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「ポンピドゥセンター」パリ国立近代美術館の見どころを解説!

「ポンピドゥセンター」パリ国立近代美術館の見どころを解説!
投稿日: 2017年8月22日最終更新日: 2020年10月7日

フランスパリで今話題の文化センター"ポンピドゥセンター"内にあるパリ国立近代美術館は、1900年代以降から現在のアート作品が展示されているヨーロッパ最大規模を誇る美術館です。そんなポンピドゥセンター/近代美術館の見どころをご紹介していきます。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館の見どころを紹介します見出し

"ポンピドゥセンター"は、パリ国立近代美術館をはじめとした産業創造センター、音響音楽研究所、公共図書館などが入った総合文化センターです。その一つであるヨーロッパ最大規模を誇る"パリ国立近代美術館"の見どころをご紹介していきます。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館とは?見出し

ポンピドゥーセンター国立近代美術館は、1900年代以降から現在のアート作品が展示されており、ルーヴル美術館、オルセー美術館と並んでパリの三大美術館とされています。近代芸術家の代表とも言えるピカソやマティス、ポップアートの著名作家アンディウォーホルなど、近代から現代アートの名作品が鑑賞でき、他二つの美術館美術館とはまた一味違う見どころが沢山あります。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館のおすすめ1:建築見出し

パリの街の中心部に建っている、エスカレーターとエレベーター、配管が全てむき出しになっている奇抜な外観のこの建物の5階から7階までが美術館となっています。建築家レンゾピアノとリチャードロジャースによって建てられ、外観だけでなく、そのスタイリッシュで斬新なデザインは館内でも見られ、数々の巨匠作品を飾るにふさわしい空間となっており、建物自体がおすすめの見どころと言えるでしょう。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館のおすすめ2:デュシャン見出し

デュシャンはフランスに生まれ、のちにニューヨークに渡り作家活動をしていた20世紀の現代アート界に多大な影響を与えた芸術家です。デュシャンは始め画家をしていましたが、途中で絵を書くのをやめ、彫刻やオブジェなどの立体作品を作るようになりました。

身の回りのある既成の物をそのまま、あるいは若干手を加えただけのものをオブジェとして提示した作品を作り、"レディメイド"というコンセプトを新たに提案しました。その最初の作品がこの"自転車の車輪"です。タイヤを回した車輪がデュシャンの気持ちをなごやかにしてくれ、まるで暖炉の火を眺めているようだとコメントしたそうです。また同じく"レディメイド"作品で有名な"泉"も展示されています。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館のおすすめ3:デュフィ見出し

ラウルデュフィは20世紀のフランスのパリを代表するフランス近代絵画家です。画家マティスに多大な影響を受け印象派の写実主義から離れ、彼の多くの作品はフォービズムに分類されます。透明感ある色彩感覚により独特な世界感を持ち、その温かみのある作風がとても魅力的で、特に女性に人気があります。

パリ国立近代美術館"では、自画像を始め、"旗で飾られた通り"など、およそ40点もの彼の絵画が展示されています。明るい色彩と軽快な筆さばきによって"色彩の魔術師"と呼ばれた彼の作品からはフランスの風土独特な鮮やかさや温かみを感じることができ、是非鑑賞したいおすすめの作家です。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館のおすすめ4:ジョルジュブラック見出し

ジョルジュブラックはフランスの画家、彫刻家、版画家で、ピカソと大変親交が深く、彼と共に幾何学や複数の視点から同時に対象物を見るという新しい概念、キュビズムを創立し近現代アートに多大な影響をもたらしました。

ブラックとピカソ、二人の作品の区別がつかないほど、1908年から1912年まで二人は共同制作していました。パリ国立近代美術館近代美術館には、そんな彼のキュビズム作品の中でも有名な"ギターを持つ男 "他、およそ10点もの彼の作品が展示されています。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館のおすすめ5:カンディンスキー見出し

ワシリーカンディンスキーはロシアの画家、美術理論家で、それまでとは違う概念を提唱しました。作曲するように絵を描く方法を考案したり、具体的に何を描いたか分からなくても、純粋な色や形態だけでも成りうると提案、理論書などを出版し現代アートに影響を与えています。

パリ国立近代美術館では、彼の前衛的で斬新的な哲学を持って描かれた作品がおよそ10点ほど展示されています。曲線や角ばった線としなやかな曲線のコントラストが生み出す、カンディンスキーの独特な世界観は現代芸術の魅力を味わうことができる、是非鑑賞したいおすすめの作家です。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館のおすすめ6:シャガール見出し

シャガールはロシア出身のユダヤ系フランス人画家で、キュビスム、フォーヴィスム、表現主義、シュルレアリスム、象徴主義など、さまざまな前衛芸術スタイルを融合し現代アートに影響を与えています。またその活動は絵画、本、イラストレーション、ステンドグラス、舞台デザイン、陶芸、版画など実に多岐に渡っています。

シャガールの絵画の見どころの一つは、作品ごとに変化していく独特な色彩と幻想的な世界観と言えるでしょう。およそ5点の彼の作品が展示されており、パリ国立近代美術館の広々とした空間での鑑賞は特別な時間を与えてくれるでしょう。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館のおすすめ7:アンディーウォーホール見出し

アンディーウォーホルはアメリカを代表する現代美術家で、ポップアートムーブメントを築いたことでとても有名です。商業イラストレーターとして成功した後、ファインアートへ転身したという珍しい経歴を持っており、若手作家や音楽家のプロデュースなども手がけました。キャンベルスープ缶やマリリンモンローなどをモチーフとしたシルクスクリーン作品が有名です。

現代アートの中でも特に人気なポップアートは、大衆文化からテーマを得ているのでも馴染みやすく堅苦しい芸術鑑賞の概念をくつがえしました。ここパリ国立近代美術館でも鑑賞できる"Ten Lizes"もその一つです。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館のおすすめ8:ピカソ見出し

パブロピカソは成年期以降の大半をフランスで過ごしたスペインの芸術家です。20世紀の芸術家に最も影響を与えた1人で、キュビスムの創立者でもあります。また"意外な並列、不条理性"が特徴であるシュルレアリスムに影響を受けた作品も見どころの一つです。生涯で一万点を超える油絵、デッサンを残し、10万点にも及ぶ版画、その他数百点の彫刻や陶器作品を製作するなど、非常に多作な芸術家としてギネスにも登録されました。

パリ国立近代美術館では、絵画のみならず彫刻やタペストリーなどの立体作品など、また彼のフォービズム時代からシュルレアリスム作品まで、実に数多くの時代の作品が展示されており、現代アートの代表とも言える彼の作品を存分に鑑賞することができます。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館のおすすめ9:アガム見出し

ヤコブアガムは、イスラエルの芸術家で"キネティックアート"と呼ばれる動く美術作品、または動くように見える美術作品の父と言われています。"芸術作品とはかくあるべきだ"という概念を捨て、柔軟に"変化してゆくこと"をテーマに芸術活動をしています。また造形作品にとどまらず、演劇、文学、音楽など多岐にわたっています。

パリ国立近代美術館に展示されている"ダブルメタモルフォーゼⅢ"は立体的に並んだ縦の紙が、鑑賞者の動きにあわせて模様が変化し、色々な表情を楽しむことができます。鑑賞する際に特別な知識を要することもなく、"体感"できるアートとして美術館内でも特に人気の作品となっています。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館のおすすめ10:屋上展望台見出し

この建物内の最上階にある展望所は、美術館のチケットを持っていれば無料で入れることができ、そこから一望できる景色は、外観が美しいことで知られるサントゥシュタッシュ教会やエッフェル塔や凱旋門など、パリのランドマークも含まれます。また同じ階にあるレストランジョルジュからも鮮やかなパリの街並みを眺めることができ、とても人気があります。是非パリ国立美術館近代美術館と一緒に訪れたい場所です。

ポンピドゥセンター/国立近代美術館の見どころ情報いかがでしたか?見出し

ポンピドゥセンター/パリ国立近代美術館の見どころ情報をお届けしてきましたがいかがでしたでしょうか?一見難しそうな現代美術鑑賞の魅力や、オルセー美術館やルーブル美術館とはまた違った雰囲気がお伝えできていたら幸いです。楽しい美術鑑賞の時間を過ごしてくださいね。

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