ビザとは？パスポートとの違いは？取得方法・必要な国をご紹介！

海外旅行の計画を立てる際、必ずチェックしておきたいビザ情報ですが、そもそもビザとはなんのこと?パスポートとの違いは?と思う方もいるのではないでしょうか。海外に行く際にパスポートが必要なことは知っていると思いますが、目的地によってはビザがないと入国できない国もあります。そんなビザについての基本情報をまとめてみました。

旅行先の国によって取得が必要になるビザ(査証)とは、簡単な言葉で言うと「滞在国が発行する入国許可証」です。これを持っていれば入国でき、持っていなければ入国を拒否されます。ビザの種類は国によって変わってきますが、多くの国が観光ビザ、学生ビザ、就労ビザなどを多数のビザを発行しています。

ビザとパスポートの違いがわからないという方は、ビザは滞在先の国が発行する入国許可証、それに対してパスポートは日本政府が発行する「日本国民という証明証」と考えてください。そのため用途は全く違います。パスポートは海外旅行中の身分証明書となるので、観光中も持ち歩く必要があります。絶対になくさないようにしましょう。

パスポートは海外旅行に行く際に、最も忘れてはいけないものと言えるでしょう。ビザがなくても入国できる国はたくさんありますが、パスポートがなければ日本を出国できません。旅行準備の際、パスポートとお金は必ず何度もチェックしましょう。もし旅行中に紛失した時のために写真ページのコピーと写真も持って行きましょう。

ビザの中で短期の旅行で必要となるのが、観光ビザです。日本国民は観光ビザなしで滞在できる国がたくさんありますが、人気観光地のカンボジア、インドなど観光ビザが必要な国もあるので、滞在国を決めたら必ずビザ情報をチェックしましょう。事前に取得する必要がある国と到着時に空港で取得できる国があります。

観光ビザには滞在期間が決められており、多くの場合30日、60日、90日となっています。観光目的では十分な長さがあるように感じますが、滞在国が気に入ったから予定よりも長く滞在しよう!となった時に滞在期間の限度を超えないように十分気をつけてください。超えてしまうと不法滞在となります。

アライバルビザは、事前に大使館に行かずとも滞在国に到着した時に空港で取得できる観光ビザです。日本人観光客が多い国ではカンボジアやインドネシア、インド、エジプトがアライバルビザを発行しています。それぞれに提出しなければならない書類があるので事前にチェックが必要です。手数料もかかります。

インドのアライバルビザを例に挙げると、ニューデリー、ムンバイ、チェンナイなどの空港に到着した際にVisa on Arrival(アライバルビザ)の表示に従って進み、申請書に記入、帰りの航空券を見せ、支払い、指紋と写真の登録をしてあっという間に取得できます。念のため滞在先のホテル予約確認書なども用意しておきましょう。

学生ビザはその名の通り、学生のためのビザです。6ヶ月~2年の期間で発行されることが多く、留学する際に必要になります。観光ビザと違い、申請から取得までかなり時間がかかる場合もあります。また滞在先の学校からの入学許可証なども必要になることが多いので留学が決まったらすぐに書類を集め始めて、早めに申請しましょう。

就労ビザ、ワーキングホリデービザなどは働いてもいいというビザです。学生ビザは基本的に労働不可なので、インターンシップに参加したり、ワーホリに行ったりする場合は就労ビザを申請する必要があります。各国のルールをしっかりと守って、海外での仕事の経験を積みましょう。

日本のパスポートで旅行する場合、観光旅行でビザが必要な国は多くありませんが、いくつかの国は短期の滞在でも観光ビザが必要なので必ず最新情報をチェックしてください。日本人の観光客が増えてきているインドは観光でもビザが必要となっています。アライバルビザの取得が可能になったのでとても便利になりました。

アジアでは他に、カンボジア、ネパール、ミャンマーなどで観光ビザが必要となっています。カンボジアは日本人の人気観光地で毎年多くの人が旅行に行っています。カンボジアも空港でアライバルビザが取得できるので、事前に大使館に行く必要はありません。申請時に申請料や写真が必要なので確認して準備してください。

中東の国ではサウジアラビア、イラク、イランなどアフリカでは多くの国でビザの取得が必要となっています。よくビザの申請情報などが変更されるので、何度かチェックすることをおすすめします。せっかく行くなら準備万端にして何の心配もなく入国できるようにして観光を楽しみましょう。

2017年にカタールのビザが免除になったように、嬉しい変更もあります。ビザ免除になった際は観光客が一気に増える傾向があります。海外旅行には行きたいけれど、あまり時間がないという方はビザ免除国から旅行先を選ぶとより容易に旅行に行くことができるでしょう。

ロシア、ブラジルもビザが必要となっています。ただし2017年8月からロシアのウラジオストクではビザなし観光が可能になりっています。今後も緩和される可能性があるので、より身近な国となるかもしれませんね。アメリカはビザなしで入国できますが、事前に電子渡航認証をする必要があります。

アライバルビザ以外のビザ取得の場合、事前に相手国の大使館に申請する必要があります。ネットでオンライン申請、大使館に行って料金支払い、受け取りという流れが一般的です。大使館が東京や大阪にしかなく遠方で行けないという方はビザ代行サービスを利用するといいでしょう。

ビザの発行がされたら、提出していたパスポートにビザが貼られて返ってきます。観光ビザが拒否されることはほとんどありませんが、長期滞在ビザを申請する場合は特に必要書類をしっかりと準備してください。書類不備で再申請、出国までにパスポートが返ってこないなんてことのないようにしましょう。

日本のパスポートを持っているとビザなしで商用，会議，観光，知人訪問等を目的とする滞在ができる国がたくさんあります。2017年7月現在172ヵ国がこれらの目的での滞在でビザ免除となっています。海外旅行をする時にビザ免除の国が多いのは本当にありがたいことですね。

ビザなしで旅行できる国が多いパスポートランキングというものがよく話題に上がりますが、2017年現在日本は世界で5位となっています。このランキングの上位国はドイツ、スウェーデン、アメリカ、イギリスなどがあります。多くの国と友好関係を築いてきてくれた昔の日本人にも感謝したいですね。

ビザについて基本的なことを理解していただけましたか?海外での滞在を満喫するために、自分に必要なビザを事前に調べて準備しておく必要があります。日本のパスポートを持っていると、ビザ免除で短期旅行に行ける国も多いので、パスポートを持って海外へ出かけましょう。