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ウェストミンスター寺院!チケットや見学などの観光情報をご紹介

ウェストミンスター寺院!チケットや見学などの観光情報をご紹介
投稿日: 2017年8月6日最終更新日: 2020年10月7日

ロンドンのウェストミンスターにあるウェストミンスター寺院は、代々イギリス国王の戴冠式やロイヤル・ウェディングが執り行われてきた寺院です。イギリスでももっとも重要な宗教的建物のひとつであるウェストミンスター寺院はみどころいっぱいの観光スポットです。

ウェストミンスター寺院は人気の観光スポット見出し

イギリス・ロンドンのウェストミンスターにあるウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)は、戴冠式や結婚式などの重要な王室行事が執り行われる寺院として、そして鐘の音でも有名な教会です。古い歴史を誇る荘厳な建物はロンドンでも人気の観光スポットになっています。そんなウェストミンスター寺院のアクセス、チケット、見学などの観光情報をご紹介します。

ウェストミンスター寺院の歴史見出し

古い歴史のあるウェストミンスター寺院は、960年代にエドガー王によって設立されたベネディクト派の修道会が起源とされています。1042年頃にエドワード懺悔王が、自分の墓所にするために教会建物の建築を始め、1065年の終わり、エドワード懺悔王が亡くなる1週間前に完成しました。

記録に残る初めての戴冠式は1066年のノルマン・コンクエスト後の最初の王、ウィリアム征服王で、その後、現在まで国王の戴冠はウェストミンスター寺院で行われています。王室関連の行事に使用されることが多いウェストミンスター寺院では、現在までに16のロイヤル・ウェディングが行われ、2011年にはウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式もここで行われました。

ウェストミンスター寺院の建物見出し

イギリスでも中世ゴシック様式の代表的な建築物であるウェストミンスター寺院は、1245年にヘンリー3世によって現在の建物の建築が始められました。1517年リチャード2世の時代になってから完成した後も、時代を経ながら増築・改築がなされています。1987年にユネスコの世界遺産に文化遺産として登録されました。

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ウェストミンスター寺院の鐘見出し

日本でも学校や職場などの始業と就業に使われている鐘の音は「ウェストミンスターの鐘(Westminster Quarters)」と呼ばれる鐘の音です。「ウェストミンスターの鐘」はもともとは1793年にケンブリッジの教会の鐘の為に書かれた音楽ですが、19世紀の中ごろにウェストミンスター宮殿(国会議事堂)の時計台ビッグ・ベンの鐘の音として使用されるようになりました。

ウェストミンスター寺院のみどころ①詩人のコーナー見出し

ウェストミンスター寺院の中でも最も有名なスポットの一つが詩人のコーナー(Poets' Corner)です。詩人のコーナーと呼ばれていますが、実際には詩人の他にも作家、音楽家、建築家などの墓碑や記念碑があります。有名なところでは、チャールズ・ディケンズ、作曲家ヘンデル、トーマス・ハーディ、20世紀に入ってからは俳優のローレンス・オリビエもウェストミンスター寺院に埋葬されています。

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ウェストミンスター寺院のみどころ②戴冠式の椅子見出し

ウェストミンスター寺院にある戴冠式で使われる椅子(Coronation Chair)は「エドワード王の椅子」とも呼ばれています。「運命の石(Stone of Destiny)」というスコットランド王の戴冠式で使われていた石を戦利品としてイングランドに持ち帰ったエドワード1世によって、石を収納するために作られた椅子です。

エドワード王の椅子は1308年に作られたもので、下の部分には石を収納するために棚状になっています。運命の石は現在ではスコットランドに返還されエディンバラ城にあるため、戴冠式をする際にはウェストミンスター寺院に貸し出されます。

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ウェストミンスター寺院のみどころ③アイザック・ニュートン見出し

ウェストミンスター寺院には、アイザック・ニュートンの記念碑があります。記念碑には万有引力の法則、光に関する研究、反射望遠鏡の発明などのニュートンが成し遂げた数々のものが表現されています。科学者としてはニュートンの他にもチャールズ・ダーウィンやマイケル・ファラデイなどが埋葬されています。

ウェストミンスター寺院のみどころ④コスマティ・ペイヴメント見出し

コスマティ・ペイヴメント(Cosmati Pavement)は、祭壇の近くに敷かれたペイヴメント(歩道)で、ヘンリー3世の命によって1268年に完成しました。名前の由来は、コスマティ・ペイヴメントを制作したローマのタイル職人の名前で、ウェストミンスター寺院のペイヴメントも実際にローマからの職人によって制作されました。

ウェストミンスター寺院のみどころ⑤エリザベス1世とメアリー1世の墓見出し

メアリー1世とエリザベス1世は、母親が違うものの2人ともヘンリー8世の娘で、同じ墓の中に埋葬されています。墓の上にある彫像はエリザベス1世のものだけで、二人のいとこであるジェームズ1世によってデザインされました。ヘンリー8世が宗教改革ののちに英国国教会を設立すると、ウェストミンスター寺院は英国国教会の教会となりました。

ヘンリー8世の死後、メアリー1世が即位すると、ウェストミンスター寺院はカトリックの修道院に戻り、さらにその後のエリザベス1世の治世には英国国教会に戻る、という波乱万丈な歴史のある寺院です。ウェストミンスター寺院で行われたエリザベス一世の戴冠式は、ラテン語ではなく英語で行われた初めての戴冠式でした。

ウェストミンスター寺院の見学ツアー見出し

ウェストミンスター寺院ではガイド付きの見学ツアーに参加することもできます。90分ほどの見学ツアーでは、エドワード懺悔王の廟、王族の墓、詩人のコーナー、クロイスター(中庭)、身廊などを見学して回ります。見学ツアーの参加者は10人までとなっていて、入場料とは別に£5の料金がかかります。

ウェストミンスター寺院のオーディオガイド見出し

ウェストミンスター寺院のオーディオガイドはチケット売り場のすぐそばで、無料で借りることが出来ます。その他、ウェストミンスター寺院のオーディオガイドはスマートフォン用のアプリでもダウンロードすることができ、英語版ではジェレミー・アイアンズがナレーションをしています。

ウェストミンスター寺院でアフタヌーンティー見出し

ウェストミンスター寺院のセラリウム・カフェ&レストラン(Cellarium Cafe and Restaurant)は、もともとは14世紀に建てられた部分にあり、修道士たちが食料貯蔵室として使用していた場所にあります。ブレックファスト、ランチ、ディナーの他にアフタヌーンティーも楽しむことができます。

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ウェストミンスター寺院のショップ見出し

ウェストミンスター寺院には2つのショップがあり、そのうちのひとつはビジター出口の近くにあり、ショップに入るだけならチケット無しでアクセスできます。もうひとつはセラリウム・カフェ&レストランの近くにあり、どちらもウェストミンスター寺院の開館時間のあいだにオープンしています。ウェストミンスター寺院ならではのグッズや、ロンドンのお土産なども販売しています。

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ウェストミンスター寺院のアクセス見出し

ウェストミンスター寺院への地下鉄でのアクセス方法は数種類あります。ジュビリー線・ディストリクト線・サークル線のウェストミンスター駅で下車すると、テムズ川方面からのアクセスで、ビッグベンで有名なウェストミンスター宮殿(国会議事堂)も見ることができます。ディストリクト線・サークル線のセント・ジェームズ駅からも徒歩でのアクセスが可能です。

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ウェストミンスター寺院のチケット①オンラインで予約見出し

ウェストミンスター寺院のチケットは事前にオンラインで購入することができ、現地で購入するよりは割安となっています。チケットの値段は大人が£20、6歳から16歳までが£9、5歳以下の子供の入場料は無料となっています。家族連れの場合では、割安なファミリー・チケットを購入することもできます。

ウェストミンスター寺院のチケット②ロンドン・パスを利用見出し

ウェストミンスター寺院をはじめ、ロンドンの複数の観光名所を一日で周る場合にお得なのがロンドン・パスです。ロンドン塔など70以上のアトラクションでチケットとして使うことができるロンドン・パスは、3日間から10日間まで5種類のパスがあり、£70から£170ほどです。さらにウェストミンスター寺院では、チケットの列に並ばずにアクセスできるファスト・トラック・パスとしても使用できます。

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イギリスの歴史がつまったウェストミンスター寺院見出し

設立から1000年以上の歴史があるウェストミンスター寺院は、イギリス王室だけではなく、過去1000年にわたる人々の歴史が埋められている教会です。ステンドグラスにはキリスト教の物語を見ることができ、内部の装飾や肖像なども見る価値があります。ロンドンでは是非訪れたいスポットの一つです。

投稿日: 2017年8月6日最終更新日: 2020年10月7日

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