モンサンミッシェルのオムレツならラメールプラールで！クッキーはお土産の定番！

フランスの世界遺産、モンサンミッシェル島の名物「ラメールプラールのオムレツ」を知っていますか?その昔、まだモンサンミッシェル島が離島であったころ、巡礼でやってきた人々に栄養を付けてもらおうと考案されたのがこのオムレツ。モンサンミッシェル島ラメールプラールのオムレツの人気の秘密から値段まで、まとめてご紹介します。

大人気名物グルメ「ラメールプラールのオムレツ」が食べれるのはどこなのでしょうか。世界遺産の宝庫でもあるフレンス。その中でも特に有名で人気があるのがこの「モンサンミッシェル」です。このモンサンミッシェルで、かの有名な絶品オムレツを食べることができるんです。モンサンミッシェルを訪れたら立ち寄らないわけにはいきません。

カトリックの巡礼地のひとつとして知られるモンサンミッシェルを象徴するのが、このお城のような修道院ですよね。「モンサンミッシェル」とは、この修道院のことをいうわけではなく、実は島全体を指しているんです。つまり、ラメールプラールは「モンサンミッシェル島」の名物グルメ。お城のような修道院の中にあるわけではないんですよ。

そんなモンサンミッシェルで楽しめる、大人気の名物グルメがこちら「ラメールプラールのオムレツ」です。モンサンミッシェルを訪れたら必ず立ち寄るべきといわれるラメールプラールのオムレツ、一体どんな人気の秘密を持っているのでしょうか。ラメールプラールのオムレツは、栄養価の高い卵を使って作られたとても大きなオムレツなんです。

ラメールプラールのオムレツを目の当たりにしたら、まずはその大きさに驚くこと間違いないでしょう。きっと今まででこんなに大きなオムレツは見たことがないはずです。卵を泡立てるようにして作られたこのオムレツは、スフレのようにやわらかく、ふわふわしているのが特徴。ふわふわとろとろのオムレツは、口の中で溶けるように広がります。

「モンサンミッシェル」といえば「ラメールプラールのオムレツ」と言われるほどに人気があるこのお店。一体どんな始まりがあったのでしょうか。モンサンミッシェル島は、中世からの歴史を持つフランスの巡礼地として知られています。19世紀当時、まだ完全なる離島であったモンサンミッシェル島に行くのは簡単なことではありませんでした。

巡礼者たちは、そんなモンサンミッシェル島に命がけで巡礼に訪れていたのです。このお店の名前となっている「プラールおばさん」は当時、モンサンミッシェルで宿屋を営んでおり、巡礼者はそこで寝泊まりしていました。宿主のプラールおばさんは、命がけでやってきた巡礼者たちを元気付けようと、栄養満点の食事を提供したいと考えました。

しかしモンサンミッシェル島は海に浮かぶ島。豪華な食事を提供したくとも食材がそう簡単に手に入りません。そこでプラールおばさんは島内にある食材を使って作れる栄養満点の料理を考案しました。それがこの栄養価の高い卵で作った大きなオムレツ。このオムレツには、巡礼者に対するプラールおばさんの温かい真心が込められているのです。

こういった背景があるラメールプラールのオムレツ、ぜひ一度食べてみたいですよね。ラメールプラールでは残念ながらオムレツの単品注文は受け付けていません。コースのみな上、添えられた食材が時価であることもあり、日によっては50ユーロ(2017年現在で約6500円)ほどになることも。お値段は張りますがやっぱり食べてみたいですよね。

モンサンミッシェルのラメールプラールを訪れた際は、名物のオムレツ作りを見学してみてはいかがでしょうか。エントランスを入ってすぐのところでオムレツを作る姿を目にすることができます。テンポよく泡を立て、薪を使って焼いています。この光景もラメールプラールの名物の一つ。まるでタイムスリップしたかのような光景ですよね。

一人のスタッフが泡を立て、もう一人のスタッフが泡だった卵を受け取り薪で焼いていきます。ここで飛び出すのが長い肢が特徴のフライパンです。強火の薪を使って、うまく距離をとって焼いていくその光景はまさにプロの成す業。あのふわふわオムレツがどう作られているのか気になりますよね。この調理過程だけでもかなり見応えありますよ。

ふわふわオムレツで有名なラメールプラールですが、実はここで買うことができるお土産があるんです。お土産の定番ともなっているのが、ラメールプラールのクッキー。これがとにかく美味しいと話題になっているんです。放し飼いで育てた鶏が生んだ栄養価の高い卵に地元ノルマンディー産の濃厚なバター、そしてゲランドの塩が使われています。

保存料なども一切使用されておらず、天然バニラを香料として使っているこだわりのクッキーなんです。薄くてサクサクな「サブレ」に厚みがありしっとりとした「パレ」、二つの中間である上品な味の「ガレット」の三種類が用意されているのでそれぞれ食べ比べてみるのもあり。ラメールプラールを訪れた際はぜひお土産に買ってみてください。

モンサンミッシェル島でラメールプラールのオムレツを楽しみたいなら、現地ツアーに参加するのがおすすめです。モンサンミッシェル島ツアーにはラメールプラールでの食事付きプランもたくさん用意されているので、個人でラメールプラールの予約をとる必要もありません。日本語ガイドさんの同行で、安心してスムーズに回ることができます。

またツアーを利用せずに個人で訪れたい方も、ラメールプラールは大人気店なので予約するようにしましょう。現地に着いたら、ラメールプラールを入ってすぐのところのレセプションに向かいましょう。午前中早めに向かい、予約したい時間と人数だけを伝えれば予約は完了です。その時間までモンサンミッシェル島内を観光するとスムーズです。

一度は食べてみたいモンサンミッシェル島のラメールプラールのオムレツ。でもフランスはそう簡単に行けるところではありません。そこで朗報です。実はこのラメールプラールのオムレツ、日本でも楽しむことができるんです。東京の有楽町一号店のほか、横浜の商業施設「マークイズ」にも店舗を構えているんです。これは行くしかないですよね。

しかも驚くことに、日本のラメールプラールはモンサンミッシェルの本店よりもお値段が安いんです。2017年現在では、名物のオムレツ付きコースがなんと3200円で楽しめるとのこと。意外にも本店の半分ほどの値段なんです。世界が注目する観光地の名物グルメを、日本の東京や横浜でこんなにもお手軽に食べられるなんて嬉しいですよね。

日本の東京や横浜で、本場のモンサンミッシェルよりも安いお値段で楽しめるラメールプラールのオムレツですが、それでもやっぱり本場の味を味わってみたいですよね。モンサンミッシェル島という場所が人生でなんども訪れることができる場所ではないというのが魅力で、それがまたこのオムレツの価値をより高いものとしているのでしょう。

こうしてモンサンミッシェルまで行かなくとも身近なところで食べることができるようになったラメールプラールのオムレツですが、本場モンサンミッシェルで食べるオムレツはやはり意味が違ってきます。その昔、プラールおばさんが巡礼者たちのために真心を込めて作ったオムレツを、その場所で食べることに価値があるのではないでしょうか。

いかがでしたか?フランスの世界遺産モンサンミッシェル島名物グルメ、ラメールプールのオムレツについてご紹介しました。昔巡礼でやってきた人々を癒すために作られたという優しい思いが込められているこのオムレツ。お値段は張りますが、やっぱり一度本場のふわふわオムレツを食べてみたいですよね。お土産には人気クッキーも忘れずに。