京都の天下一品！一度は行きたい総本店の味はやっぱり凄かった！

今では関西のみならず全国にも知られるラーメンチェーン店「天下一品」。皆さんはその「天下一品」が京都発祥の地であることはご存知でしたか。現在全国244店舗展開する天下一品の本元の店「総本店」は京都にあります。天下一品の本家本元「総本店」は他店とはやはり違うのでしょうか。今回はまだあまりよく知られていない京都「天下一品」の総本店をご紹介したいと思います。

「天下一品」京都。創業者は木村勉さんという方です。1971年(昭和46年)に木村氏の15年間勤めていた会社が倒産、その当時の所持金が3万7000円で、「天下一品」は京都銀閣寺周辺で屋台から始めたというなかなかの苦労人です。今では、テレビやラジオ、実業家としても名のある有名な方です。

京都「天下一品」は、昔から「こってり」「あっさり」の個性的な2種類のスープで有名な人気ラーメンチェーン店です。鶏がらと11種類の野菜から作られた「こってり」スープは麺に絡みつく程のドロドロとした独特の濃厚なスープが特徴で、人によっては好き嫌いのあるメニューです。

そしてそんな「こってり」スープの弱点をかばうかのように、さらっとしたスープが特徴の「あっさり」スープのメニューはあります。写真上のメニューは「あっさり」ですが、まさに「こってり」スープとは違い、スープが透き通って、醤油ベースのさらっとした飲みやすいスープです。

天下一品は1975年(昭和50年)、屋台から店舗営業へと移りました。なんの変哲もない普通のマンションの一角に、「天下一品1号店」はオープンしました。そのお店こそが、まさしく今、現在の「天下一品」の総本店なのです。ここから「天下一品」は全国規模のラーメンチェーン店として大きく成長していきます。

天下一品総本店店内です。店内は、15席のカウンター席と4人用テーブルが5卓のみで、それほど大きなお店ではありません。平日の昼食時は、お客さんが外で長蛇の列をなす程、本店は人気で混みあってます。しかしお客さんが来るピークの時間を外れると店内にそれほど並ばずに入ることが出来ます。

総本店のラーメンの「凄い」と言われている理由は、天下一品の他店にも類を見ない超濃厚な「こってり」スープにあります。鶏がらに11種類の野菜を加え作られたスープは、まるで野菜ポタージュスープの様。確かに味はこってり。しかし思ったよりも食べやすい、美味しさに深みのあるスープなのです。総本店のスープに病み付きになってしまう人続出です。

天下一品の総本店は、天下一品の他店に比べ、ラーメンのメニューの種類が豊富です。またラーメンのトッピング、サイドメニュー、定食の組み合わせの自由度も高いので、天下一品のラーメンファンのみならず、地元の老若男女にもとても人気のあるお店です。

そして本店でとても人気が高い定食が「チャーハン定食」です。こってりラーメンのポタージュの様な超濃厚スープとチャーハンのコンビは最強で、この定食セットなら、毎月定期的に食べても飽きがこないので総本店に通うリピーターのお客さんが沢山いらっしゃいます。

また定食セットにラーメンの具のトッピングを(ここでは味付煮卵、チャーシュー、メンマ)追加注文してサイドメニューの鶏の唐揚げを足して定食にすると、写真上のこんな豪華なセットメニューに。唐揚げは表面はカリッと中はジューシー、味付けは醤油ニンニクです。一人で食べきれないくらいの贅沢なラーメン定食になります。

「天下一品」総本店人気No.1メニューの「豚トロチャーシューラーメン」です。他店には類を見ない、濃厚で更に美味しさのある「こってり」スープ、麺は、他店と同じ、しかし麺とスープの絡みが素晴らしく、主役の豚トロチャーシューは、とてもトロトロでジューシー。本店の人気No.1メニューとなっています。

天下一品総本店には本店限定メニューがあります。人気No.2限定メニューは「牛すじラーメン」です。スープに、ニンニクの投入の選択、麺は中太か細麺の種類のどちらかを、スープは「こってり」か「あっさり」のどちらかを選びます。甘辛く炊いた牛すじとコンニャク、シャキシャキの青ネギ、メンマ、チャーシューとシンプルなトッピングながらお店こだわりのスープと相まって、とても風味豊かな本店の人気メニューです。

そしてもうひとつの総本店人気限定メニューが「牛すじキムチラーメン」です。以前は、「スタミナラーメン」と呼ばれていたメニュー。基本の「牛すじラーメン」に辛さがポイントのキムチをトッピングしたラーメンです。胃には少し重たいけれど、どんどん食べれると評判の、天下一品総本店人気No.1限定メニューです。

天下一品の「味がさね」のマークが付いているお店だけにあるメニュー「味がさね」。スープは「こってり」麺は太麺。具は白菜、豚バラのみのシンプルな具材で、別添えの4種類(白ごま、揚げネギ、おろしニンニク、肉味噌)の薬味で自分好みの味にラーメンを仕上げます。今では全国の天下一品のどこかにあるメニューですが、やはり本店は味が違うのでしょうか。他店とは違って美味しいと評判。女性にも人気です。

天下一品総本店は京都市左京区の一乗寺という街の大通りの白川通り沿いにあります。一乗寺は、ラーメン店の激戦地区としても有名で、夜はラーメンファンのお客さんが沢山来ます。しかし京都中心街からは少し遠く、近郊に住んでいる方ならともかく、遠方から来られる方は、交通機関の利用時間が長くなったり、乗り換えが必要になります。

天下一品総本店は、駐車場があります。駐車場は隣のお店と共有していて、車12台ほど駐車可能です。しかし、お店が混雑する時間帯に行くと、駐車待ちとなってしまうので、混雑していない時間帯に行くのは必須です。駐車場の場所は、天下一品総本店の裏側の場所にあります。

京都中心街(四条河原町)から京阪電車を利用して行く場合、「祇園四条」駅から出町柳行きに乗り約15分。京阪「出町柳」駅下車後、比叡山電鉄「出町柳」駅に乗り換え、「出町柳」駅から2駅目の「茶山」駅で下車し徒歩10分で本店に到着します。また乗り換えが面倒くさいという方は京阪「出町柳」駅からタクシーを利用するのも良いかもしれません。運賃は1000円程度です。

京都駅方面から来られる方は、京都の市営バスを利用します。京都駅前バス乗り場から「5系統岩倉操車場前行」に乗り、バス乗車所要時間は約45分。「一乗寺木ノ本町」で下車後、徒歩約3分で総本店に到着します。総本店は、交通のアクセスが良くない場所にあります。交通機関を利用してお店に立ち寄る場合、観光ついでは難しいので、本店に直行してから、その後観光しましょう。

「天下一品」総本店の営業時間は、午前11時から深夜の3時までと、夜遅くに訪れても営業しているので安心なのですが、しかし訪れる際に、気をつけたいポイントがひとつあります。それは定休日が毎週木曜日であることです。本店を訪れる際は、曜日を確認してから行きましょう。

住所:京都府京都市左京区一乗寺築田町94メゾン白川1F 電話番号:075-722-0955

京都「天下一品」総本店いかがでしたか。全国にある天下一品の他店とは明らかに違うみたいですね。「こってり」スープの濃厚さや、本店限定メニューもあって、天下一品ファンでなくても立ち寄ってみたいお店です。もし皆さんの中で、京都の一乗寺に観光で来られたのなら、お土産話がてら、是非、全国に展開するラーメンチェーン店「天下一品」総本店を訪ねてみてください。