鴨川デルタはおすすめの癒しスポット！アクセス情報や人気の理由もご紹介！

賀茂川と高野川が合流して鴨川となる場所の三角州を指す「鴨川デルタ」。京都大学を始め、同志社大学や京都府立医科大、京都工繊大などの周辺の大学生にとっての憩いの場所であるだけでなく、四季折々の自然とともに等身大の京都の魅力を感じられるとして観光客にも人気のスポットです。

その人気の「鴨川デルタ」へのアクセス方法としては市バスを利用するか、京阪電車、もしくは地下鉄烏丸線を利用するかが基本となります。このうち最も簡単なアクセス方法としては「京都」駅や「河原町」駅から市バスを利用するのがおすすめ。最寄りバス停は「出町柳駅前」もしくは「河原町今出川」になります。

大阪や滋賀方面からのアクセスとしては京阪電車の「出町柳」駅で降りれば、およそ徒歩2~3分で「鴨川デルタ」に到着することができます。また、地下鉄烏丸線でのアクセスの場合は「今出川」駅で下車、市バスに乗り換える、もしくは徒歩で20分ほどとなります。

地下鉄烏丸線を利用する場合は、徒歩距離が若干長くなるため「鴨川デルタ」を訪れる前に途中の京都御所に立ち寄るのもおすすめ。さらに「今出川」駅は同志社大学に隣接しているので、美しいレンガ造りの校舎のあるキャンパスも見どころの1つです。

「鴨川デルタ」は周辺の大学生にとって四季折々の周囲の風景と共に忘れられない想い出の地。さらに京都大学出身の作家・森見登美彦の小説や万城目学の小説に登場したり、映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」のロケ地としても有名で、作品の世界に触れようとするファンも大勢訪れる人気観光スポットです。

その「鴨川デルタ」の魅力といえば、京都の街の中心部にありながら四季折々の自然を豊かに感じられるところです。三角州ということもあり、近くに高い建物もなく、晴天の日などにはすがすがしく広がる青空の下でのんびり過ごすこともできるとあって、観光客や学生だけでなく地元の人たちにとっても憩いの場所となっています。

「鴨川デルタ」の近くの水辺には亀の形などをした飛び石も置かれており、水量の少ない時期は歩いて渡ることも可能。夏場などには近くの子供たちなどが水と親しむ姿が多く見られます。さらに春夏秋冬それぞれに見どころが多くいつ訪れても楽しめる、それが「鴨川デルタ」の特徴の1つとなっています。

「鴨川デルタ」周辺には賀茂川に沿って桜が多く植えられており、中でも北大路橋から北山通りにかけての半木の道は枝垂桜の名所です。さらにその横にある京都府立植物園内にも見事な桜苑があり、広大な園内でゆったりと桜見物ができます。さらに高野川沿いにも桜並木があり、こちらは下をそぞろ歩くのも楽しいスポットとなっています。

また、「鴨川デルタ」から今出川通りを歩いて15分ほどの京都御所にも見事な枝垂桜を始めとする桜苑やいち早い春の訪れを感じられる梅苑や桃苑があり、そちらの散策も合わせてぜひ楽しみたいところです。

「鴨川デルタ」の親水公園としての本領が発揮されるのが夏のシーズン。近くの葵公園などからのセミ時雨とともに京都の夏を満喫できるスポットとなっています。さらに、夏の終わりの風物詩の1つである五山の送り火のうちの大文字焼を見上げることが出来る場所としても人気となっており、当日は例年大変な混雑となっています。

この五山の送り火が過ぎれば、長く厳しかった京都の夏も盛りを過ぎ、日に日に風に涼しさを感じられるように。特に「鴨川デルタ」周辺では、日中を過ぎれば、朝晩の水面を渡る風に涼やかさをいち早く感じることが出来ます。

秋の声が聞こえ始めると「鴨川デルタ」周辺の緑もそれぞれ美しく紅葉し、秋の自然を満喫できるようになります。近くの世界遺産・下鴨神社は京都でも有数の紅葉スポットでもあり、「鴨川デルタ」から秋のおだやかな日差しの中、のんびりと散歩するのにもちょうど良い場所となっています。

さらに周辺の大学も11月になると例年それぞれ個性あふれる大学祭を行っており、コンサートやライブ、出店などをひやかしながらのキャンパス散策も秋の楽しみの1つです。近くの出町柳商店街にはさば寿司や大福などの有名店も軒を連ねており、天気の良い日にはそれらをテイクアウトして「鴨川デルタ」で楽しむ人も多く見られます。

冬には川面を渡る風の冷たさに加えて、比叡おろしと呼ばれる冷たい風が吹く「鴨川デルタ」周辺ですが、この時期ならではの楽しみがユリカモメの姿です。特に冬晴れの日に飛ぶその姿はデルタだけでなく鴨川の風物詩といっても過言ではないほど。

ユリカモメ以外にも数多くの野鳥の楽園でもある「鴨川デルタ」。さらに雪化粧したときの美しさはまた格別です。近くの下鴨神社でも「蹴鞠はじめ」や「節分祭」「初午祭」などの祭事も行われており、「鴨川デルタ」から下鴨神社にかけて、しんと静まった雰囲気の京都の冬を満喫することが出来ます。

鴨川デルタ周辺には「出町柳」駅、「河原町今出川」交差点を中心にたくさんの人気カフェがあります。どのお店もこだわりのフードメニューやおいしいコーヒー、目移りするスイーツなどを揃えた個性豊かなカフェばかり。ぜひ鴨川デルタ散策にお出かけの際には、これらのカフェでの「おいしいカフェタイム」を満喫してみてください。

朝早くから鴨川デルタの散策を始めるという時にぜひおすすめなのが出町柳にある老舗カフェ「MAKI」のモーニングセットです。数々の観光雑誌やサイトでも取り上げられているモーニングはボリュームもたっぷりでインスタ映えも間違いなし。おいしい自家焙煎コーヒーと一緒にゆったりした京都の朝を楽しめます。

住所:京都府京都市上京区河原町今出川上ル青龍町211 電話番号:075-222-2460

鴨川デルタからほど近い今出川通り沿いのカフェ「TRUNK.」。ウッディで落ち着く雰囲気の店内では、おいしいコーヒーと丁寧な仕込みのカフェメニューが味わえると地元の学生やビジネスマンから観光客まで人気のカフェです。素朴な甘さのスイーツもおすすめ。

住所:京都府京都市上京区今出川町今出川通烏丸西入上る三芳町155 電話番号:075-203-9160

ずらりとショーケースに並んだ手作りのケーキがおいしい「童夢」。イートインスペースもあるので、鴨川デルタ周辺の散策に疲れた際の休憩にも持って来いのお店です。週替わりのランチメニューも旬の野菜を使ったヘルシー&おいしいものばかりです。

住所:京都府京都市上京区今出川通寺町東入ル一真町92 電話番号:075-256-3557

鴨川デルタから歩いて5分ほど、河原町今出川の交差点から河原町通りを南へ進んだところにあるカフェ「セカンドハウス出町店」は、あっさりした甘さの大ぶりのケーキやボリュームたっぷりのスパゲッティ、さらにアツアツがたまらないピザやキッシュがおいしいと、地元の大学生や観光客に人気のお店です。

特に近くの同志社大学や京都大学、京都府立医科大の学生にとってはキャンパスライフを彩った大切な場所、という人も多いこのカフェ。ウッディでくつろげる雰囲気の店内でおいしい食事を楽しむのも良し、散策疲れを癒すスイーツを味わうのも良し、のおすすめ店です。

住所:京都府京都市上京区今出川下ル梶井町448 清和ビル 1F 電話番号:075-241-4051

世界遺産でもある「下鴨神社」は鴨川デルタからも歩いてすぐのアクセス至便な場所。広大な敷地には自然豊かな糺の森があり、四季折々の自然の美しさを街中でも感じられます。さらに1年を通じてさまざまな祭事やイベントなどが行われているおり、鴨川デルタを訪れる際にはぜひ立ち寄りたい人気観光スポットです。

住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59 電話番号:075-781-0010

鴨川デルタから歩いて15分ほどの場所にある知恩寺境内で毎月15日に開催されている「手作り市」。同じ京都の「弘法さん」「天神さん」と比較すると、よりカジュアルなハンドクラフトグッズが手に入るとして人気です。さらに知恩寺周辺は京都大学の学生街となっており、個性的な定食店やカフェも多く点在しています。

住所: 京都府京都市左京区田中門前町 (知恩寺境内)

地下鉄烏丸線「今出川」駅から「丸太町」駅にかけて広がる「京都御所」。主要建物があるエリアは特別参観の時期を除いて事前申し込みが必要ですが、それ以外の梅苑や桜苑は自由に散策することが可能なため、地元の人から観光客にとっての憩いの場となっています。

住所:京都府京都市上京区

どこを切り取っても絵になる街・京都の中で、より自然体の四季のうつろいが楽しめる人気スポット「鴨川デルタ」。京都駅や四条河原町駅など主要ポイントからのアクセスも良く、テンプレ通りの京都観光には飽きた、という人にはぜひおすすめしたいスポットです。