エディンバラ（イギリス）観光！世界遺産の街！おすすめスポット17選！

イギリス・スコットランドの首都で、人口はスコットランド内ではグラスゴーに次ぐ大都市エディンバラは、中世の面影を残す古い街並みとモダンな文化が融合する街です。世界遺産にも登録されているエディンバラの街とエディンバラ城は数多くの観光客を惹きつけています。そんなエディンバラのおすすめ観光スポットを厳選してご紹介します。

エディンバラ城はエディンバラの象徴的な存在で、キャッスル・ヒルという丘の上に建っています。一番古い建物は12世紀のもので、スコットランドの歴史でもとても重要な役割を果たしました。エディンバラ城は古くは反逆者が捕らえられ、20世紀に入ってからの世界大戦では戦争捕虜が捕らえられていた場所で、処刑された人々の幽霊が出るという心霊スポットとしても有名です。

エディンバラのニュータウンにあるカールトン・ヒル(Carlton Hill)は丘の上にある公園で、いくつものモニュメントが並んでいます。公園からは世界遺産のエディンバラ市街を一望できますが、特におすすめの絶景ポイントがネルソン・モニュメントです。143段の階段を登った上からは市街を超えて海を見ることもできます。エディンバラでは定番の写真撮影スポットで、花火を見るのにも絶好のポイントです。

エディンバラのロイヤル・マイルの中心にある聖ジャイルズ大聖堂(St.Giles' Cathedral)は12世紀に設立された教会で、現在ではエディンバラの司教座が置かれています。ゴシック様式の外観は王冠の形をした尖塔で有名で、内部のバグパイプを吹く天使の彫刻はいかにもスコットランドらしく、市民に愛されています。屋上ツアーにも参加でき、そこからは世界遺産のエディンバラ市街を見下ろすことができます。

エディンバラのホリルード宮殿(Holyrood Palace)は、エリザベス女王のスコットランドの居宅として有名です。エディンバラ城からはロイヤル・マイルの反対側にあり、エリザベス女王だけではなく、過去のスコットランド王・女王の居城としても使われてきました。内部の豪華な装飾やタペストリーなどの美術品コレクションでも知られています。

エディンバラのホリルード公園にあるアーサーズ・シート(Arthur's Seat)は公園内の最も高い場所にあり、251mの頂上から見渡す世界遺産の街エディンバラはまさに絶景です。アーサーズ・シートという名前の由来ははっきりとは分かっていませんが、アーサー王伝説に登場するキャメロット城があったというファンタジーな説もあります。

スコットランドで有名なものの一つがスコッチ・ウイスキーですが、エディンバラの「スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス」ではガイドの説明による蒸溜工程の解説を聞いて、その後に試飲が付いたツアーに参加することができます。ツアーは全部で5種類あり、所要時間や試飲できるウイスキーの種類によって値段が違います。

エディンバラの国立スコットランド美術館(National Gallery of Scotland)は幅広いコレクションを誇る美術館として有名で、古典美術から印象派までさまざまな美術品が展示されています。レンブラント、ラファエロ、ボッティチェリから、ゴッホ、ゴーギャン、ターナーなどの有名な絵画を所蔵する美術館は、エディンバラの中でも人気の観光スポットとなっています。

エディンバラのスコットランド国立博物館は、恐竜からアートに至るまで幅広い展示内容を誇る博物館です。中でも見どころは、スコットランドのルイス島で発見された12世紀頃に作られたとされるチェスセット「ルイス・チェスマン」です。発見された92個の駒のうちの11個がスコットランド国立博物館にあります。博物館にはカフェとレストランもあり、バルコニー・カフェの巨大なスコーンは人気のメニューです。

エディンバラのロイヤル・マイルにあるホリルード修道院は、12世紀にデイヴィッド1世によって建てられた修道院跡です。現存する一番古い部分は東側のエントランスで、「Holy Rood(聖なる十字架像)の修道会」として設立されたときのままです。ゴシック様式の外観もみどころの一つです。

メアリー・キングス・クローズ(Mary King’s Close)はエディンバラ旧市街にある17世紀の地下都市で、現在はガイド付きのツアー(The Real Mary King’s Close)で周ることができるアトラクションとなっています。17世紀に実際に市民が生活していた時代には地下ではなかったもので、後世にその上に建物が建てられたために地下都市となりました。幽霊の目撃談も多い観光スポットです。

スコットランドといえばスコッチウイスキーで、エディンバラにも蒸留所がありますが、エディンバラ・ジン蒸溜所もウイスキーと並んで人気のあるアトラクションです。エディンバラの中心地にあるジン蒸溜所では、エディンバラで作られるジンの歴史や工程などのガイド付きのツアーのあとに、ジン&トニックの試飲をすることができます。

エディンバラの国立スコットランド美術館の近くにあるプリンスズ・ストリート公園は、イギリスの中でも最も美しい景観の公園の一つと言われる公園です。公園からはエディンバラ城と旧市街も見え、絶好のフォトスポットでもあります。花で作られた時計やビクトリア時代の噴水などで綺麗に整備された公園は、市民にも人気の散歩コースになっています。

世界遺産にも登録されているエディンバラの旧市街は、エディンバラの中でも歴史的な街並が保存されている地区です。ロイヤル・マイルを中心に、石畳みの狭い小道や裏道が迷路のように入り組んでいます。それに対して、啓蒙主義の思想を取り入れた合理的な造りの新市街には碁盤のように走る道に18世紀のジョージ様式の建物が並びます。

毎年8月に3週間にわたって開催されるミリタリータトゥー(Military Tattoo)は、スコットランドの民族衣装であるキルトの軍服を着た兵士たちが、ドラムとバグパイプを演奏しながら整然と行進するイベントです。エディンバラ城を背景にした会場には40カ国以上からの演奏者がそれぞれのユニフォームを着て行進するのを観るために、毎年何万もの観客が世界中から集まります。

エディンバラの中でも有名な観光スポットであるロイヤル・マイル(Royal Mile)は、エディンバラ旧市街の古い道路で東西に走っています。ホリルード宮殿から始まるロイヤル・マイルは、スコットランド議事堂、聖ジャイルズ大聖堂などの観光スポットが含まれていて、ロイヤル・マイルの終わりにはエディンバラ城があります。

エディンバラのグレイフライヤーズ・カーク(Greyfriars Kirk)は教会の教区で、14年間も亡くなった主人の墓に寄り添い続けた忠犬ボビーで有名です。現在ではボビーの銅像がグレイフライヤーズの門の反対側に建っています。教会の隣の墓地はエディンバラでももっとも幽霊の目撃談が多いスポットの一つで、忠犬ボビーの幽霊も目撃されたこともあるそうです。

コロネード(The Colonnade)はシグネット・ライブラリーというジョージア様式の建物のなかにあるレストランで、アフタヌーン・ティーで有名です。アフタヌーン・ティーのメニューにはベーグル、チキンのパイ、キッシュなどが並び、デザートではマカロン、パンナコッタ、タルトなどがあり、£30と安くはありません。ランチメニューは主にコース料理で、値段もそれほど高くはありません。

ロンドンからエディンバラまでは、電車か長距離バスを使って行くことができます。電車の場合はロンドン・ユーストン駅とキングス・クロス駅からで4時間半から5時間半ほどかかります。長距離バスではナショナル・エクスプレスを利用して、所要時間は10時間ほどですが、夜行便もあります。

エディンバラは、歴史的にもスコットランドの中心地だったこともあり、エディンバラ城やホリルード宮殿などの歴史的な建物が多くあります。それと同時にファッションブランド店が並ぶ通りや、バーやレストランが集まるエリアなど、楽しみ方は色々です。ゴーストツアーなどで夜のエディンバラを歩くのもまた面白いです。