ポークたまごおにぎり本店はおすすめの行列店！沖縄の名物ソウルフード紹介

近年沖縄で連日行列を作っている沖縄の家庭料理であるポークたまごおにぎりの専門店「ポークたまごおにぎり」をご存知ですか。本土ではまだまだ知名度の高いものとは言えませんが、このポークたまごおにぎりは美味しく、ボリューミーで食べごたえ抜群の逸品なので知っていて損はありません。ここでは専門店「ポークたまごおにぎり」について紹介します。

このポークたまごおにぎりという食べ物についてですが、1年中気温の高い沖縄には多くの種類の缶詰があります。中でも沖縄県民愛されている缶詰が「ポーク缶」「ポークランチョンミート」と呼ばれるもので、これを焼いたものにたまごを添えたものが沖縄の定番メニューで、これをご飯に挟んだものがポークたまごおにぎりと呼ばれるようになりました。

このポークたまごおにぎりという食べ物に使用されている「ポーク缶」というのは、豚肉や牛肉、さらに鶏肉の中の、いわゆる「くず肉」と呼ばれるものをパテにして缶詰にしたもので、沖縄グルメには欠かせない名物です。「スパム」「チューリップポーク」などが有名どころですが、今は沖縄県産豚を使用した「わしたポーク」も販売されています。

ポークたまごおにぎりという食べ物にはモデルがあります。元々は「スパムおにぎり」というハワイとで食べられていた、ランチョンミートをご飯の上に乗せて海苔で巻いたもので、移民を通して広まったと言われています。豚肉を好んで食べている人の多い沖縄にはとても相性が良く、沖縄県民のソウルフードと呼ばれ程愛される定番料理となりました。

沖縄の名物であるポークたまごおにぎりですが、近年では沖縄だけでなく全国的にも少しずつグルメな人やグルメ雑誌などで注目され始めているようです。「ポークたまごおにぎり」が那覇空港付近にあるため観光客が容易に本格的なポークたまごおにぎりを堪能することができること、観光客が地元に戻ってから多くの人におすすめするためだといわれています。

ポークたまごおにぎりは沖縄県民に愛されている名物であると紹介しました。家庭料理として多くの家庭で作られ、コンビニやスーパーでも多く販売されているほど、あるのが普通の食べ物として認識されていますが、専門店が展開されることはありませんでした。そんな中で生まれたのがポークたまごおにぎり専門店「ポークたまごおにぎり」です。

ポークたまごおにぎりは家庭料理として多くの家庭で作られ、コンビニやスーパーでも多く販売されているほど愛されている食べ物ですが、このポークたまごおにぎりにもっとスポットライトを浴びせたい、もっと脚光を浴びて欲しい、と立ち上がった清川勝朗さんの手によってポークたまごおにぎり専門店「ポークたまごおにぎり本店」が生まれました。

「ポークたまごおにぎり」は専門店というだけあって多種類のポークたまごおにぎりが販売されています。焼いたスパムと卵をおにぎりで挟んだものがポークたまごおにぎりのプレーンでこれが基本となり、おにぎりの具にスパムとたまごに加え、自家製のあぶらみそ、高菜、ゴーヤの天ぷら、海老フライなど様々なメニューが取り揃えてあります。

「ポークたまごおにぎり」はおにぎりの生命線であるお米には並々ならぬこだわりがあります。おにぎりに合うお米を厳選して精米していて、さらにホカホカの状態で味わってもらうために、全ての商品を注文を受けてから作るというこだわりぶりです。スパムにたまご、トッピングの揚げ物も全て注文を受けてから作るので常に出来立ての物を堪能できます。

「ポークたまごおにぎり」は現在3つの店舗を構えています。牧志駅から徒歩７分、牧志公設市場の近くにある店舗「牧志市場本店」、那覇空港付近にあり観光客でにぎわう店舗「空港1F店」、トマトとタコミートも入った一風変わったメニュータコペーニョが食べられる店舗「北谷店」の3店舗です。どこの店舗も連日行列を作るほど盛況しています。

「ポークたまごおにぎり」には何種類ものポークたまごおにぎりが販売されていますが、一体どれを選べばよいのでしょうか。基本的には「ポークたまごおにぎり」は常にグルメな人たちが行列を作っているようなお店なので何を選んでも美味しいですが、その中でもこれはぜひ食べてみてほしいというおすすめのメニューをここで紹介していきます。

ポークたまごおにぎり専門店「ポークたまごおにぎり」の中でも基本中の基本、「ポークたまごおにぎりプレーン」です。焼きたてのスパムがジューシーで、程よく厚みがあってフワフワした感触があり甘みのあるたまご、そしてはさんでいるご飯も柔らかさと弾力があります。基本のこれが美味しいので連日店に行列ができ、グルメな人が集まるわけです。

ポークたまごおにぎりのスタンダードメニューの1つ「ポークたまごおにぎり人参しりしり」です。人参しりしりとは沖縄の郷土料理の1つで、人参をスライサーで細かく刻んで調味料で味付けをするものです。沖縄では家庭料理として親しまれているものです。ちなみにこのしりしりとは千切りという言葉を沖縄の方言にしたものだそうです。

この人参しりしりはガラムマサラや島唐辛子で味付けをされていて、カレー風味に仕上げられていて、これをポークたまごおにぎりに加えます。味はピリ辛でスパイシー、スパムのスパイシーさも合わさり、1口食べてみると病み付きになりあっという間に食べてしまうほどです。旅行中には野菜不足になるといいますが、これならばそれを補うこともできます。

ポークたまごおにぎりのスタンダードメニューの1つ「ポークたまごおにぎり高菜」です。ポークたまごおにぎりの中に高菜を加えたものですが、高菜の塩気とスパムのジューシーさで味が濃くなり、おにぎりをどんどん食べることができます。人参しりしりは味にスパイスという1つのポイントを加えましたが、高菜は既にある味をもう1段階引き上げてくれます。

ポークたまごおにぎりのスペシャルメニューの1つ「ポークたまごおにぎりゴーヤの天ぷら」です。このスペシャルメニューはポークたまごおにぎりにゴーヤの天ぷらを2つとかつお節を挟めて作られたものです。ポーク、たまご、そしてゴーヤが三位一体となることで、あの沖縄名物のゴーヤチャンプルーに近い味が堪能できます。

「ポークたまごおにぎりゴーヤの天ぷら」はゴーヤチャンプルーを元に作られたもので、かなりの人気メニューで、「ポークたまごおにぎりゴーヤ」の名物の1つとなっています。ゴーヤは天ぷらにすることで甘さが出て苦さが抑えられるため、ゴーヤが苦手という人でも抵抗なく食べることができます。

「ポークたまごおにぎりゴーヤの天ぷら」は食べてみると、ゴーヤの天ぷらはサクサクした気持ちの良い食感に、天ぷらにすることで苦さが抑えられ甘さが増し、ポークとたまごが見事に合い、鰹節の旨味がまた良い味に仕上げてくれます。ゴーヤチャンプルーが好きな人やゴーヤの苦味に抵抗のある人、子どもから大人まで幅広い層から人気の名物です。

ポークたまごおにぎりのスペシャルメニューの1つ「ポークたまごおにぎりエビタル」です。ポークたまごおにぎりに子どもから大人まで人気なエビフライとタルタルソースが入っています。ポークたまごにエビフライの並びに違和感を感じる人もいますが、食べてみるとフワフワのポークたまごにサクサクのエビフライが加わり食感の変化を楽しめます。

ポークたまごおにぎりのスペシャルメニューの1つ「ポークたまごおにぎり島豆腐の厚揚げと自家製油味噌」です。「牧志市場本店」「空港1F店」の2つの店舗のみのスペシャルメニューとなっています。ポークたまごおにぎりに自家製油味噌で味付けのされた島豆腐の厚揚げが加えられたもので、店内屈指のボリュームを誇るメニューです。

「ポークたまごおにぎり島豆腐の厚揚げと自家製油味噌」は食べてみると、島豆腐の独特の風味と甘辛味噌はとても良く合い、厚揚げののボリュームとスパムの塩加減が絶妙にかみ合う逸品です。出来立ての厚揚げ豆腐とおにぎりは違和感なく口の中で混ざり合い、さらに1つでもかなりの食べごたえなので、満足度の高い名物の1つとなっています。

ポークたまごおにぎりのスペシャルメニューの1つ「ポークたまごおにぎりナーベラ天と自家製油味噌」です。これは「牧志市場本店」の店舗限定のスペシャルメニューです。ナーベラとはヘチマのことで、これを中はしっとり、外はサクサクの天ぷらにして、甘い味噌を加えることで、ポークたまごおにぎりに食感の変化、そして味噌によってコクが増します。

ポークたまごおにぎりの専門店「ポークたまごおにぎり」では観光客や小腹が空いたときに買う人など1つ1つ買う人もいますが、持ち帰って家族や色々な人と食べる人など多数で買う人もいます。そんな場合にはセットで購入する方がお得になります。ここではお得なセット販売について紹介します。

先ずはスペシャルメニューから3つとスタンダードメニューから2つで1380円の「お得なPTOBOX1」です。このメニューは店舗によって内容が異なり、本店の場合はスペシャルメニューが「魚フライタルタル自家製島らっきょ」「ゴーヤの天ぷら」「ポチギハッシュポテトのスペシャルポークたまごおにぎり」となります。

次にスペシャルメニューから2つとスタンダードメニューから2つ、さらにアーサ汁が2つ付くで1380円の「お得なPTOBOX2」です。スペシャルメニューは北谷の店舗の場合は「とんかつたまご」「ゴーヤの天ぷら」「エビタル」からの選択になります。アーサ汁とはヒトエグサと島豆腐を使った汁物のことで、沖縄の郷土料理です。

最後はスタンダードメニューから6つを選ぶ1380円の「お得なPTOBOX3」です。本店で購入する場合には、スタンダードメニューの油みそ、ねり梅、鰹昆布、明太子、高菜、人参しりしりの中から選ぶことができます。他のセットよりも同じ値段で1つ多く購入できるので、数多く購入したい人にはこちらがおすすめです。

専門店「ポークたまごおにぎり」にはテーブル席が少し用意されていますが、あまり利用する人の割合は高くないようです。常に行列なので少々落ち着きづらいことと、本店周辺では公園も多くそちらで食べる人も、空港1F店でも休憩のスペースで食べる人が多いようです。テーブル席も多いわけではないので、テイクアウトを前提に訪れるようにしましょう。

沖縄名物であるポークたまごおにぎりですが、食べてみたいが沖縄まで向かうのは難しい、可能ならば自分で作って食べてみたいという人もいらっしゃるでしょう。ポークたまごおにぎりは元々沖縄では家庭の味の1つなのでそれほど難しい作り方ではなく、むしろお手軽に作れる料理です。ここではポークたまごおにぎりの作り方について紹介します。

材料は5ミリスライスのポーク4枚、たまご1個、塩少々、サラダ油適量、ご飯適量、焼き海苔10センチ15センチ4枚、これで2人前の量となります。必要な材料はこれだけなので揃えることは簡単です。何か自分でアレンジを加えたいと考えた時は、本店のようにツナマヨ、油味噌、梅、明太子、高菜などを用意するのも良いでしょう。

作り方は5ミリスライスのポーク4枚をフライパンで両面を焼く、次に塩を少々加えたたまごで卵焼きを作る、卵焼きが冷えたら4枚に切る、最後にラップの上に焼き海苔を置き、ご飯を置き、上半分にたまご焼きとポークを1切れずつ乗せて、下半分をたたみ、ラップで包んで軽く握って形を整えます。これで沖縄グルメポークたまごおにぎりの完成です。

専門店「ポークたまごおにぎり」への店舗ごとへのアクセスを紹介します。牧志の店舗本店は、ゆいレールより牧志駅から徒歩7分、北谷の店舗は琉球バス交通美浜アメリカンビレッジから徒歩6分、空港1Fの店舗は那覇空港から徒歩1分の位置にあります。近くになると行列が見えます。アクセスの容易な空港1F店は空港に近く、行列もありますがおすすめです。

行列のできるポークたまごおにぎり専門店「ポークたまごおにぎり」について紹介してきましたがいかがでしょうか。この沖縄グルメは1つ1つがボリューミーで、美味しく手軽に食べられる、さらに種類も多いので飽きずに楽しめるという魅力を持った名物です。沖縄に訪れた際にはぜひ行列に並んで、「ポークたまごおにぎり」を堪能しましょう。