福岡は日本酒も美味しい！おすすめ銘柄やお土産に人気のものなどまとめて紹介！

福岡県のほぼ全域に広がるように醸造元があります。その数69件を超える大小の酒蔵があります。江戸時代から福岡のお酒は美味しいと伝えられ、一説には西郷隆盛が福岡のお酒を広めたというようにも伝えられて、筑紫山地から流れる清流に稲作が発展し、酒造りの好適地として美味しい福岡の酒蔵が育ちました。福岡の美味しいお酒紹介します。

福岡県で美味しいお酒をいただくには、気候風土そして水がありますが酒の原材料酒米の栽培が肝心です。福岡県では、5つのJAの地域が酒米栽培の核となり、生産が進められています。一概に酒米と言っても銘柄で違いがありますが、主に夢一献や吟の郷や壽限無そして山田錦の4種類の酒米を使って醸造されいます。日本酒の原材料米です。

福岡の日本酒になる酒米がどれだけの量で生産されているのかというと、山田錦1020tと夢一献700tで90%に近い生産量が確保されています。その他に吟の郷や壽限無など225tの酒米が生産されています。福岡の日本酒は「米」「水」「気候」という酒造りに適した地勢にあり、あらゆる場所で醸造ができるという土地柄なのです。

福岡の日本酒（清酒）には大吟醸酒と吟醸酒と純米大吟醸酒と純米吟醸酒と特別純米酒と特別本醸造酒と純米酒と本醸造酒と古酒と生酒と普通酒があり、それぞれ銘柄別に醸造がされて酒蔵から出荷されています。福岡の日本酒の人気銘柄やおみやげにおすすめの日本酒が軒を連ねるほどに沢山あり、日本酒の福岡としても有名所なのです。

大吟醸酒は吟山田の他に29銘柄、吟醸酒はかほり吟醸竹滴の他に12銘柄、純米大吟醸酒は金襴藤娘の他16銘柄、純米吟醸は山の壽の他32銘柄、特別純米酒は菊美人の他16銘柄、特別本醸造酒は特撰比翼鶴の他4銘柄、純米酒は山の壽他28銘柄、本醸造菊美人の他19銘柄、古酒2銘柄、生酒5銘柄、普通酒32銘柄、その他酒4銘柄があります。　　

福岡の日本酒の銘柄と種類を紹介しましたが、日本酒の醸造の過程でお酒の品質を見極める方法に精米歩合いわゆる米の芯の部分の割合によることがあります。その精米歩合は、玄米の外側のぬかと内側の芯の割合で決められています。例えば「精米歩合70％」というお酒は、玄米の内側の70％を原材料にしているという説明なのです。

日本酒の味の好みは、個人差があります。一言で言えば「辛口好き」や「甘口好き」などですが、先程の精米歩合が日本酒の品質に大きく影響するのです。その精米歩合の数値が低ければ低いほど高品質といわれ、「すっきりさ、香りの華やかなさ」などが感じられ、逆に高いと「味わいの深さ、米の香り、重さ」などを感じると言われています。

大吟醸酒は、精米歩合が50％以下の日本酒で、米、米麹、水と醸造アルコールを原料に酒蔵で醸造されています。落ち着いたまろやかさを味わえる「吟山田」や喉越しに果実の香りを味わえる「山の壽大吟醸」や口の中でまろやかさと大吟醸の香りを味わう「菊美人大吟醸」などが人気で酒蔵自慢のお土産におすすめの福岡の大吟醸酒です。

吟醸酒は、精米歩合60%以下の日本酒で、香味と色沢が良好なものいわれています。原料は、大吟醸と同じです。淡麗で喉越しに香る吟醸感が味わえる「かほり吟醸竹滴」や透明感のある色沢と香り高い辛口「吟醸川波」や香りと味のハーモニーが絶妙な「寒北斗吟醸」などが人気のお酒で、酒蔵自慢のお土産におすすめの福岡吟醸酒です。

純米大吟醸は、原料米の精米歩合が50%以下の日本酒で、米、米麹、水を原料に酒蔵で醸造されています。福岡県産の山田錦を100％使用した深みのある味わいの「金襴藤娘」や柔らかな口当たりで冷酒が美味しい「純米大吟醸百花繚乱」や昔ながらの手造り酒「純米大吟醸」などが人気で酒蔵自慢のお土産におすすめの福岡純米大吟醸酒です。

純米吟醸酒は、精米歩合60%以下の吟醸酒で、原材料は大吟醸酒と同じでお酒によっては脂質に差がないものがあり、飲み分けが難しいものがあります。ライチやラフランスといった香りが鼻孔に抜けて大吟醸のような「山の壽純米吟醸」山田錦を原料米に使い蔵人の手造り感がある「菊美人純米吟醸酒」などが人気でお土産にはおすすめです。

特別純米酒は、精米歩合60%以下又は特別な製造方法で醸造された特別酒です。山田錦と夢一献をブレンドして精米歩合60％まで磨いた原料米で醸造された純米酒で、やや辛口の「菊美人特別純米酒」1年半、2年半と熟成させて膨らみを感じる喉越しの「庭のうぐいすだるまラベル特別純米酒」など、製法に特別の手法を施した人気純米酒です。

特別本醸造酒は、本醸造酒よりも精米歩合が低く米、米麹、水、醸造アルコールを原料に醸造された日本酒です。精米歩合を55％まで高めた高級酒で、爽やかな香りとすっきりとした口当たりを感じる「特撰比翼鶴」スッキリした喉越しがさわやさを誘う「特別本醸造亀の尾」など比較的リーズナブルの割に高級酒感が味わえと人気です。

純米酒は、日本古来のお酒で濃厚な味が日本酒の歴史を物語るようで、精米歩合に規定がないので味の違いが楽しめる日本酒です。冷でも燗でも結構という「山の壽純米酒」生酒状態の「庭のうぐいすたなから純米酒」昔からの味と喉越しを大切にしている「比翼鶴純米酒」など純米酒が古きを知る喉越しで人気のお土産におすすめの福岡お酒です。

本醸造酒は、精米歩合が70％以下で、原料米1000kgに120リットル以下の醸造用アルコールを添加して造られたお酒です。夢一献を原料米にした辛口の「菊美人本醸造」昔ながらの酒袋を使用するなどしている辛口のお酒「九州男児本醸造」精米歩合70％の本格本醸造酒「城島の地酒」などがあり、辛口好み方にはおすすめの福岡の日本酒です。

古酒と言われるように、醸造後1年以上ねかされた日本酒です。「若竹屋伝兵衛馥郁元禄之酒」「綾杉一酌散千愁」など原酒の状態で三年五年と長年厳重に寝かせて、熟成してまろやかな口当たりと香りが楽しめる日本酒です。古酒の持つ独特の日本酒感は地味ながらも、福岡のお酒として人気がありおすすめの日本酒です。

生酒は、まったりとした日本酒本来の口当たりと違い、スッキリ爽やかな味が楽しめるというのが売りのお酒です。冬限定の白いおりが雪を連想させる「綾杉にごり酒」新酒の感覚でスッキリした喉越しの「しぼりたて生酒」米の旨味を感じさせられる「吟造り純米生貯蔵酒」などがあり、生酒本来の爽やかさを大切にしている日本酒です。

普通酒は、醸造アルコールの添加量が多めにして醸造されている日本酒です。やや甘口の「菊美人上撰」辛口の「菊美人辛口上撰」「九州男児上撰辛口」などがあり、蔵人の丹精した醸造に手造り感のある昔ながらの包装などで、いわば普通に飲める親しみある日本酒として人気があり、お土産にもおすすめの福岡の日本酒です。

福岡は日本酒も美味しい！その理由は、酒造りの三原則「米」「水」「気候」に恵まれていることもありますが、日本酒の酒質銘柄ごとに紹介した福岡の日本酒は、豊富な酒米と蔵人の丹精込めた醸造技術、筑紫山地からの自然の恵みそして筑後川や遠賀川の清流に恵まれて醸造されています。福岡の日本酒が美味しい理由がそこにあるのです。

福岡というと博多中洲天神と言う地名やそこで食べられるグルメに誘われるように、長浜屋台での博多ラーメンや山海の美味しいものが沢山揃っていて食を楽しむというイメージがいっぱいの街として多く紹介されています。しかし福岡は、地形的にも有明海や玄界灘や筑紫山地など男気のある景観が楽しめる観光資源豊富なところでも有名です。

福岡に観光地は沢山ありますが、志摩サンセットロード二見浦から河口の弁天橋までのサンセットドライブや学問、至誠、厄除けの神様として有名な太宰府天満宮や福岡県南部にある「柳川」の掘割をすすむ「川下り」と柳川の城下町の散策などがあります。そして、極めつけは門司港レトロ地区の散策や展望室からの夜景を楽しめたりもします。

いかがでしたか。九州と言うと焼酎というイメージがありますが、日本酒も美味しくて、なかなか見落とせない逸品なのです。中でも、福岡は日本酒も美味しくいただける醸造に適した地域なのです。福岡で造られた日本酒のおすすめ銘柄やお土産に人気のものなどまとめて紹介しました。福岡には美味しい日本酒があります。おすすめです。