「むろまち加地」のメニューや料金を調査！ミシュラン掲載店の味とは？

古都として古い歴史と伝統を誇る京都は、おいしい料理屋さんが多いことで知られています。そのなかでも人気急上昇のお店・むろまち加地についてご紹介します。おすすめメニューや人気メニュー、料金、店主のプロフィールなど、ミシュランガイドも太鼓判を押す人気店・むろまち加地の魅力を追求しました！

むろまち加地は、京都市下京区室町にある割烹料理屋です。かわいらしい千鳥ののれんが目印。温かな色合いの木をふんだんに用いた、明るくモダンな雰囲気が魅力のおしゃれなお店です。店主が料理する姿を目の当たりにできるカウンター9席と、半個室4席のテーブルが1つ。こじんまりとしていますが、とても落ち着けます。

カウンター席がメインのカジュアルな居酒屋風の料亭なので、気軽に高級料亭が堪能できると大人気です。京都の和食店というと敷居が高いイメージがありますが、むろまち加地は店主が厳選した四季折々の素材を使った料理が、カジュアルに楽しめるのが魅力です。

京都の老舗料亭や人気店、ミシュラン星付きの料理店で腕を磨いた店主が、「お酒と肴を、くつろいで楽しめる空間を提供したい」との思いのもと創業しました。絶品の料理の数々と厳選されたお酒が心ゆくまで楽しめます。呑んべえにはたまらない珍味や、季節のメニュー、洗練された器使いなど、店主の冴え渡る腕前に魅了されるお店です。

住所:京都市下京区松原通新町東入中野之町185 電話番号:075-353-1113

店主の加地貴志さんは1975年、京都に生まれました。料理もお酒も大好きだった加地さんは料理人の佇まいに憧れるようになり、27歳のときにサラリーマンから料理人に転身。祇園鳥居本、居酒屋よこちょう、祇園にしかわで修業を積み、2011年にむろまち加地の店主となりました。

京料理の一流どころで鍛えた店主の腕前は、折り紙付きです。厳選した素材だけを使い、隅々にまで心を配って精魂込めた料理が、居酒屋風のカジュアルなお店で楽しめるため、現在では予約の取れない名店として知られるようになりました。千鳥がお店のキャラクターとなっており、千鳥柄のオリジナル手ぬぐいが、お箸に添えて供されます。

祇園鳥居本は享保年間の創業、250年の歴史をもつ“祇園料理”の老舗です。祇園料理とは中国から伝わった長崎の卓袱料理を京都風にアレンジした料理です。現在では、祇園料理をより一層洗練させた会席料理が堪能できるお店として知られています。長年培われてきた伝統に現代の伊吹を吹き込んだ料理の数々は、人々を惹きつけてやみません。

住所:京都市東山区祇園町南側570-8 電話番号:075-541-1147

京都・川端二条にあるお店です。居酒屋でありながら割烹並みのハイクオリティーな料理が味わえる、知り人ぞ知る名店です。むろまち加地の、居酒屋風でありながら一流店並みの料理を提供するというコンセプトは、こちらのお店の流れを汲んでいるといえるのではないでしょうか。

住所:京都府京都市左京区二条通川端東入難波町210 電話番号:075-752-1531

八坂神社へ下河原通の路地裏にひっそりと佇む、会席料理の名店です。祇園の土地にこだわり、八坂神社の境内から湧き出す「美人の水」で出汁がひかれています。出汁と水にこだわる料理人の心意気が感じられる懐石料理は、「ミシュランガイド京都・大阪2017」の二つ星付きに選ばれるなど、高く評価されています。

住所:京都府京都市東山区下河原町473 電話番号:075-525-1776

むろまち加地も、「ミシュランガイド京都大阪2016」のビブグルマンに選ばれています。ビブグルマンとは、星は付かないものの比較的で低料金で食べられるコストパフォーマンスに優れたお店に送られる称号です。星付きのレストランは価格が高すぎてなかなか手が出ないという方でも安心して訪れられるお店が紹介されています。

むろまち加地は四条と五条の、ちょうど中間あたりに位置します。アクセスは地下鉄四条駅から徒歩10分、地下鉄五条駅から徒歩5分程度です。むろまち加地がある室町は古くからの町家が多く、京都の風情が感じられる魅力的なエリア。営業時間は18時から24時。不定休です。

むろまち加地のメニューは、店主が中央市場などから厳選した新鮮な食材を用い、月替わりのアラカルト料理が中心となっています。「本日の献立」、「本日の一品」、「酒肴」、「土鍋ご飯」などから、好きなメニューが選べます。四季折々の季節料理が楽しめるので、何度訪れても飽きるということがありません。

献立の一例をご紹介すると、「本日の和風グラタン」、「ぐじ塩焼き」、「お野菜と麩の石焼田楽ステーキ」などの焼き物。「お野菜の冷やし炊合せ」、「ぐじ酒蒸し」などの蒸し物。「まめご飯」、「竹の子ご飯」、「ごぼうと煮穴子ご飯」といった土鍋めしなど。季節ごとに充実したメニューバリエーションを展開しています。

事前予約が必要ですが、むろまち加地の魅力がギュッと凝縮されている、おすすめ料理です。大皿にいくつもの豆皿を配し、それぞれに四季折々の酒肴が美しく盛り付けられています。家庭では味わえない、京料理の真髄が堪能できる絶品です。ぜひご予約を！料金は1750円です。

こちらも、むろまち加地では外せない大人気メニューです。なめらかに裏ごししてじゃがいもを、自家製のマヨネーズと珍味で和えたまさに大人のための一品。お酒がすすみます。珍味はからすみやカニ味噌、鯛の酒盗など、その日によって変わるという楽しみもあります。料金は850円です。

季節のお造り盛合せも、冴え渡る包丁さばきで旬の魚を刺身に仕上げたおすすめの品。豆皿や季節の葉ものなどを器に見立て、美しく盛り付けられています。目で眺めて美しく、食べてなお美味しいおすすめメニューです。愛らしい豆皿に盛られたお刺身は、女の子にも大人気で、こちらで女子会を開く地元っ子も多いのだとか。料金は1750円。

お造りには醤油だけでなく、肝醤油と煎り酒も添えられており、3種類の味わいが楽しめるようになっています。こちらのメニューは刺身だけでなく、京都名物の鯖寿司と珍味も盛り漬けられており、とてもゴージャス。酒好きの心をくすぐる気遣いが感じられる、心憎いメニューです。ぜひ試してみてください！料金は1750円です。

注文を受けてから土鍋で炊き上げる、土鍋ご飯です。ご飯に使われているお米は、滋賀県の契約農家のコシヒカリ。土鍋のフタを開けるとお米のうまみが凝縮されたご飯の甘い香りと、香ばしいしらすの香りが鼻をくすぐります。梅肉とあさつきを混ぜてさっぱりとい頂く土鍋ご飯は、〆に外せないおすすめメニューです。料金は1500円。

酒肴の珍味も、むろまち加地の人気の秘密の一つとなっています。特におすすめなのが「自家製からすみ」です。約2週間かけて仕込む「からすみ」は、自家製ならではの絶品の味。塩分控えめで、魚卵の美味しさがダイレクトに伝わります。軽く炙ってあり、しっとりとレアな口当たり。一度食べたらヤミツキになること間違いありません。

このほかにもナマコの腸を塩漬けにしたこのわた、ホヤの塩辛、鯛の酒盗、イカの塩辛、鱈の白子とししゃもの真子塩辛など、お酒が進む珍味がたくさん用意されています。料金は500円から1000円程度。絶品珍味を舐めながら、お酒が楽しむという、呑んべえにはたまらないひと時が過ごせます。

店主が丹精込めて作る酒肴を、よりおいしく引き立てるお酒も厳選されています。山形県の純米酒「菊勇三十六人衆」や島根県の「開春　石見辛口純米」、滋賀県の「喜楽長　大辛口純米」など酒肴にピッタリの日本酒。「黒銀滴」、「亀五郎」、「和ら麦」といった焼酎、果実酒、ウイスキーなどさまざまなお酒が用意されています。

むろまち加地の魅力をご紹介しました。予約の取れないお店として知られていますが、予約待ちをしても訪れる価値があります。2011年創業と新しいお店なのに、早くもミシュランのビブグルマンに選ばれるほど、高評価を勝ち取っているむろまち加地に、ぜひ足を運んでみてください。