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台北植物園は南国らしい景色が楽しめる穴場スポット!野鳥の声に癒されよう!

台北植物園は南国らしい景色が楽しめる穴場スポット!野鳥の声に癒されよう!
投稿日: 2017年11月8日最終更新日: 2020年10月8日

台北中心部から直ぐアクセスできる台北植物園は、広大な園内に2000種を超える植物が植えられています。園内では野鳥も観察でき、子連れにもおすすめの穴場の観光スポットでもあります。今回は、台北植物園の見どころスポットや周辺の観光スポットをご紹介します。

南国の景色や希少な野鳥に出会える台北植物園見出し

台北植物園はMRT「小南門」駅からほど近く、アクセスしやすい中心地にあります。約8.2ヘクタールある園内には、2000種を超える植物が栽培され、南国らしい景色と、数多く訪れる野鳥を観察できる穴場の観光スポットでもあります。今回は、台北植物園のアクセス、入場料、歴史から見どころ、また近隣の観光施設もご紹介します。

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日本統治時代から始まる台北植物園の歴史見出し

台北植物園は、日本統治時代の1896年に日本人が台湾以南に自生する多種類の植物種子を収集し、食用・薬用としての有用性の研究を目的として創建した「台北苗圃」を母体としています。その後、1921年に「台北植物園」へと名称が変更されました。100年以上の歴史を誇る同園は、現在は林業試験場が管理を行っています。

その歴史より、台北植物園は一般の公園とは異なり、系統的な科学調査、多様な植物の収集、栽培や植物多様性の保育などの植物研究の役割も担っています。収集した植物の種類は2000種を超え、現在では研究と共に台湾における教育機関としても重要な場所になっています。植物の展示は亜熱帯種の植物を中心に複数のエリアに分かれています。

展示エリアは、双子葉植物区、裸子植物区、シダ植物区、多肉植物区などの系統別に展示したエリア、また仏教植物区、文学植物区、民族文化植物区などの日本では珍しいエリア、シュロ区など南国らしい景色を望めるエリアなどがあります。研究を目的に創建された同園の歴史を踏まえて散策すると、異なる目線で植物を見ることが出来ます。

台北植物園の見どころ1:夏限定の絶景「蓮池」見出し

台北植物園には同園の代名詞ともいえる大きな蓮池があります。蓮の花の見ごろは6月から9月で、最盛期には池全体に20㎝ほどもあるピンクや白の大きな花が咲き誇ります。また、蓮池の隣には、蓮より小さい花を咲かせるスイレンも栽培されていて可愛らしい花を見ることができますし、両池では野鳥や魚が悠々と泳ぐ姿も観察できます。

蓮池の鑑賞場所は池に面した中華風のあずまや、池に隣接する国立歴史博物館の上から、または蓮池前の広場がおすすめで、それぞれ違う角度から美しい蓮池を眺めることができます。この蓮池は市民の憩いの場でもあり、子連れで散歩する人、バードウォッチングをする野鳥愛好家や写真撮影をする人などゆったりとした時が流れています。

蓮の花は日の出とともに開花し、7時から8時に満開になり、9時ころからはつぼみに戻っていきます。そのため、おすすめの蓮の花の見どころの鑑賞時間帯は午前中です。また蓮の花は開閉を3日繰り返し、4日目には花びらが散る儚く不思議な花です。この貴重な花が咲く6月から9月に台北を訪れる際はぜひ鑑賞に行ってみてください。

台北植物園の見どころ2:台北市指定の旧跡「布政使司文物館」見出し

同園にある布政使司文物館は清朝時代に現中山堂に設置されていた行政機関「台湾布政使司」の一部が移設されたものです。建物は台湾で唯一現存するビン南式で建立された大変貴重なもので、台北市に旧跡指定される歴史文化財となっています。建物は当時のままの状態が維持されており、正門に描かれた子孫繁栄を表す門神に圧倒されます。

館内には、移転の歴史背景、建築物の施工過程や建築装飾などについて展示されています。また「台湾布政使司」の一部である館内の広さから当時の建物がいかに豪華であったかを推測でき、館内を観覧するだけで歴史に思いを馳せることができます。中庭の植栽も見どころの一つで、建物との色のコントラストが美しく見ごたえがあります。

台北植物園の見どころ3:台湾初の植物標本館「臘(セキ)葉館」見出し

布政使司文物館と同じく台北市に旧跡されているのが臘(セキ)葉館です。このセキ葉館は台湾ではじめての植物標本館として1924年に建てられ、現在、館内には約1600種の植物標本が展示されています。また、2016年から1年の修復を経て、植物の歴史を伝える展示館として新たに生まれ変わった施設で、子連れの親子学習にもおすすめです。

セキ葉館は日本統治時代に植物の収集と研究が行われた場所でもあります。また、第二次世界大戦で紛失した、台湾植物の父と呼ばれ、タイワンスギなど約1600種の台湾植物を命名している日本人植物学者の早田氏と早田氏が参考にした文献の著者である台湾植物研究の先駆者であるフランス人宣教師のフォーリー氏の記念碑も再建されています。

台北植物園の見どころ4:日本統治時代の日本家屋「南門町三二三」見出し

南門町三二三は日本統治時代の昭和初期に日本人によって建てられた日本家屋です。同園が台湾苗圃だった当時、植物研究の拠点として多くの家屋が建設されました。戦後、同園が林業試験所に引き継がれてからは、残されていた建築物は宿舎として使用され、次第に荒廃していきました。南門町三二三は当時は茶店として使われた施設です。

南門町三二三の名称は、建設当時の住所の番地が「三二三番地」であったことに由来しています。2014年に長年放置され荒廃が進んだ家屋を、著名な台湾と日本の建築士により本来の建築様式に、庭園は日本式の枯山水庭園を日本の著名作庭家が手掛け見事に復元されオープンしました。日本統治時代の面影を残す新たな見どころとなっています。

台北植物園の見どころ5:木々や水辺に現れる「野鳥」見出し

同園にはたくさんの野鳥が人々とうまく距離をとりながら生活をしています。園内を歩くと頭上を野鳥が飛び交い野鳥の生息密度が高いことを実感します。台湾固有の亜種であるタイワンオナガ、台湾の固有の野鳥ゴシキドリ、日本でも沖縄など一部に生息する野鳥、シロハラクイナやシロガシラなどの野鳥に出会えます。

おすすめの観察スポットは池周辺の水周りで、珍しい野鳥が姿を現すこともあります。また運が良ければ通常山でしか観測できない台湾の国鳥であるヤマムスメに出会うこともできます。園内を散策するだけでも響き渡る美しい野鳥の声に癒されますし、子連れには野鳥や動物探しも同園の子連れにおすすめの過ごし方です。

台北植物園の見どころ6:南国の景色が広がる「亜熱帯植物」見出し

同園では日本では九州以南でしか観察できない亜熱帯植物、熱帯植物が栽培されています。沖縄のみに自生するダイオウヤシ、シュロの林、道に転がるパンノミなど台湾の様々な植物は南国ムードを盛り上げます。特に1枚の葉の長さが2mを超えるダイオウヤシの巨大ヤシ林は必見です。また、園内の温室には食虫植物などが展示されています。

また布政使司文物館前の池には、9つのエリアに分けられた水生植物がたくさん栽培されています。園内の各池では水生植物の間を泳ぐ魚やその魚を目的にやってくる野鳥なども観察できます。他にも、園内では植物に隠れた南国ならではの珍しい蝶や昆虫を観察することもできます。昆虫探しも子連れで一日楽しめる、おすすめの過ごし方です。

植物の展示もユニークで特に子連れにおすすめのコーナーは植物を漢字表記した時に関連がある十二支の名にまつわる植物を集めた展示コーナーです。子供の学習にもなりますし植物を通し異文化を感じられます。また、樹木や植物の間にリスやムササビなどの小動物が姿を現すことがあります。動物探しも子連れには楽しい過ごし方です。

台北植物園の園内情報と入場料見出し

開園時間は毎日午前4時より夜10時までで、年中無休となっています。入場料は大人の入場料も子供の入場料も無料で入園することができます。入り口脇の掲示板に、その時期に園内で咲いている花の案内や、その時に最も美しく咲いている花の情報が掲示されています(ホームページには開花カレンダーも掲載されています)。

園内には休憩用に複数のあずまや、トイレ等も設置され、バリアフリーで園内を散策できるよう整備した歩道もあるため、ベビーカーなどでの子連れでも安心です。また、観光案内所には日本語のリーフレットも用意されています。なお、布政使司文物館と南門町三二三の開館時間はそれぞれ、9時から16時、9時半から16時までとなっています。

台北植物園へのアクセス見出し

MRTでのアクセス方法は小南門線「小南門」駅で下車し出口3から出て、徒歩3分のところにあります。路線バスでのアクセスは和平幹線の1、242、624、907、藍28に乗り「植物園站」で下車後すぐにあります。園内には複数の入口がありますが、MRTでアクセスした場合は博愛路入口、路線バスでアクセスした場合は和平西路入口になります。

台北植物園近郊の見どころ1:企画展示が充実「国立歴史博物館」見出し

国立歴史博物館は中華風の色鮮やかな建物が印象的な約50年の歴史を持つ博物館で、歴史的にも美術的にも価値の高い文物を収蔵されています。常設展は「館蔵華夏文物」で、同博物館所有の美術工芸品が時代ごとに展示されているほか、企画展示も2、3か月ごとに開催されています。台湾で収蔵数一を誇る唐三彩と青銅器は見ものです。

開館時間は火曜日から日曜日の午前10時から午後6時までで休館は毎週月曜日となっています。入場料は大人の入場料がNT30元で学生の入場料がNT30元になります。MRTでのアクセス方法は中正紀念堂駅1、2番出口から南海路方向に徒歩で約10分。または、小南門駅からもアクセスでき、3番出口から植物園方向に進んだところにあります。

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台北の見所は、グルメだけではありません。台北には、個性的な美術館や歴史ある博物館が沢山あります。2年に一度開催される現代美術の祭典「台北ビエンナーレ」のメイン会場となる台北市立美術館をはじめ、国立故宮博物院や国立台湾博物館など、ワクワクな見所がいっぱいです。

台北植物園近郊の見どころ2:芸術教育の最先端「台湾芸術教育館」見出し

台湾初の公立芸術館として1957年に設立された台湾芸術教育館は、政府管轄で唯一「芸術教育」を推進している場所です。「人と芸術」を中心コンセプトに、京劇、古典音楽、伝統戯曲、台湾の原住民の楽舞など、様々な芸術が催され通年楽しめます。また、1950年代に建築された建物は独特で趣のある造りをしています。

この建物は、中国古典様式の新しいスタイルで建築され、庭園を囲むような造りになっています。2つの主要建物、南海劇場と南海書院に加え、南海屋外ギャラリーや南海芸文広場には掛け軸や絵やアート作品が展示されています。また、教育の一環としてイベント企画や芸術発表も行われ、子連れで親子学習するのにおすすめの場所です。

台北植物園近郊の見どころ3:ビル全体がアート「台北当代工芸設計分館」見出し

国立歴史博物館に隣接する台北当代工芸設計分館は、現代工芸品を中心に現代美術品の展示と販売を行っている施設です。同館は台湾で中洋折衷の建築を広めた台湾建築界の第一人者が手掛けた建築物でリノベーションを経て内観も美しく、建物自体が芸術品になっています。常設展示のほか、様々な企画展示も行われます。

館内の入り口すぐの2階にはギフトショップがあり、選りすぐりのメイドイン台湾のギフトが販売されています。高価なものからお手頃価格まで揃っているのでお土産探しにも最適なお店です。展示品も素晴らしいですが、階段や壁、ロッカーに至るまで伝統工芸が施されている館内装飾にも注目してみて下さい。入場料は無料となっています。

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観光客で賑わう台湾の首都、台北市。小籠包の名店はもちろん、様々なグルメが楽しめる夜市など見どころ満載です。グルメだけではなくコスパ抜群のコスメや色鮮やかな雑貨などお土産選びに事欠かないほど、可愛いお店も充実。素敵なお土産が見つかる台北のお店、紹介します!

台北植物園近郊の見どころ4:郵政関連の珍品の宝庫「郵政博物館」見出し

郵政博物館は郵政事業の発展や一般市民への郵政知識の広がりを目指して1965年に設立された施設です。10階建てビルの1階から7階が「郵政博物館」として開放され、郵政関係の物品や歴史展示が陳列されています。展示物数は切手だけでも約90万枚以上(内、台湾の切手類は約29万点)にのぼります。

切手以外では、各国の郵便マーク、郵便ポスト、郵便職員の制服や写真など6千以上の郵政関係の物品が展示されています。日本語音声ガイドもあり、台湾の郵政の歴史をより理解できますので、子連れにもおすすめです。また、1階では切手や郵便グッズの販売も行っていて、記念切手を始め、以前販売された切手などの購入も可能となっています。

MRTでのアクセス方法は淡水信義線、松山新店線の中正紀念堂駅2番出口から徒歩5分でいけます。営業時間は9時から17時までで、月曜日が休館日となります。入場料は大人の入場料が5NTドルとなっています。安い入場料に加え、子供が楽しめる乗り物やゲームもあるので子連れにはおすすめの観光施設です。

台北植物園へ行こう!見出し

台北植物園は南国らしい景色が楽しめる穴場スポット!野鳥の声に癒されよう!はいかがだったでしょうか。植物園付近のエリアは「南海学園」と呼ばれる広大な文教地区として、台湾の歴史を学べる地区であり、地元民の憩いの場でもあります。街中からのアクセスも容易ですので歴史や癒しを求めて台北植物園はいってみてはいかがでしょうか。

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投稿日: 2017年11月8日最終更新日: 2020年10月8日

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