な種類でたっぷり遊べるプールばかりなので子供も大喜びです。やや混み合う事が多いですが、屋内プールなので紫外線の心配もいりません。家族でお越しの際は是非足を運んでください。

三河湾を臨む三ヶ根山上に建てられた、東条英機を初めとする殉国七士の墓です。殉国七士とは、太平洋戦争開戦時に日本の指導的立場にいた人達の事です。終戦から1年後の1946年から1948年の2年間に渡って、敗戦国である日本の戦争指導者達を連合国が国際法を無視して不当に裁く裁判が執り行われました。これを「東京裁判」と言います。

不当な裁判の結果、東条達7人は「A級戦犯」として処刑されました。が、処刑から2年半後にGHQのダグラス・マッカーサー総帥により東京裁判は間違いだった事が正式に表明されました。更に10年後、有志との偶然の出会いから三ヶ根山頂に墓地建設が決まりました。遺族を初め政財界などからの賛同と援助を受けて、昭和35年に完成しました。

東京裁判は戦後日本にも大きな爪痕を残しました。「プレスコード」というメディアの規制により、「日本は悪い事をした」という自虐的かつ悪辣な考えは今も我々の意識に根付いています。しかし、我々は東京裁判を忘れてはいけません。自衛の為に戦い、そして不当な裁判に殺された7人の命の為にも、事実から目を背けてはいけないんです。

毎年夏になると行われる西尾市の花火大会です。海と川を会場に毎年2つの花火大会を見られる事から全国でも屈指のイベントとされています。大体7月と8月の2回に分けられており、7月が「吉良花火大会」と「宮崎ぎおん祭り」、8月が「西尾・米津の川まつり」です。花火と共にメッセージを打ち上げる「メッセージ花火」もあります。

西尾・米津の川まつりは毎年お盆の8月15日に行われるので、故人の霊を慰めるべく読経や焼香、万灯流しを経てから始まります。万灯が川面に浮かぶ中、上空にスターマインなどの艶やかな光が宙に舞う光景は、死者への手向けだけではなく我々の心にも素敵な思い出を刻むでしょう。是非この名所に行って、光景を目に焼き付けましょう。

明治時代の実業家・岩瀬弥助が創設した市立図書館です。現在は西尾市に管理されていて、重要文化財を含む古典籍から近代の実用書まで、幅広い分野と時代の蔵書8万冊余りを保存・公開する書物の博物館です。日本の本の長い歴史や豊かな文化について体験しながら学べるユニークな展示を行っている名所でもあります。

岩瀬文庫と聞いてまず思い浮かべるのが、この旧書庫です。が、漆喰壁のヒビ割れや二度の大きな地震を経て、所々にほころびも見え始めました。また厚い壁のお陰で書庫内の温度の変化は激しく、今では旧書庫は年に一度の特別公開を除いて封印されています。特別公開に行った人はとてもラッキーなので岩瀬文庫の名所を一度ご覧ください。

三ヶ根山にて毎年6月1日から30日の間に開催される「三ヶ根山あじさい祭り」、その中でもメインイベントとされているのが、山頂駐車場にて開催される「あじさいフェスティバル」です。地域特産品の物産展を初め、ハズレナシの大抽選会・子供向けの楽しいゲーム会・バルーンアートショー・和太鼓演奏など数々のイベントを行います。

イベント以外ではアジサイが三ヶ根山の見所です。この季節にはアジサイが満開となり、7万本のアジサイが咲き競う中、風光明媚な三河湾を眺めながらのドライブが人気になっています。今年のあじさいフェスティバルは6月17日と18日に開催されます。アジサイと三河湾の一緒に撮影出来る場所もあるので、カメラを持ってお出かけください。

西尾市は歴史と文化に溢れた素晴らしい町です。国内一の生産量を誇る抹茶を初め、町を支えてきた要素を無駄にせず、むしろ活かす事で町を発展させ続けている点には目を見張るものがありますね。今回紹介した場所だけでなく、他の場所にも是非足を運んでください。では、西尾市への旅が良い体験になる事を心よりお祈り申し上げます。