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沖縄の桜「寒緋桜」名所ご紹介!日本一早いお花見の時期はいつ?

沖縄の桜「寒緋桜」名所ご紹介!日本一早いお花見の時期はいつ?
投稿日: 2017年5月29日最終更新日: 2020年9月6日

日本で一番初めに花見ができる場所が「沖縄」です。沖縄では本土の桜と違い、「寒緋桜」という種類の桜が多く咲きます。1月下旬ころから2月上旬ころの時期に開花する寒緋桜。桜の名所はどこがあるのか、またどのようなお花見をするのかなどをご紹介します。

沖縄の桜はどのような桜でしょう見出し

沖縄では日本一早く桜が咲きます。1月の下旬から2月の上旬にかけて開花し、見ごろの時期はあちらこちらのお花見スポットでは桜まつりが開かれ、お花見を楽しむ人たちでにぎわいます。沖縄の桜は本土で多く咲く「ソメイヨシノ」ではなく「寒緋桜」という種類の桜です。沖縄では、この「寒緋桜」は早春の時期に開花し、日本一早い花見ができる桜なのです。そんな寒緋桜の名所をご紹介しましょう。

「寒緋桜」とはどのような桜?見出し

「寒緋桜」はバラ目バラ科サクラ属の花であり、ソメイヨシノなどと同じ種類に分けられます。少し濃いピンク色をした釣鐘状の花をつけ、下向きに咲きます。直径が2センチメートルほどと小さく、一重の花であり、花びらは5枚あります。少し小ぶりの木であり、まとまったきれいな姿をしています。1月から3月頃の時期に開花する桜として良く知られています。

葉っぱは卵形をしていて、縁の部分にはぎざぎざがあります。互い違いに生えていて、たくさんの日光を浴びることができるようになっています。また、花びらだけでなく、ガクの部分もピンク色をしているという特徴があります。また、ソメイヨシノははらはらと花びらが散ることで知られていますが、「寒緋桜」は花ごと落ちて散ります。さらには「寒緋桜」のさくらんぼは食べても美味しいということで知られています。

沖縄の桜と言えば「寒緋桜」見出し

「寒緋桜」は台湾や中国南部が原産とされる桜であり、沖縄で「桜」と言ったら「寒緋桜」のことを言います。亜熱帯性の桜ですが、ある程度の寒さにも耐えることができ、関東などでも育てることはできます。「ヒカンザクラ(緋寒桜)」とも呼ばれることがありますが、本土にある桜である「ヒガンザクラ(彼岸桜)」と間違えることもあるので、「寒緋桜」が通称とされています。

桜前線が南下?

沖縄の桜「寒緋桜」は気温の低下と共に開花をするという特徴があります。なので、沖縄の北のスポットから順番に咲き、同じ山なら山の頂上付近から順に咲いていくのです。桜前線が南下するという本土とは少し違った開花をする「寒緋桜」を桜の名所にお花見に行ってみましょう。

沖縄の「寒緋桜」は1月中旬ころから咲き始めます。県内をだいたい1か月ほどかけて南の方へと順々に咲いていきます。県庁所在地である「那覇市」周辺では1月下旬ころから2月上旬ころが一番の見ごろとなり、お花見を楽しめるようになります。

沖縄で「寒緋桜」のお花見方法見出し

沖縄の「寒緋桜」は例年1月の中旬頃から開花し1月下旬から2月上旬頃に満開となります。この時期に各地の名所では桜祭りなどがたくさん行われ、お花見を楽しむ人たちで溢れます。沖縄のお花見は桜の下で宴会を開くことが多い本土と違い、桜を眺めたり写真を撮ったりしながら見どころスポットをゆっくりと歩いていくという方法で行われます。開花している花をより楽しむことができるのが沖縄のお花見の特徴でもあります。

沖縄で「寒緋桜」のお花見1.今帰仁城見出し

沖縄の北部にある「今帰仁城跡」は世界遺産です。今帰仁城は13世紀頃まで歴史をさかのぼることができ、大変古くからある城の一つです。標高が100メートルほどあり、堅牢な城壁がある城としても良く知られています。建物は残っていませんが、頂上から見る景色はとても素敵だ、と観光スポットとなっています。観覧料は大人400円、小中高生300円、小学生未満は無料となっています。

「今帰仁城グスク桜祭り」は、1月下旬から2月上旬に開催される桜祭りです。城跡の平朗門からの参道には石造りの階段があり、その両側が桜並木となっていて大変美しいと評判です。日が沈んだ後にライトアップされる姿は大変趣がある名所として人気があります。寒緋桜がろうそくの灯りで照らされた姿は幻想的な雰囲気があります。点灯時間は桜祭りの開催時期の間の18時から21時までとなっています。

沖縄で「寒緋桜」のお花見2.本部八重岳見出し

国頭郡本部町にある「八重岳桜の森公園」で行われるのが「本部八重岳桜祭り」です。「ひとあし、お咲きに」という言葉をキャッチフレーズに日本一早い花見を楽しむことができるスポットです。道路脇にある4000本ほどの桜が満開を迎えるとまるでトンネルのようになり、大変魅力のある花見スポットです。この公園は山頂まで車でドライブできるということで人気があります。

この桜祭りでは朝から夜までたくさんのイベントが行われ、賑わう場所となっています。開催日の土日には臨時駐車場から八重岳までのシャトルバスも運行され、公園がしっかり整備されているところなので、小さな子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の人が楽しめる誰もが行きやすいお花見スポットです。

沖縄で「寒緋桜」のお花見3.名護中央公園見出し

名護市の隣にある名護岳にある名護中央公園で行われるのが「名護さくら祭り」です。市街地に近い場所なので、アクセスがしやすく、気軽にお花見に行ける場所です。公園の中にある名護城跡はさくらの名所100選にも選ばれていて、沖縄で最大規模のお花見の名所として人気があります。寒緋桜が2キロメートルほどの遊歩道を覆う姿は圧巻で、大変見どころのスポットとなっています。

また、公園の付近には沖縄だけにしか見ることができない動物や植物などをはじめとした自然が大変豊富であり、心の落ち着く場所と言えます。東シナ海の青色と自然の緑、そして桜の時期には桜のピンクのコントラストが大変素敵だ、と言われていて、絶景の見える場所として人気があります。

沖縄で「寒緋桜」のお花見4.久米島見出し

久米島空港から5キロメートルほど15分ほどのところで開かれる「久米島桜まつり」は、アーラ林道とだるま山園地の2か所で行われます。4キロメートルの道に約1500本の寒緋桜が咲き誇るアーラ林道は桜の名所として知られています。お花見シャトルバスも運行されていて、車窓でもお花見をすることができます。だるま山園地では約500本の桜があり、夜にはライトアップされ、人気のお花見スポットとなっています。

沖縄で「寒緋桜」のお花見5.八重瀬公園見出し

島尻群八重瀬町にある八重瀬城跡に作られている公園で行われるのが「やえせ桜まつり」です。約500本の寒緋桜があり、桜の開花時期には約170個もの提灯でライトアップされ、大変幻想的な桜の姿を見ることができます。地元の人から観光客にまで大変人気のあるお花見スポットの一つです。展望台からは沖縄の南部一帯を眺めることができます。桜まつりでは地元の作物や伝統工芸品の即売会なども行われます。

沖縄で「寒緋桜」のお花見6.与儀公園見出し

那覇市にある与儀公園で行われるのが「なはさくらまつり」です。ここには国際通りなどから徒歩で、またはゆいレールの「安里駅」から徒歩20分で行くことができるので、大変アクセスがラクラクな場所にあります。ここには約400本もの寒緋桜があり、少し遅めの2月中旬から下旬頃が見ごろとなります。ここでは南国ならではのヤシの木などと桜のコラボレーションを見ることができる、と人気となっています。

沖縄で「寒緋桜」のお花見7.漫湖公園見出し

那覇市の川と川の合流部分にできている干潟のある「漫湖公園」で行われるのが「那覇美らさくらまつり」です。この公園はラムサール条約にも登録されていて、マングローブや水鳥などの自然と桜を楽しむことができる場所です。約1000本の寒緋桜があり、ゆっくりとお花見を楽しむことができます。さくらまつりではスポーツフェスタや子供たちによるステージもあります。

その他にもたくさんの名所が!見出し

沖縄にはその他にもたくさんの寒緋桜を見ることができる場所があります。自然が豊富であり、寒緋桜もさまざまなところに咲いているので、自分のお気に入りの場所を見つけてのんびり楽しむのも良いでしょう。寒緋桜は下向きに花が咲くので、下から仰ぐように写真を撮ると青空とピンクの花が素敵に映え、魅力的な写真が撮ることができます。

寒緋桜の桜並木を見に沖縄へ!見出し

寒緋桜は関東以南であれば成長することができるので、本土でも楽しむことができる桜です。しかし、たくさんの寒緋桜の桜並木を見に行くなら沖縄へ行くのが一番です。今では沖縄へのパッケージ旅行やツアーも豊富であり、ファミリーでも、ひとり旅でも、女子会などでもさまざまなパターンの中から選ぶことができます。自分に合う旅行プランを立てて沖縄にお花見に出かけてみましょう。

寒緋桜を見に行きましょう見出し

日本一桜の開花が早い場所が「沖縄」です。そして、沖縄の桜と言ったら「寒緋桜」。一足早く沖縄で寒緋桜のお花見をしましょう。さまざまな桜祭りやイベントが行われ、楽しい時間を過ごすことができます。早春を感じられる場所「沖縄」に出かけてみましょう。

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投稿日: 2017年5月29日最終更新日: 2020年9月6日

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