吉野公園でお花見やプールが楽しめる！鹿児島の憩いの場の駐車場やアクセスは？

鹿児島県にある県立吉野公園は県民の憩いの場として昭和39年から整備された県立公園です。梅、桜、菖蒲、アジサイなど季節のお花見や夏には子供プールが開かれるなど多くの人が楽しめるスポットになっています。そんな吉野公園の楽しみ方を、アクセス方法や駐車場、開園時間の情報などおすすめの情報とともにご紹介していきます。

鹿児島県立吉野公園では同じく鹿児島県で有名な桜島を一望することができます。吉野公園内にある海岸展望台から桜島の雄大な姿を眺めるのも楽しいですね。桜島は約26000年前に生まれそれから17回の噴火を繰り返しています。桜島は北岳と南岳から成っていて、現在主に活動しているのは南岳です。

最近の噴火では1946年に溶岩を伴った噴火をしたのが最後で、その後は火山灰を噴出させる火山活動が続いています。吉野公園でもタイミングが合えば噴煙を上げる桜島を見ることができます。安全にはくれぐれも注意が必要ですが、ここに訪れないとなかなか見ることのできない光景だと思います。

お花見といえば桜のお花見を思い浮かべる人が多くいらしゃると思います。吉野公園では「吉野公園桜まつり」が毎年おこなわれており、630本のソメイヨシノが満開になるのを楽しむことができます。桜の時期になるとより多くの人が吉野公園を訪れ、花見客で賑わいます。

桜が満開の頃には桜島をバックに桜を見るという桜尽くしの景色も楽しめます。自然の大きさと豊かさを感じることができますね。桜島の名前の由来は諸説ありますが、桜島に木花咲耶姫命を祭る神社があり咲耶島と呼ばれていたのが転化したという説。10世紀中頃に大隅守を勤めた桜島忠信の名に由来するという説。海面に桜の花が浮かんで桜島ができたという伝説が由来という説。様々ありますがどれも素敵な由来ですね。

河津桜といえば静岡県の河津町の河津桜が有名ですよね。2月から3月にかけて満開になる早咲きの桜です。花の色はきれいなピンク色でサイズも大きくて人気があります。そんな河津桜が吉野公園にもあるって知ってましたか?吉野公園内に15本の河津桜が植わっていて2月の中旬頃が見頃となっています。この河津桜を目当てに訪れる人がいるほどのスポットになっています。機会があればぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。

5月頃になるとアヤメがとても綺麗です。なごみの庭という日本風の庭園で一面にアヤメが咲き乱れます。なごみの庭の優雅な日本庭園の雰囲気とアヤメの高貴な雰囲気がマッチしてとてもリラックスした空間になります。安らぎを得たい方にもぜひおすすめのスポットですので5月には一度訪れてみると良いでしょう。

吉野公園ではアヤメも有名ですが、実は花菖蒲も咲きます。このアヤメと花菖蒲。実は漢字で書くとアヤメも「菖蒲」と書きます。アヤメは花の中心に網目模様があって「文目」とも書きます。花菖蒲は花の中心が黄色くなっているので花の中心で見分けるといいでしょう。

吉野公園では梅雨の時期になると色とりどりの紫陽花(あじさい)が花を咲かせます。公園内には「紫陽花ロード」という紫陽花がたくさん植わっている道があります。紫陽花の見頃になると、紫、白、青など多くの紫陽花が人々の目を楽しませてくれます。それだけではなく紫陽花の苗の無料配布や挿し木教室もおこなっています。

吉野公園の紫陽花ロードに植えられている紫陽花の多くは西洋アジサイかガクアジサイです。西洋アジサイは普段見慣れている球形の紫陽花のことで、ガクアジサイは日本古来の紫陽花の種類でもともとはガクアジサイが紫陽花の本家だったのです。ガクアジサイを品種改良したものが西洋アジサイなんだそうです。

西洋アジサイとガクアジサイの見分け方は、小さなつぼみのような花の周りに紫陽花の花が咲いているものがガクアジサイ、紫陽花の花が全体に広がっているのが西洋アジサイです。実はガクアジサイの周りに咲いている花は装飾花という厳密にいうとガクという部分で本来の花は中心部分のつぼみのようなところなのです。西洋アジサイはこのガクの部分だけを全体に咲かせるように改良したものなんですね。

吉野公園で見られるこのブタのキャラクター、気になりますよね?このキャラクターは「ぐりぶー」といって鹿児島県のPRキャラクターなんです。かごしまPRキャラクターとして活動中とのこと。鹿児島県立公園だからこのぐりぶーの像もあるんですね。好きなものはさつまいも、特技はぐりぶーダンス、趣味はお花見ということなのでお花見のシーズンにはこの吉野公園にも訪れるのかもしれないですね。

ぐりぶーはかごしま黒豚と鹿児島の豊かな自然をイメージしたキャラクターで緑化のグリーンと豚を合わせて「ぐりぶー」という名前になったそうです。花と緑と鹿児島が大好きな男の子。性格は気は優しくて力持ち、好奇心旺盛、食いしん坊、そして「ぼっけもん」だそうです。ぼっけもんとは鹿児島の方言で「大胆な人」「豪胆な人」という薩摩男性の気質を現した言葉。そう聞くとイメージが少し変わりますね。

吉野公園には夏の期間(7月から8月)だけ開かれるちびっこプールがあります。小学校3年以下のみが入れるプールになっています。そのプールの利用料は無料なので、夏休みに訪れるには最高のスポットになりますね。プールの水の深さも大人の膝くらいまでしかないので、小さいお子さんでも安心して遊べます。ただし、くれぐれも目は離さないようにしましょう。

公園では頻繁にイベントもおこなわれます。「吉野公園グリーンフェスタ」ではフリーマーケットもおこなわれていて多くの人がテントを設置して思い思いの品を売っています。フリーマーケットに関しては他のイベントでも合わせて開催されることが多く、フリーマーケット好きにはたまらないスポットとなっています。

イベントのないときでも家族連れやグループ、一人で訪れる人もそれぞれの人がそれぞれの時間を楽しんでいます。大芝生広場は広々としているので、家族でレジャーを楽しんだり、芝生に寝そべってのんびりと過ごすなどそれぞれの時間をゆっくり楽しめます。

鹿児島県立吉野公園の住所ですが、鹿児島県鹿児島市吉野町7955です。アクセス方法は自動車を利用の方は九州自動車道の薩摩吉田ICで降り、県道16号線、県道215号線を利用するとICから15分ほどで鹿児島県立吉田公園に到着します。バスでのアクセスは鹿児島市の中心部から吉野公園行き、吉野ゴルフ場行きのバスが運行していますのでバスを利用される方はチェックしてください。

公園へのアクセスは自動車が多いと思いますが、吉野公園の駐車場は常設のものが420台です。お花見の時期になると多くの人が訪れるため臨時駐車場が増設されます。臨時駐車場は800台設置されますが、それでも時期によっては駐車場に入れない人が出るなどお花見の時期に訪れるには駐車場の混雑具合も考えて訪れたいですね。午前中なら比較的空いているようですのでお早めに出かけましょう。

開園時間ですが、時期によって多少時間が前後するのでお出かけ前に確認してから行かれることをおすすめします。4月から6月の開園時間は午前6時から午後7時まで。7月、8月の開園時間は午前6時から午後7時30分まで。9月の開園時間は午前6時から午後7時まで。

10月の開園時間は午前6時から午後6時まで。11月から2月までの開園時間は午前7時から午後5時まで。3月の開園時間は午前7時から午後6時まで、となっています。休園日は12月29日から12月31日までです。入園料は無料という嬉しい料金設定。桜苑という和室や運動芝生広場は利用に際して時間でお金がかかります。

鹿児島県立吉野公園はいかがだったでしょうか?県立公園だけあって公園の広さと施設も充実していて入園料は無料というぜひ活用したい公園です。県民の憩いの場として整備されましたが、様々な花の見頃には県民だけでなく多くの方が訪れるとても魅力的なスポットです。お出かけの際は駐車場のチェックや開園時間のチェックを忘れずに、家族みんなで楽しみましょう!