華山市場特集！人気の阜杭豆漿やその他の気になるお店をご紹介！

華山市場が台北市にて事業を開始したのは1980年のこと。それから28年後の2008年、台北市が改修費用900万元をかけて華山市場の内部を改修しました。そして同年10月、華山市場は現在の形で事業をスタート。現在、華山市場は観光客のみならず地元の人々にも愛される人気スポットとして定着しています。

華山市場は、台北市内の忠孝東路に面したビルの1階と2階で営業している施設です。華山市場ビルはMRT善導寺駅の5番口から外へ出たすぐ横にあるのでアクセスも楽々。駅から外に出て信号を渡ることなく徒歩数秒で到着できます。料理屋や雑貨屋、八百屋など様々なお店が立ち並ぶ、日々地元の人や観光客でにぎわう人気の観光スポットです。

善導寺駅のすぐ近くに位置している華山市場ですが、およそ1km弱離れたところには台北駅もあります。台北駅から華山市場へ徒歩で向かう際のアクセス時間は、約15分。台北市街を観光がてら、華山市場へ歩いてみるのもおすすめですよ。華山市場へ行く際は、お好きな方からアクセスしてみてくださいね。

華山市場1階では、魚や肉など新鮮な食材を販売。他にも天然素材を原料にした良質な石けんや縁起物のアクセサリーを取り扱う工芸店などがあり、お土産選びにおすすめです。料理屋が数多く並ぶ2階にはフードコートが設けられていて、目の前の忠孝東路を眺めつつ食事が楽しめます。朝から晩まで多くの人が訪れる、活気のある市場です。

華山市場には、サクサク食感のお菓子や鮮度の高い魚介で握ったお寿司など、美味しいグルメを提供するお店が豊富です。しかし、多くの店舗は月曜日を定休日に設定しているため、場合によっては台北グルメを堪能できないことも。華山市場へのアクセス前には、曜日を確認した方が良さそうです。

華山市場で朝食をいただくなら2階の「阜杭豆漿」がおすすめ。お店を代表するメニューは「豆漿」と呼ばれる豆乳のスープで、甘めの「甜豆漿」、塩味のついた「鹹豆漿」などがあります。観光客にはもちろんのこと、台北市民の利用も多い「阜杭豆漿」。日常的に華山市場ビルの外まで行列が続く人気のお店です。

「阜杭豆漿」で「豆漿」を食べる際は、一緒に「薄餅油條」をオーダーするのがおすすめ。揚げパンのような「薄餅油條」を「豆漿」に浸すのが台湾流の食べ方で、1度味わうとクセになること間違いなしの絶品台湾グルメです。その他、そぼろ肉をもち米で握った「飯糰」、玉子を薄焼き生地で包んだクレープ「蛋餅」なども食べられます。

利用客が多い「阜杭豆漿」ですが、時間によってはすぐに注文することもできるようです。営業時間は朝の5時30分から12時過ぎまでですが、料理がなくなった時点で店じまいとなります。確実に食べたいのであれば、早めの来店がおすすめです。

店名とロゴが表記された可愛らしい看板と、小さなしめ縄が店頭に飾られている「合掌村」。日本のお寿司屋と同じようなカウンター席が設けられており、職人が調理する光景を眺めつつ食事することが可能です。カウンターの目の前にあるネタケースには、鮮度抜群の海鮮が並べられている他、大きな鮭の頭部も飾られています。

「合掌村」で提供されるお寿司は、一般的なお寿司に加え、グラスやキューブ型の器に酢飯とネタを盛り付けたタイプなどバリエーション豊か。稲荷寿司に明太子をのせて軽く炙った「明太子稻荷壽司」など、「合掌村」ならではのお寿司も食べられます。味はさることながらどのお寿司も見た目が華やかで、視覚的にも満足できること間違いなし。

「合掌村」は、お寿司だけでなく海鮮丼も提供。マグロや海老をはじめ、サーモンやイクラなどをふんだんにのせた豪勢な「國民海鮮丼」を、150元で注文することができます。営業時間は11時30分から14時までと、17時から19時30分まで。新鮮な魚介を心ゆくまで堪能したい方におすすめしたい、人気の華山市場グルメです。

夫婦で営む「松鼠Bonbon」は、お菓子をメインに、食事メニューやジャムなどを販売するスイーツ店です。お客さんが良く購入する「土鳳梨酥」は、パイナップル「台鳳2号」を使用して作られたパイナップルケーキのこと。パイナップルの甘酸っぱさが美味しい、お土産にも最適な逸品です。

「土鳳梨酥」が人気の「松鼠Bonbon」ですが、「可麗露」も購入していくお客さんが多いおすすめスイーツです。「可麗露」はカヌレを指す言葉で、お店代表メニューといっても過言ではない商品。モッチリとした食感の生地をキャラメルでコーティングし、味わい深い逸品に仕上げてあります。玉子や牛乳、ラム酒などを混ぜ合わせた生地とキャラメルが口の中で一体になり、幸せになれる商品です。

「松鼠Bonbon」には、パイナップルケーキやカヌレ以外にも美味しいスイーツが揃っています。レモン汁や金柑を使用した小さめサイズの「瑪德蓮」は、ほんのりと柑橘系の香りがするお菓子。紅茶やコーヒーと一緒に楽しみたくなる味わいのマドレーヌです。ベーコンと玉ねぎを入れて焼いたキッシュ、滑らかかつしっとりとしたチーズケーキもおすすめ。

「松鼠Bonbon」の隣、「阜杭豆漿」向かいに位置する「Cube Brunch」は、トーストメニューが豊富なお店。店頭の左側に飾られた6つの美味しそうなメニューの写真が目印です。2014年開業以来老若男女に愛されてきた、朝から晩まで多くの人々が利用する人気店。新鮮サラダとトーストを楽しめる、ヘルシーなグルメを求める方々にぜひともおすすめしたいブランチです。

「Cube Brunch」には、トーストとともに野菜を気軽に摂取できるワンプレートメニューも豊富にあります。パニーニとサラダ、ホクホクのグリルポテトからなる「經典烤三種乳酪帕尼尼早午餐」は、食べ応え十分。ピーナッツバターとバジルソースを塗った2種のトーストとベーコン、スクランブルエッグが1度に味わえる「雙醬吐司早午餐」もリピート必至のおすすめメニューです。どのメニューもお手頃価格で味わえますよ。

大きな器にサラダがたっぷり盛られた「煙燻鮭魚木盆沙拉」には、お店特製のスモークサーモンを使用。新鮮野菜やスモークサーモンと良く合う自家製ソースは2種類から選択できます。あまりの美味しさに、お客さんたちがあっという間に完食してしまう人気のグルメ。日替わりでサツマイモ・クランベリー・リンゴの3種の中から1種類のトーストが付いてくるので、サラダもトーストも目いっぱい味わいたい方におすすめです。

華山市場2階にある「福記餅店」は、創業100年を超える老舗のお菓子店。多くのお客さんが購入する人気のケーキ「鳳梨酥」シリーズをはじめ、人々を虜にする美味しい商品を販売しています。「福記餅店」で購入できるお菓子はどれも個包装で、持ち運びも楽々。友人や職場の同僚に配るなど、お土産としても重宝するお菓子を求める方におすすめしたいお店です。

「総統三Q餅」も「福記餅店」を代表するお菓子の1つ。モチ入り餡を皮で包んだ、幅広い年代のお客さんに人気がある商品です。餡に使用している素材は、小豆や抹茶、黒ごまなど定番食材の他に、タロイモといった珍しいものもあります。「総統三Q餅」に使用している皮・餡・モチは全て自家製。サックリとした皮と餡のしっとり感、そして程良い弾力のモチが見事に調和した、食べた人を幸せな気持ちにしてくれるお菓子です。

商品化するまでに長時間を要したとされる「心太軟」は、パイナップル餡でモチを包んだ丁度良い甘さのお菓子。異なる食感が楽しく、いくらでも食べられそうな美味しさがあります。中の餡が高く跳び出したユニークな見た目の「肚臍餅」は、創業時からある商品。1口食べれば濃い味の緑豆餡が口に広がり、至福のひとときが味わえます。ほのかにお茶が香る「大禹嶺高山茶鳳梨酥」、口当たり滑らかな「金月亮」も大人気。

台湾の定番朝食から伝統のお菓子まで、人々を魅了する美味しい台北グルメが集結している華山市場。美味しいものを目いっぱい堪能できるため、今後も華山市場は人気の観光スポットとして成立していくでしょう。アクセス方法も便利なので、台北旅行の際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?