ロンドンの新名所!テートモダン
ロンドンの新名所、テートモダンはまだまだ新しい近現代アート美術館です。見どころいっぱいの観光スポットで、以前発電所であった建物を使用しています。テートモダンの見どころや、アクセス、カフェやお土産店の情報まで余すところなくご紹介します。ロンドンに行かれる際は、ぜひ近現代アートに触れてみてはいかがでしょうか?
テートモダンはどんな美術館?
テートモダンはロンドンのテムズ川近くにあるサウスバンク地区に位置する、近現代アート美術館です。2000年にオープンして以来、ロンドン市民や観光客から非常に人気が高くなっています。ロンドンの国立美術館や博物館は入場無料ですので、テートモダンも入場料なしで見ることができます。気軽に訪れることができますね。
テートモダンにはピカソやゴッホ、シャガールやダリといった有名画家の作品が展示されています。中でも最も有名なコレクションがマーク・ロスコのシーグラム壁画で、何枚もの壁画をひと部屋に集めたロスコ・ルームがあるほど、力を入れた展示を行っています。季節によって企画展示の内容が変わりますので、いつ行っても新しい発見がありそうですね。
発電所だったテートモダン
テートモダンの新ビル10階の展望台からの眺め。煙突の向こうにはセントポール寺院、鏡のような尖った高層ビルはイギリスで1番高いThe Shard(309.7m)。#ロンドン散歩 pic.twitter.com/Ueztr0tsvV
— Yo Okada-Howells (@yoookd) July 31, 2017
2000年にオープンした近現代アート美術館であるテートモダンは、元々バンクサイド発電所として使用されていた建物を改造して造られました。発電所自体は、イギリスの赤い電話ボックスやバターシー発電所をデザインしたことでも知られる、サー・ジャイルズ・ギルバート・スコットによって設計されました。99メートルもの高さの煙突が印象的です。
テートモダンは建物それ自体がカッコイイ。宇宙船の中みたいだ。 pic.twitter.com/lqYzZB7ZSk
— K.K.Ramone (@KkDPTS) July 27, 2017
1981年に閉鎖された発電所は、変電所として利用される以外は役目を終えていました。現在のテートブリテンの貯蔵、展示スペース確保のために、近現代美術館の機能を移す計画が立てられた際に、バンクサイド発電所の名前が挙がりました。発電所を改造して再利用されることが決定し、2000年のミレニアムプロジェクトの一環としたオープンに至りました。
近現代アートを見るならテートモダン!
テートモダンには近現代アート作品が所狭しと展示されています。時代別ではなくテーマ別に展示がされているので、ひとつの展示しか見られなくても有名作家の作品を一通り見られるように、工夫がされています。テーマに沿った展示がまとめられているので、その世界に浸れそうですね。常設展示の他に企画展示も行われているため、何度行っても楽しめそうです。
テートモダンに行ってきた
— 秒速100User@ロンドン在住 (@floyd_nx) July 23, 2017
やっぱ博物館は楽しいね#london#ロンドン pic.twitter.com/re3O5c91d8
テートモダンの特徴は、テーマ別の展示のため、有名な画家と新鋭の画家の作品が入り乱れて展示されていることです。突然ピカソやモネの絵が展示されていたりするので、見逃さないようにしなければなりませんね。絵画や彫刻、映像作品など幅広い作品が展示されているので、好きな作品を探しながらゆっくり近現代アートを楽しんでください。
テートモダン見どころ①タービンホール
タービンホールには発電所時代、大型の発電機が置かれていました。現在はテートモダンの特徴的なエントランスとして、利用されています。天井まで吹き抜けの空間で、3400平方メートルもの面積を誇り、タービンホール内では季節によって様々な企画展示や特別展示が行われています。
こんな誰もいないテートモダンのタービンホールはじめて!巨大彫刻作品はリチャード・タトルのもの。 pic.twitter.com/EEzN11YcAm
— Yo Okada-Howells (@yoookd) January 15, 2015
タービンホールでは、ユニリーバ社の提供の元、毎年ユニリーバ・シリーズと呼ばれる人気企画が開催されています。その広さを利用した巨大な作品が展示されることが多く、ダイナミックな展示スペースとして人気を博しています。発電所時代発電機が置かれていた場所に、現在は近現代アート作品が置かれるとは不思議な感覚に陥りそうですね。
テートモダン見どころ②タンクス
テートモダンの地下にある3つのシリンダー状のスペースは、発電所時代オイルが貯蔵されていたことから、タンクスと名付けられました。人の目に触れることがなかった貯蔵タンクを露出し、ヘルツォーク&デ・ムーロンの設計により、貯蔵タンクが展示に使用されることになりました。
タンクスでは、映像アートや映画やビデオなどが常設で展示されています。映像アートのための施設としては世界初のギャラリーです。自分がアートの一部になることができる展示などもあるので、様々なアートを楽しんでみてください。時間を忘れて楽しんでしまうこと間違いなしです。
テートモダン見どころ③スイッチハウス
テートモダンは発電所を再利用したボイラーハウスの他に、新しくスイッチハウスをオープンしました。建物はねじれピラミッドと呼ばれる要塞風の建物で、設計はボイラーハウスの時と同じくヘルツォーク&ド・ムーロンが担当しました。ボイラーハウスと調和されるよう、レンガで覆われた建物は、地上10階建て高さ64.5メートルです。
スイッチハウス内の展示は、1960年代の立体やインスタレーション、映像アートが中心です。有名作家の作品も数多く展示されており、草間彌生など日本人作家や画家の作品も展示されています。広いテートモダンの中をゆっくり鑑賞して、ぜひ探してみてください。
テートモダンカフェでひと休み
テートモダン内はカフェやレストラン、バーが充実しています。歩き疲れたらふらっと立ち寄って、食事やお茶が楽しめるので嬉しいですね。特に人気が高いのが、テートモダン最上階のレストランです。お茶や食事、お酒をいただきながらロンドンの街並みを一望できるため、人気の高いスポットとなっています。
テートモダン最上階のレストランからは、セントポール大聖堂やミレニアムブリッジを目の前に見ることができます。景観抜群ですので、ついつい長居してしまいそうですね。金曜日と土曜日は夜もオープンしていますので、夜景を楽しむこともできます。テートモダンからの絶景を、思う存分堪能してくださいね。
テラスショップではお土産も充実!
テートモダンはお土産の品揃えも抜群です。テラスショップでは、デザイナーやアーティストとのコラボレーション商品など、テートモダンならではのお土産が取り揃えられています。アーティストブックや美術関連の本も数多く揃えられているので、アート好きな方へのお土産選びには最適の場所といえるでしょう。
帰りにふらりと立ち寄ったテートモダンのショップの品揃えがとても良かった❣️ロンドンをこよなく愛する人たちのための本かというくらいどれも興味深くてついつい長居してしまった:sweat_drops::sweat_drops:子供向けの本もクオリティ高し! pic.twitter.com/foVpaPgtpk
— CHIRO (@CHIRO_PIXTA) July 21, 2017
コラボレーション商品は、文房具やTシャツ、ポストカード、エコバッグなどといった定番商品から、子供向けの絵本まで様々です。見ているだけで楽しくなってしまうお店なので、時間を忘れて見入ってしまいそうです。テートモダンを訪れた記念に、お気に入り作品の商品を購入して帰りたいですね。
テートモダンまでのアクセス
テートモダンへは、何パターンかアクセス方法があります。地下鉄のサークルライン、またはディストリクトラインのブラックフライアーズ駅で下車後、ブラックフライアーズ橋を渡って向かえば、テムズ川から見る景色を楽しみながら行くことができます。地下鉄ジュビリーラインのサザーク駅からも行くことができるので、便利な方を選んでみてください。
ざ・シャードが刺さってます。遠くにタワーブリッジ。ミレニアムブリッジより。この橋でテートモダンからセントポールまで真っ直ぐ行けるのさ。 pic.twitter.com/YCwt4Ip7d4
— čajka (@kamomeilll) July 30, 2017
おすすめの観光ルートとしては、セントポール大聖堂とテートモダンは同日にまわるといいでしょう。ミレニアムブリッジを渡れば簡単に行き来ができるので、散歩しながら向かってみてください。2000年のミレニアム記念に造られたミレニアムブリッジを渡ることもできるので、観光ルートとしては一石二鳥のルートではないでしょうか。
船旅を楽しみたい方には、テムズ川をボートで渡る方法がおすすめです。テートモダンと関連施設であるテートブリテンの間を往復しているボートがあるので、両方の美術館へ行かれる場合は非常に便利ですね。クリスマスシーズン以外は毎日40分おきに運行していますので、ぜひ利用してみてください。美術館の余韻に浸りながら船旅が楽しめるので、ゆっくりできそうですね。
ロンドンへ行くならテートモダンへ!
ロンドンのテートモダンは、新しい観光スポットとして人気が高まっています。近現代アートが好きな方はもちろん、あまり興味がない方でも、十分に楽しめるのでぜひ訪れたいスポットですね。年々進化を続けているテートモダンを、ぜひ訪れてみてください。五感が刺激されること間違いなしですよ!
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