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エールフランスの機内食で素敵な旅を
豊富なメニューと確かな味で人気のエールフランス航空の機内食をご存知ですか。機内食の印象は、比較的質素で空腹を満たすのみというイメージがありますが、エールフランス航空の機内食は美味しく大変人気なのです。豊富なドリンクや有料メニュー、特別食なども用意されています。エールフランス航空は、素敵な旅の始まりを彩ってくれるはずです。
機内食の役割
まずは、機内食について紹介します。機内食とは、航空会社が提供する食事で飛行機内で食べるものです。ほとんどの機内食は、空港の近隣の工場で製造され離陸後に加熱され配膳されています。また、国際航空運輸協会によって、一定の航路時間以上であれば機内食を提供されるように決められています。食事以外にも、ドリンクや嗜好を凝らした美味しい食事を提供されています。
機内食の歴史は?
世界で初めて機内食は、1919年に現在のブリティッシュ・エアウェイズで提供されたサンドウィッチと果物でした。日本では第二次世界大戦後前から大日本航空にて提供されていましたが、あくまで軽食でした。戦後は、日本航空(JAL)が1951年に国内線でサンドウィッチと紅茶などの提供を再開しました。LCCでは、有料の機内販売という形で提供をしています。
機内食の豆知識①【乗務員は何を食べているの?】
皆さんは、客実乗務員の方は何を食べていると思いますか。機長と副操縦士がそれぞれ違う食事を摂ることは有名ですが、実は客室乗務員の一部の方も乗客と違うものを食べるようになっています。これは、食中毒等の万が一に備えての措置です。食事の内容については、エコノミークラスとほぼ同レベルのものとなっています。
機内食の豆知識②【食器がプラスチックのワケ】
よく目にする機内食の容器は、プラスチックだと思います。これは、飛行機を離陸させるための最大重量が決められているためです。乗客を多く搭乗させるため、それ以外のものは極力軽量化が図られています。バッグなどの重量制限があるのもこのためです。しかし、ビジネスクラス以上ではプラスチックではなく陶器の食器が使われています。
機内食の豆知識③【機内食はいつ作られている?】
機内食は、約12時間前から近隣の工場で製造され始めます。製造し終わったものから、機内に乗せられていきすべて冷蔵庫にて保管されていきます。そして、みなさんが口にされる前にギャレーで温められて配膳されているのです。たまに容器が冷たいと感じることがあるかと思いますが、あれはきちんと冷蔵されていた証です。
エールフランス航空とKLMオランダ航空の関係
オランダのフラッグキャリアであるKLMオランダ航空をご存知でしょうか。1919年に設立された歴史ある航空会社ですが、このKLMオランダ航空とエールフランス航空は、2004年に両社間で持株会社方式で共同経営を開始した同会社なのです。共同経営を開始してから、数あるヨーロッパの航空会社の中でも営業収益第1位となっています。
エールフランスの就航路紹介
さて、美味しいエールフランスの機内食をいただくためには、就航路を知っておく必要があるので、紹介します。エールフランスは世界5大陸89か国と多くの地域に就航しています。一番多いのは、ヨーロッパで73路線。次いでアフリカの40路線。日本のあるアジアは、3番目の17路線となっています。エールフランス就航路の多さは世界の航空会社で第3位です。
エールフランスの機内食の種類
人気で美味しいエールフランスの機内食の種類を紹介します。エールフランス長距離便のエコノミークラスでは、日替わりの洋食・和食が用意されています。ワンランク上のプレミアムエコノミークラスでは、前菜とデザートがビジネスクラスと同じ食材を使ったメニューにランクアップします。更に有料のアラカルトミール3種類や特別食も用意されています。
エールフランス機内食【アラカルトミール】
もっと美味しい食事を楽しみたい方は有料のアラカルトミールが用意されています。フランスの創作料理やイタリアン、海の幸がたくさん詰まったメニューなど機内食とは思えない美味しい食事です。有料ではありますがとても人気で少しリッチな気持ちで旅をスタートさせることができます。人気となるのも納得の一品揃いです。どれも10~20ユーロ代で楽しむことができます。
先ほど紹介した3種類のアラカルトミール以外にも、パリ発着便限定で注文することができるメニューが2つあります。1つ目は、21ユーロで注文できる創作料理です。これは、フランスのトップシェフ2012で優勝したシェフがエールフランスの機内食用に考案した勝利です。2つ目は、28ユーロでご利用できるフランスの料理学校のシェフが特別考案した季節ごとの特別メニューです。
エールフランス機内食【アラカルトミール】の予約方法
アラカルトミールの予約方法は3つあります。1つ目は、航空券の購入時です。2つ目は、フライトの90日前から24時間前までに、エールフランスの「ご予約」ページからの予約。3つ目は、フライトの30時間から24時間までにオンライン・チェックインの際に予約することができます。各メニューは、季節に異なっているので季節ごとの楽しみもあります。
エールフランス機内食【アラカルトミール】の利用条件
アラカルトミールは、長距離路線エールフランス運航便にて、パリ・アメリカ・カナダ・アフリカ・中国・韓国・日本発の温かい食事を提供しているプレミアムエコノミーとエコノミークラスでのみ利用できるものです。インド行のフライトでは、アラカルトミールは利用できないのでご注意ください。
アラカルトミールの種類紹介
アラカルトミールは、季節によって異なってきますがコンセプトとしては3種類用意されています。1つ目は、18ユーロのフランスの伝統的な料理を楽しめる人気の「トラディショナル」。2つ目は、15ユーロで海の幸を堪能できシーフード好きに人気の「オーシャン」。最後は、12ユーロでイタリアの食材で楽しむ「イタリアン」です。どれも美味しい人気のメニュー揃いです。
エールフランス機内食【特別食】
エールフランスでは、多くの乗客の要望に沿うことができるよう幅広い食事やドリンクを用意しています。特に特徴的なのは、食事制限がある方向けの特別食です。有料のサービスですが、持病やアレルギー、低カロリー、宗教上の制限のある方向けの食事が用意されておりたくさんの方に機内食を楽しんでもらうことができるよう配慮されています。
エールフランス機内食【特別食】の予約方法
特別食は、長距離国際便の全線や一部規定の発着便にて予約することができます。出発の48時間前までに予約をすれば誰でも利用することができます。ただし、目的地により利用できない場合がありますのできちんと確認する必要があります。また、アレルゲンフリーの特別食は、微量の含有の有無があり得るので自己責任でお願いします。
アラカルトミールと特別食の違い
ここまで紹介してきた「アラカルトミール」と「特別食」の違いを整理します。どちらも有料という点では同じですが、アラカルトミールは、普通の機内食にはないコンセプトを持った料理を楽しむことができます。特別食は、食事制限をされている方向けに用意された身体や信仰に配慮したものです。どちらもエールフランスのおもてなしの心の表れです。
特別食を利用して欲しい方はこんな方
有料ではありますが、エールフランスの特別食を積極的に活用していただきたい方は、心臓疾患や腎臓疾患、糖尿病をお持ちの方。他には、グルテンフリーや低カロリーなどダイエット中の方やアレルギー持ちの方。そして宗教上、口にすることができないものがある方などは、この特別食のサービスをぜひ利用していただきたいです。有料ですが、安心して食事できる嬉しいサービスです。
エールフランスはドリンクメニューも充実
エールフランスでは、ドリンクメニューも幅広く用意されています。フルーツジュースからソフトドリンク、ホットドリンクは一般的なものは用意されています。そして、なんといってもエールフランスのドリンクメニューの目玉は、エコノミークラスでの飲むことができるシャンパンです。食事だけでなくドリンクでもフランスらしさを感じることができます。
エールフランスは軽食も用意されている
エールフランスでは、小腹がすいたときに自由に利用できる軽食があります。ギャレーに設けられたスナック菓子エリアに行けば、チョコやスナックなどの軽食が気軽に楽しむことができます。長距離移動で飽きてきたお子さんの気を紛らわすことや機内食では足りない方にぜひ利用してもらいたいサービスです。軽食とドリンクだけで十分飛行機の旅を楽しむことできるかもしれません。
エールフランスの機内食はフランス流
フランス流のおもてなし精神が詰まったエールフランスはどうでしたか。機内食は、今までのイメージを覆すほど美味しい食事が用意されており、さらに有料で身体に優しい食事をチョイスできるという乗客の「食事」をよく考えたサービスがあなたを待っています。ぜひ、長距離航路ではエールフランスを利用し、美味しい機内食とおもてなしを体験してみてください。
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