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ナンシーの観光スポットは?美術館の紹介や見どころを解説!アールヌーボーの街!

ナンシーの観光スポットは?美術館の紹介や見どころを解説!アールヌーボーの街!
投稿日: 2017年8月2日最終更新日: 2020年10月7日

パリから310キロ北東へ行った所にナンシーと言う街が有ります。美術館や世界遺産の多い文化都市です。町にはアールヌーボーの装飾が溢れるお洒落な街、フランス菓子マカロンの発祥の地でもあります。そんなナンシーから、美術館や観光スポットをご紹介して行きたいと思います。

ナンシーの街って?見出し

フランス北東部の街ナンシーは、芸術が盛んで美術館などが充実しています。新しい街と旧市街を取り持つ、世界遺産の広場も有ります。そしてアールヌーボーの装飾であふれた美しい街でもあります。そんなナンシーの街から、観光の見どころをご紹介して行きたいと思いますので楽しみにしていて下さい。

「ナンシー」の街で見かけるアールヌーボーって?見出し

アールヌーボーと言うのは、装飾様式を表した呼び方です。新しいタイプの芸術で、花や植物をモチーフにして自由な曲線と融合させた新しいデザインの事です。19世紀末から20世紀の初めの新しい素材、ガラスや鉄と組み合わせてデザインされているのが特徴となっています。工芸品やグラフィック、建築デザインにも使われています。エミール・ガレの名が有名ですね。

「ナンシー」の観光スポット:スタニスラス広場見出し

世界遺産

「スタニスラス広場」は中世の面影を残す旧市街と、16世紀から17世紀にかけて作られた新しい街を一つにしようと考案され作られた広場なのです。広場の周りには美しい建造物が立ち並び、カフェも沢山軒を連ねています。お茶やランチをしながら、ゆっくりと広場の景色を楽しむのも良いですね。ゆっくりと雰囲気を楽しめる広場があるのは良いですね。

世界遺産に認定されているロココ調の豪華な門が、訪れる人々の目を惹きます。ネプチューンの噴水とロココ調の豪華な装飾が施された鉄の門です。豪華絢爛で見応えのある装飾は、一見の価値があると思います。ナンシーの街の見どころ、フランスらしい風景ですね。この繊細さが、個人的にはたまりません。

スタニスラス広場のもう一つの門、こちらは石造りの重厚な門です。こちらは又鉄製の門とは趣が違っていますね。この門を抜けるともう一つの世界遺産「カリエール広場」へと続きます。剛健でありながら、細部に渡って美しい装飾が施されていますね。こう言うのを観るとさすがフランスだなと思います。

「ナンシー」の観光スポット:カリエール広場見出し

世界遺産

先程ご紹介した石造りの門をくぐり抜けて少し歩くと、「カリエール広場」に到着します。中世の都市計画の面影を残す歴史的な佇まいは見どころです。そのままの建物や建築物が、美しい装飾と共に残されている様子は一見の価値が有ります。もう一つ「スタニスラス広場」から東に行くとこじんまりとした噴水の広場「アリアンス広場」が在ります。

「ナンシー」の観光スポット:La Porte de la Craffe    見出し

まるで絵本の中のお城そのもの、と言った風情の建物があります。こちらはお城の様に見えますが、門なのです。日中は門を通り抜ける事が出来、内部の様子を見る事が出来ます。二つの塔は、昔牢獄にしようされていたそうです。現在はそんな面影はなく、明るい雰囲気です。

辺りの風景としっくり馴染んでいるので、うっかり見逃さない様にして下さいね。外観や内部共に中世の雰囲気が、まるで映画のセットか何かの様に感じられて見応えがあります。古い建物が、この様に現在も街に溶け込んで建っているなんて素晴しいですね。可愛らしくメルヘンチックな外観なので、写真を撮るのが楽しくなります。監獄だったとは思えませんね。

「ナンシー」の観光スポット:ナンシー美術館見出し

「ナンシー美術館」は、世界遺産「スタニスラス広場」に面した所に在り、ナンシーで初めて建てられた美術館です。地方の美術館にしては大変充実した展示内容となっていて、見応えがありお勧めです。14世紀から20世紀の画家、ドラクロワからピカソまでの画家の作品が展示されています。

「ナンシー美術館」の見どころは、この美しいらせん階段です。アールヌーボー様式の美しい曲線を用いた装飾が魅力的です。建物自体が、展示物の一つの様でとても綺麗です。地上階は明るい日が差し込み、ルーベンスやモネ等の有名画家の絵画が展示されています。地下室には、ドーム兄弟のガラスの装飾コレクションが沢山展示されています。

アールヌーボーを代表するアーティスト、『ガレ』の作品が一堂に観れるのでお勧めの美術館です。又日本人アーティストの『草間彌生部屋』の展示も、とても素晴らしく大きな見どころとなっています。「ナンシー美術館」の開館時間は10時から18時まで、定休日は火曜日となっています。

「ナンシー」の観光スポット:ナンシー派美術館見出し

「ナンシー派美術館」には、ナンシー派として活躍したアーティストのアールヌーボーの作品を観る事が出来ます。ガレの作品を数多く観る事が出来るので、フランスを観光されたらガレファンの方には是非訪れて頂きたい美術館です。美術館の佇まいも落ち着い田雰囲気で良い感じですね。

「ナンシー派美術館」の展示法は、ナンシー派のアールヌーボーの工芸作品が、まるでリビングにそのまま在る様な感じで展示されています。特にガレの作品は、数多く見応えがあり見どころでもあります。ガレの美しい作品の数々を一堂に見れるので、ため息物です。「ナンシー派美術館」のもう一つの見どころ、数々の芸術的趣向を凝らした庭園も素晴らしいです。

透き通ったアールヌーボーのガラス作品を、外の風景と併せて観るのも風情があって良い物です。「ナンシー派美術館」の開館時間は、10時から18時です。定休日は月曜と火曜日、1月1日、5月1日、7月14日、11月1日、12月25日になります。素敵なアールヌーボーの作品に囲まれて幸せな気分に浸ってみては如何でしょうか。

「ナンシー」の観光スポット:ロレーヌ美術館見出し

「ロレーヌ美術館」では、ロレーヌ地方の人々の暮らしと結びついた芸術や文化の展示がされています。ロレーヌ地方で発掘されたガラス作品は勿論の事、ガラス作りの道具やファクトリーの模型なども展示されています。紀元前からアールヌーボーまでの作品が展示されています。美術館の外観もすっきりとした上品な感じになっています。

ガラス製品の展示と共に、ロレーヌ地方の生活の様子を知る事が出来る展示はとても興味深いです。「ロレーヌ美術館」では、ユダヤ教に関する品を展示した展示室も見どころの一つとなっています。是非時間に余裕のある方は、「ナンシー美術館」や「ナンシー派美術館」と併せてご覧になられると良いと思います。

「ナンシー」の観光スポット:Basilique Saint-Epvre     見出し

「Basilique Saint-Epvre」は、ゴシック建築のとても美しい建物です。尖塔の高さは87.1メートルもあり、「スタニスラス広場」からも見る事が出来ます。夜にはライトアップもされるので、とても見応えがあります。フランス人建築家Prosper Moreyの設計によって建てられた教会です。大空にそびえ立つ尖塔は美しいですね。

ゴシック様式の尖塔アーチや繊細な装飾は、観る人にため息を就かせる程美しいです。よく見るといくつもの小さな塔の一つ一つにも、繊細な装飾が施されています。この様なここまで凝ったヨーロッパのゴシック建築は、日本では見る事が出来ないので是非じっくりと観察して頂きたいと思います。日本の建築美とはまた随分趣きが違うので興味深いですね。

建物の中に入ると出迎えてくれるのが、うっとりする様なステンドグラスです。このステンドグラスは、フランスでは無くてドイツのバイエルンで作られた物だそうです。ステンドグラスを通して、外から差し込んで来る光が美しく神聖な雰囲気を醸し出しています。外観と内観の両方をぜひ満喫して下さいね。

「ナンシー」の観光スポット:旧市街見出し

旧市街をのんびり散策するのも楽しいと思います。中世からの街並みは、特に歴史好きな方にとってはたまらないスポットではないでしょうか。石畳を歩きながら、アールヌーボーで名声をあげたガレも、この道を歩き乍ら構想を値っていたのかな等と考えると感慨深いですね。

旧市街を歩いていると、突然歴史的建造物が現れて来たりします。中世から長い年月、様々な歴史を眺めて来たのかと思うと歴史的ロマンを感じますね。言葉が話せるものなら、是非中世の頃の話を聞いてみたいものです。フランスの様々な歴史が刻み込まれた古い建物は、それだけで価値のある存在ですね。じっくりと観察して、その偉大さを感じて観て下さい。

「ナンシー」の街を堪能しよう見出し

フランスの東部、ナンシーの街は芸術の溢れる街です。ナンシーの街から、世界遺産の広場や美術館をご紹介して来ましたが、如何でしたでしょうか。美しい装飾様式、アールヌーボーの発信地でもあります。ナンシーの地で活躍したガレの作品も美術館で沢山観る事が出来ます。旧市街の歴史的建造物も見応えがあります。芸術の街ナンシーを、是非満喫して頂きたいと思います。

投稿日: 2017年8月2日最終更新日: 2020年10月7日

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