福岡明太子ランキング！お土産に人気のものやおすすめランチまで

福岡名物の明太子を選ぶ際に重要となるポイントは「種類」と「辛さ」となります。種類は見た目や量、使いやすさに影響し、辛さはそのまま味や食べやすさに影響します。選び方についてもう少し詳しくご説明した後、福岡で人気13メーカーのおすすめランキングをご紹介しますので福岡へ行かれる際の参考までにご覧ください。

明太子の種類は大きく分けて3つ、「一本物」、「切れ子」、「バラ子」に分かれます。まず、一本物は綺麗にまとまっている事から贈答品としてよく選ばれます。見た目に重点を置いて選ぶなら、これが一番のおすすめです。

次に、切れ子は一本物が型崩れ等してしまったものでお徳用として売られ、一本物とほぼ変わらない品質で安く多い量を購入出来る事から自宅や、親友・親戚などの身近な人に贈るのに適しています。通信販売などで「家庭用明太子」として販売されているのは主にこれです。

最後にバラ子は、完全に形が崩れてしまったものを集めているもので、料理の材料の一つとして使いやすく、他の2種類よりも安い値段で購入できる事が利点です。自宅用に適していますが、見た目を気にしない人や料理好きの人には量も確保しやすく贈ると喜ばれるかもしれません。

明太子を選ぶうえでもう一つ重要となる辛さは、ざっくりと大きく分けると「辛口」、「中辛」、それ以外で3つに分かれます。辛口はかなり強い辛さですので、万人受けする辛さではありません。基本的には試食が行えるようであれば必ず試食を行い、かつ中辛やマイルドタイプの物を選ぶとハズレが少ないです。それではランキングをどうぞ。

第13位は福岡市から北東にある宗像市に本店を置く「うめ屋」です。創業は1992年と若いお店ですが、特製の味噌で漬け込んだうめ屋のオリジナル商品「味噌明太子」はモンドセレクションを11年連続で受賞しています。また、着色料不使用の「無着色辛子明太子」は鰹だしベースでまろやかなうま味が広がります。

第12位は「まつ本」の明太子。明太子を製造する際には日本酒と唐辛子と共に漬け込みますが、使用するのは長崎の酒蔵で作られる「祝えびす」に限定、唐辛子も数種類を合わせて入れる等製造のための材料にもこだわりを持って造られています。辛口と中辛の二つから辛さを選べる事や塩分量を低めに抑えている事から食べやすい明太子です。

第11位はまるきた水産の「博多あごおとし」です。大手水産会社の支援を受け独自の輸送ルートを確保しているため、福岡のお土産屋で目にすることは多いです。辛味が来るタイミングとプチプチ食感にこだわったこの明太子は水産加工品の品評会で農林水産大臣賞を獲得しています。

第10位は「まるいち」の名称で知られている九州丸一食品の明太子です。専用の釜で96時間しっかりと漬け込まれた明太子は辛味がや塩分が少なく、子供からご年配の方まで幅広い人へのお土産におすすめの一品です。食品添加物や化学調味料一切不使用の「無添加昆布明太子」も健康に配慮する方に喜ばれるでしょう。

第9位はひろしょうの明太子です。原材料となるスケトウダラの卵は全て北海道産で、何度も選別作業を行い、買い付けた量の約10%まで厳選された質の良い物だけが使われます。国産、良質さにこだわりを持つ人に人気の逸品です。

第8位は地元・福岡で流れているコマーシャルで知名度の高い辛子明太子専門店の福さ屋です。明太子を漬け込む際に使われる醤油は、イワシの魚肉から作られる魚醤を使用。しっかりとしたコクとうま味が詰まっています。辛味は程よく、種類が豊富で一本物から切れ子、バラ子まで揃っていますので福岡土産はもちろん、贈り物におすすめです。

第7位としてご紹介するのは「かば田」の名で知られるかば田食品です。大正10年に元々は漬物店として創業した事から、漬物の技術を応用し昆布と共に明太子を漬け強い辛味の中に昆布だしのうま味がしっかりと詰まった濃い味わいが、しっかりとした味を楽しみたい人や辛いものが好きな方に人気です。

第6位には口コミで話題の辛子めんたい風味せんべい「めんばい」が大人気の福太郎がランクイン。福太郎の明太子は漬け込みを二度行う事でふっくらとした仕上がりとなり、コクとうま味も増えています。オーソドックスな明太子「好味（こうみ）」は4種類の辛さから選べます。その他、おしゃれなデザインの「THE MENTAI」もおすすめです。

口コミで広がり、福岡みやげの新定番となりつつある大人気商品「めんべい」は、プレーン味の他、ねぎ、マヨネーズ、玉ねぎ、かつお、辛口と6種類から選べます。その他九州各地の味を活かしたご当地、期間限定のめんべいもあります。また、本社工場の見学も可能（要予約）で明太子やめんべいの製造過程を見る事ができます。

第4位は福岡の総合食品メーカー「久原本家グループ」が展開する食品ブランド「椒房庵」です。醤油と酢の醸造会社として創業した久原本家の自社醸造醤油を漬け込みに使用。3～4日漬けた後、さらに2日間置きたれの量を調整する事で、卵が本来持つうまみをタレが引き立てています。薄味仕立ての上品な味は女性にも人気です。

JR博多駅から直結の商業ビル「JR博多シティ」の9階にある「ごはん家椒房庵」では、明太子入りの玉子焼きや、中辛、柚子、昆布漬の3種類から明太子をたっぷりと楽しめるランチ「めんたいこ御膳」を頂くことができます。ちょうどお昼に合わせて行けば、羽釜で炊き立てのご飯と共に頂くことも出来ます。列車で福岡に来たときもおすすめです。

第4位は関東にも生産・販売の拠点を持つ福岡を代表する「かねふくの明太子」です。他の業者の多くでは行っていない仕入れから塩漬けまでの作業も自社で一貫して行っています。「粒立ち」と呼ばれる塩漬けの工程では職人の目と手で1つ1つ確認し、つぶつぶとした食感を生み出しています。マイルドで食べやすい味と豊富な商品ラインナップが人気です。

兵庫県、大阪府、愛知県、茨城県の4か所の工場や営業所には「めんたいパーク」というテーマパークが併設されています。ここでは、工場見学やギャラリーで明太子へのこだわりと情熱を知り、フードコートで明太子を使ったおにぎりや、ソフトクリームといった変わり種を味わう事ができます。もちろん直売店もあります。

いよいよトップ3、第3位としてご紹介するのはやまやの明太子です。漬け込みのタレは1972年の創業当時から継ぎ足しされてきたもので、そのタレに168時間（7日間）しっかりと漬け込み熟成させる事で深い味わいとなっています。そして漬け込みの際に柚子を加えているやまやの明太子は他にはない独特の風味とさっぱり感が人気です。

また、関東・関西地方を中心に30店舗以上を展開している「博多もつ鍋やまや」では11時から14時のランチタイムに1000円で辛子明太子、辛子高菜、ご飯が食べ放題の定食ランチが楽しめます。福岡では博多駅に店舗があり、また店内で明太子の販売も行われていますのでお食事、お土産におすすめです。

第2位としてご紹介するのは昭和36年に鳥料理店として創業、現在は博多の料亭として親しまれている稚加栄（ちかえ）の販売店「稚加栄本舗」です。卵や漬け込みに使う素材にこだわりを持つだけではなく、箱への盛り付けも職人の手で行われる徹底ぶり。料亭の繊細な味わいを家庭で味わえると人気です。

店舗では、刺身や天ぷら、茶椀蒸しと豪華なお昼の定食（開店時間11時30分から午後2時まで）を1500円で味わう事ができます。テーブルに出されているチューブ明太子「つぶ出し」は食べ放題となっていますのでランチで味わった後に店舗でつぶ出しをお土産に選ばれる方も多いようです。福岡土産にもおすすめです。

第1位に選ばれたのは昭和24年、日本で初めて明太子を製造・販売したとして有名なふくやです。明太子の元祖として地域にも深く根付いていて、どんたくや祇園山笠といったイベントにも参加し、地域貢献にも積極的です。辛さは4段階から選べ、着色・無着色も選べます。

太宰府天満宮へ向かう道にある大宰府店では明太子や高菜、塩辛など薬味を乗せたご飯にあつあつのふぐの出汁をかけていただくお茶漬けが食べられます。太宰府天満宮に行かれる際には軽めのランチとしてお土産選びと共にこちらの茶漬けを楽しむのも良いかもしれません。

筆者が福岡の人気メーカー13社から独断で選んだ福岡のおすすめ明太子ランキング、いかがでしたでしょうか。福岡のお土産に、ランチにと大活躍の明太子ですが、お土産屋などで選ぶ際には種類も多く悩まれる事だと思います。その際には試食と本記事を参考に、贈る方に合う物、自分に合う物を選んでみてください。