烏來（ウーライ）観光は夜市と夜景が人気！ホテルや人気のマッサージも紹介！

烏來（ウーライ）は、台湾（中華民国）の首都である台北の東南部に位置し、雪山山脈や加里山脈など山々に囲まれた街であります。台北からおよそ30km、車で高速道路や山道を走り、1時間程度で行き着くことができる観光地です。今回はそんな身近な観光地、烏來（ウーライ）を紹介します。

烏來（ウーライ）とは先住民であるタイヤル族の言葉で温泉という意味であり、台湾随一の温泉郷として有名な場所です。街の中心に温泉が湧きでる川、南勢渓が流れ、川を挟むように温泉宿やホテルが立ち並び、メインストリートの烏來（ウーライ）老街は、郷土料理を提供するレストランや土産店などが賑わいを見せています。渓谷や滝など自然豊かな景観も残り、日本からも足を運びやすい観光地として人気があります。

烏來（ウーライ）の名物料理といえば竹筒飯です。竹筒の中にもち米とアワビや雪蓮などの具材を入れて蒸してつくられたおこわの様なもので、もっちりした触感と優しい味わいが特徴です。さらに白玉甘蔗汁というさとうきびを丸ごとすりつぶしたドリンクもぜひ味わいたい逸品です。その他にも、大自然に恵まれたこの地ならではの新鮮な山菜や川エビをたっぷりと使った数々の料理も絶品です。

烏來（ウーライ）で観光客に人気のお土産といえば、温泉卵です。特に紹興酒につけた温泉卵はわざわざそれを目的に足を運ぶ人もいるそうです。また、タイヤル族の伝統的なお酒「粟酒」もオススメ。その他にも、色鮮やかなタイヤル族の衣装をはじめ、手作り雑貨、工芸品、キーホルダー、絵葉書など選ぶのが楽しくなるほど様々なものが販売されています。

烏來（ウーライ）はスパやマッサージが受けられるホテルが多く点在しています。特に評判なのがヴォランドのマッサージで、ツボマッサージ好きな方向けの「指圧マッサージ」や下半身の疲れをとる「フットマッサージ」、消化器系が弱っている方にオススメな「腹部＋四肢マッサージ」、筋肉痛や睡眠不足に効果的な「全身アロママッサージ」など贅沢すぎる空間で体調に合わせた施術が受けられます。

台湾と言えば夜市が有名ですよね。烏來の夜市には台湾中心部の夜市とは違った楽しみがあります。特徴的なものとしてイノシシ肉の屋台料理が沢山あることです。山猪肉香腸（ソーセージ）や山猪肉粽（チマキ）、山猪串焼きなど烏來（ウーライ）の夜市ならではの味を食べ歩きできます。ただ烏來の夜市はあまり遅い時間まで開いていないため、烏來と台北の途中にある景美夜市や龜山夜市に足を運ぶのもオススメです。

烏來（ウーライ）の夜市と共に外せないのが夜景です。大自然の中でライトアップされる建物や老街、つり橋のレトロな美しさ、さらに空に輝く満天の星など烏來でしか体感できない夜景を楽しむことができます。日本人の大好きな、温泉と夜景。烏來（ウーライ）ではこの2つを一気に満喫することができます。

烏来老街からさらに奥に入った瀑布地域にある「烏來瀑布（ウーライブーブー）」は台湾で最も長い滝の1つで、観光客に人気のスポットです。烏來瀑布の最長部分は82mにもなり、上流には20mと60mの小さい滝が2つ並びます。壮観で迫力ある景色が見るものを圧倒します。

那魯灣溫泉渡假飯店（ナルワン・ホット・スプリング・ホテル）に併設した烏來活力村のGaGa国際劇場は、タイヤル族の歴史を上演するミュージカル劇場です。ミュージカルを通して、タイヤル族古来の風俗や恋愛、宗教、生活スタイルに触れることができます。ミュージカルは10時と15時の1日2回の開催です。

かつて日本の三井財閥が林業のために敷設したトロッコを、観光用に利用しているもので、烏來老街から瀑布地域の約1.6キロメートルを18キロ程度の速度で走行します。終点駅周辺は、滝の展望台や温泉、おみやげ店、台湾先住民族の踊りが見られるホールなどがある観光地となっています。残念ながら現在は、2015年に台風を受けた影響で運行はしていませんが、2017年5月現在、復旧工事が進められています。

山の上に作られたリゾートテーマパークである雲仙樂園と瀑布地域を結ぶロープウェイです。空から烏來老街が一望でき烏來に足を運んだ際はぜひ乗ってほしいアトラクションです。雲仙楽園は、台北市で唯一山間部にあるリゾートテーマパークで、湖やプール、アスレチック遊具などがあります。

烏來泰雅民（タイヤル）族博物館では、台湾とタイヤル族の歴史や伝統文化、生活風習、宗教信仰、祭典行事など、映像やたくさんの展示物から学ぶことができます。タイヤル族は台湾原住民の中で布を織る技術が最も優れているとされています。現在も烏來老街等には美しい織物が沢山並びます。博物館は入場料が無料で気軽に見学できます。

馥蘭朵烏来酒店（ヴォランドー・ウライ・スプリング・スパ・アンド・リゾート）は、台湾で初めての高級リゾートホテルです。プライベート空間を満喫してもらうために、部屋数は23部屋のみと少なめ。一番小さな部屋でも14坪もあり、全室には天然温泉が楽しめる石風呂が設けられております。ライトアップされた水辺の夜景は美しく、ロクシタンのアメニティやSPA、マッサージなど贅沢な一時を過ごすことができます。

璞石麗緻温泉會館 （ポーズ・ランディス）は、烏来屈指の豪華な設備を持った温泉リゾートホテルです。モダンな建物と池に囲まれた庭園風の中庭などオシャレなつくりが印象的です。スタンダードルームは約10坪の広さで、窓からはホテルの中庭の景色が広がります。五右衛門風呂のような「鍋物之湯」や南国リゾートスパのような「南国之湯」など6種類のテーマのある入浴空間も備えられています。

雲頂温泉会館（クラウド・スプリング・ガーデン）は、烏来で一番高い所にある温泉ホテルです。ピンク色のお城のようなの建物が特徴で、テレビロケにも数多く使われているそうです。烏来一高い場所にあるだけあって景色は絶景。夜景はさらに感動的です。また、南国やバリのリゾート地を思わせる内装やモニュメントは癒しの空間を演出。夜景を眺められる露天風呂や本格マッサージなど施設・サービスも充実しています。

湯布苑温泉館（ユフイン・ホテル）は、烏来温泉街の温泉ホテルが密集する場所にあります。宿泊部屋は6室と小さなホテルですが、絶景が望める美肌効果のある温泉はファンが多くいます。また、入り口に各お風呂部屋が一目でわかるようパネル掲示され、さらに客部屋には「古寄（グッチ）」や「香奈ル（シャネル）」などブランド名が付けられるなどユニークなサービスが評判です。

明月温泉（フルムーンスパホテル）は、烏來老街にある老舗ホテルです。日本の温泉旅館のように1泊2食付きで、リーズナブルに宿泊できます。客室は広めで、川沿いの窓側に部屋風呂が設けられ、川の流れる音に癒されながら、24時間いつでも温泉を楽しむことができます。夕食は3種類のメインから、朝食は洋食と台湾風の2種類から選ぶことができるのも喜ばれる理由です。

日本から烏來（ウーライ）までは半日程度で行くことができます。東京からの場合は、成田・羽田から飛行機で台北までおよそ4時間。空港からは台北駅に移動し、そこからまずはMRTで新店駅まで向かいます。新店駅からは849系統のバスに乗車し、30分から40分程走ると烏來に到着します。また少し料金はかかりますが、空港からタクシーでダイレクトに向かえば1時間程度で烏來に到着します。

日本からも足を運びやすい烏來（ウーライ）ですが、インターネットで調べると、格安ツアーを売りにしているトラベルコでは飛行機代などすべて含まれるツアーが4万円代から発見できました。また、HISやJTBなどでは現地オプショナルツアーとしていくつかのプランを紹介しております。申し込はインターネットでできますが、現地の情報など直接店舗や電話で確認することをお勧めします。

日本から半日で行ける烏來（ウーライ）ですが、初めてこの街を知った方も多いのでは。疲れを癒す温泉、スパホテルでのマッサージ、郷土料理の食べ歩き、お土産巡り、雄大な大自然、美しい夜景など異国の地で少し羽根を伸ばしたい方にオススメな観光地です。是非、その雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか?