嵐山の桜は夜のライトアップがきれい！おすすめの観賞スポットなどを紹介

紅葉でとても有名な京都の嵐山ですが、実は日本桜名所100選に選ばれるほど、桜の名所として名高い場所でもあります。春の嵐山の魅力である美しい桜を見ることのできるおすすめ鑑賞スポットや見頃時期、夜のライトアップスポット情報などを紹介していきます。

嵐山は京都の右京区と西京区にまたがり渡月橋の西側にある山のことで、平安時代に貴族の別荘地として栄えていました。また桜や紅葉の名所として、今でも京都の中でも特に有名で人気の観光地です。渡月橋や竹林の道、保津川下り、嵯峨野トロッコ列車など、多くの観光名所があり、日本人だけでなく海外からも年中たくさんの観光客の方が訪れます。

嵐山の桜は標高によって開花時期が異なりますが、およそ3月下旬から4月上旬ころにソメイヨシノが満開を迎え、ピンクに染まった嵐山を鑑賞することができます。また早咲きの品種は3月上旬ころから、また標高が高い場所の開花はこれより更に遅く、山間部では4月中旬ころまでヤマザクラなどのお花見を楽しむことができます。

嵐山駅より徒歩15分で行くことができる大河内山荘は、昭和初期の映画大スター、大河内伝次郎が嵐山に造園した日本庭園です。入園料金が大人1,000円かかりますが、お茶とお茶菓子代が含まれており、美しい庭と桜の景色をゆっくりお茶をしながら楽しむことができます。

開館時間は9時から5時まで、無休でやっています。アクセスはJR/京福電車嵐山駅から徒歩約15分,阪急電車嵐山駅から徒歩約25分、市バス/京都バスを使うと野々宮下車で徒歩約10分です。また高校生以上は1000円、以下は500円の入園料がかかります。

清涼寺は光源氏のモデルとされる源融の山荘跡に建つお寺で、嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)の名で知られています。境内、仁王門や多宝塔の周囲ではソメイヨシノを、一切経蔵のそばでは見事なシダレザクラを楽しむことができます。

拝観できる時間は9時から4時まで、無休です。アクセスは京福電車嵐山駅から徒歩約15分、また市バス/京都バス嵯峨釈迦堂前で下車、徒歩約1分です。拝観料金は大人は400円、中高生は300円、それ以下は200円です。 　

世界遺産にも登録されている天龍寺は足利尊氏が後醍醐天皇を弔うために建立した寺であり、約200本の桜が植えられている桜鑑賞スポットでのあります。後醍醐天皇を祀る多宝殿を囲むシダレザクラが見所です。

拝観時間は8時30分から5時30分まで、アクセスは京福電車嵐山駅から徒歩約1分、阪急電車嵐山駅から徒歩約15分、市バス/京都バス嵐山天龍寺前で下車、そこから徒歩約1分です。参拝料金は高校生以上は500円、中学生以下が300円です。

広々としていて参拝しやすい紅葉の名所として知られる二尊院ですが、4月下旬には遅咲きのフゲンゾウが見頃を迎え、美しい桜鑑賞スポットとなります。このフゲンゾウという桜ははここでしか観ることが出来ない貴重な桜"二尊院普賢象桜"という銘木であり、迫力のある大きな木とそこに花開いた桜は見応えがあります。

拝観可能時間は9時から4時30分まで、年中無休です。アクセスはJR嵯峨嵐山駅から徒歩約15分、市バス嵯峨釈迦堂前下車、そこから徒歩約10分です。拝観料は大人、子供共に500円かかります。

広沢池は古くから月見の名所として知られており、周囲は山と田んぼしかないのでとてものどかな場所です。池の一帯は景観保護地区に指定されており、静かにのんびりとお花見を楽しむことができる穴場スポットと言えるでしょう。自然の音と美しい桜の風景は日頃の喧騒を忘れさせてくれるような特別な時間を与えてくれるでしょう。

所在地は京都市右京区嵯峨広沢町、アクセスはJR嵯峨野線嵯峨嵐山駅下車、そこから徒歩15分、もしくは市バス山越より徒歩１分です。入場料や入場時間は特に定められていません。近辺の観光スポットに大沢池や遍照寺があります。

大覚寺は平安時代に嵯峨天皇の離宮として造営されたため、御所の佇まいが感じられる雰囲気があります。またお月見の名所とも知られていますが、境内の東に広がる大沢池の約１Kmの周囲には桜が植えられ、美しい桜を見られることのできる穴場スポットとも言えるでしょう。隣接する大沢池に映る大覚寺と桜の幻想的な情景を楽しむことができます。

拝観可能時間は9時から5時まで、アクセスはJR山陰本線嵯峨嵐山駅北口から徒歩約15分、市バス/京都バス大覚寺で下車、そこから徒歩1分、そこから徒歩約1分です。参拝料金は大人500円、高校生以下は300円です。

渡月橋周辺には約1500本の桜が植えられていて、川沿いにはソメイヨシノやシダレザクラの桜並木が続きます。夜の時間には桜がライトアップされます。夕方6時頃から22時頃までライトアップされ、夜の桜を味わうことができます。月を映す川と、ライトアップされた桜のコントラストは時間を忘れてしまうほどの美しさです。

アクセスは京福電車嵐山駅より徒歩1分、JR嵯峨嵐山駅から徒歩15分です。観光に関する特別な料金や時間は設けられていません。周辺の観光スポットに天龍寺や法輪寺、野宮神社などがあります。

渡月橋に隣接する中ノ島公園には、大規模な桜の林があり迫力満点の桜を鑑賞することができます。ソメイヨシノだけではなく枝垂桜も見所ポイントの一つです。夜間には渡月橋と同様にライトアップもあり、昼とはまた一味違った幻想的な夜の桜景色を楽しむことができます。広々としているので、比較的のんびり鑑賞をすることができるでしょう。

渡月橋に隣接しているので、アクセスは同じく京福電車嵐山駅より徒歩１分、JR嵯峨嵐山駅から徒歩15分です。観光に関する特別な料金や時間は設けられていません。近辺の観光スポットに"嵐山モンキーパーク"いわたやまがあります。

保津川下りは丹波亀岡から京都の名勝嵐山まで約16ｋｍの渓流を約2時間で下る舟下りで、船頭さんが漕いでくれる船に乗り、保津渓谷を下から見上げる形で鑑賞することができ、嵐山でも特に人気のアトラクションです。また一部の場所で夜間の桜ライトアップがあります。

アクセスはJR亀岡駅北口より徒歩8分で12/29から1/4、2/17、9/7は運休しており、暴風雨及び増水の場合中止になります。料金は大人4,100円、子供2,700円です。10人以上の場合のみ予約可能です。(電話）

JR山陰線の複線化によって使われなくなった線路の観光利用を目的として作られたトロッコは今や嵐山の観光の一部となっています。ゆっくりとしたスピードで走るトロッコ列車で、春はそこに咲き乱れる桜を鑑賞でき、また桜のトンネルをくぐり抜けてくれます。また夜の時間には一部ですがライトアップされた桜を楽しむことができます。

運行時間は9時から5時30分、運転期間は3月1日～12月29日はまでで水曜定休です。但し水曜が祝祭日の場合、春休み、ＧＷ、夏休み、紅葉の時期には、水曜も運転いたします。アクセスはJR嵯峨野線嵯峨嵐山駅のすぐとなりです。運賃は大人620円、子供310円です。

嵐山の桜鑑賞情報をお届けしてきましたがいかがでしたか?四季折々、それぞれ素敵な表情を見せてくれる嵐山ですが、その中でも春の一番の魅力、桜の見どころや絶景スポットがお伝えできていたら幸いです。美しい桜に囲まれて、春を思いっきり感じて見てくださいね。