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ルルドの泉への行き方は?奇跡は本当に起きたのか?カトリックの聖地を解説!

ルルドの泉への行き方は?奇跡は本当に起きたのか?カトリックの聖地を解説!
投稿日: 2017年8月17日最終更新日: 2020年10月7日

ピレネー山脈の麓に、小さな町「ルルド」は在ります。カトリックの巡礼の地として国際的にも有名で、年間500万人もの人々がルルドの町にやって来ます。そこには、「ルルドの泉」と言う奇跡の聖水が湧き出る泉が在るのです。行き方や「ルルドの泉」の秘密に迫りたいと思います。

「ルルドの泉」って何処にあるの?見出し

フランスとスペインを分ける様に、ピレネー山脈は走っています。そのピレネー山脈の麓、フランス側にルルドの町はあります。世界中から奇跡を求めて、多くの殉教者や病気などで辛い思いをしている人々がやって来ます。パワースポット「ルルドの泉」の起源や行き方、ルルドの聖地について色々とご紹介して行きたいと思います。

「ルルドの泉」への行き方見出し

パリノモンパルナス駅からは、TGV(フランスの高速列車)に乗車しナント・ボルドーを経由してルルド駅へ向かいます。所要時間は約5時間30分です。時間は少しかかりますが、車窓からの景色も楽しめるのでお勧めです。駅から「ルルドの泉」の在る聖域までは、徒歩約20分、タクシーで約10分程です。

「ルルドの泉」って何?見出し

マサビエルの洞窟

「ルルドの泉」とは、ルルドの聖なるカトリックの巡礼地に存在する奇跡の泉の事です。世界中から聖母マリアの聖水を求めて大勢の人がやって来ます。「マサビエル」の洞窟には、病を治癒する聖水が湧き出ているのです。人々はその聖水を求めて世界中からやって来ます。そしてこの洞窟には、マリア様の銅像が飾られ人々はお祈りをするのです。

「マサビエルの洞窟」は、どうして聖水が湧き出る様になったのでしょう。そして何故マリア様の銅像が飾られ、崇められているのでしょう。それは、在る一人の少女の存在が関係しているのです。祭壇の後ろには箱が置かれていて、人々の祈りの文章や手紙が入れられる様になっています。多くの巡礼者によって、ローソクの灯はいつでも絶える事がありません。

「ルルドの泉」の起源見出し

ベルナデッタ・スビル―

マサビエルの洞窟が、カトリック巡礼者の聖地となったのには理由があります。それは、「ベルナデット・スビル―」と言う少女の存在が関係しています。彼女が1858年2月11日14歳の時、マサビエルの洞窟を訪れました。そこで奇跡的に初めて聖母マリアの出現に遭遇したのです。その時彼女は、聖母マリアから洞窟内の在る場所を掘る様にお告げを受けました。

ベルナデットが聖母マリアからお告げを受け、洞窟内の在る場所を手で掘ってみました。すると、そこから見る見る湧水があふれ出したのです。その水が人々の病や苦しみを癒す聖水だと言う噂が広まり、多くの人々がやって来る様になりました。今では「ルルドの泉」としてカトリックの巡礼地となっています。ベルナデットはその後17回も聖母マリアに遭っています。

「ルルドの泉」聖水で奇跡が?見出し

「ルルドの泉」の聖水を求めて巡礼のカトリック信者葉もとより、世界中からパワースポットを求めて観光客も沢山訪れます。マサビエルの洞窟の「ルルドの泉」から、ロザリオ聖堂までの洞窟の岩に沿って蛇口が沢山設けられています。物凄い数の人がやって来るので工夫されているのですね。聖堂までの参道には、聖水を汲む為の容器が売られています。

さて、「ルルドの泉」から湧き出る聖水で本当に奇跡は起こるのでしょうか。実にこれまで6000人の不治の病に侵された人々が、「ルルドの泉」野聖水を口にして奇跡的に治ったそうです。杖をついて「ルルドの泉」を訪れた人が、帰りには杖をつかずに帰途に着いたと言う話も残っているそうです。数多くの実例は、ルルドの教会が管理しています。

1879年に35歳の若さで亡くなったベルナデッタは、聖ヨセフ小聖堂の地下に在る墓地に眠っています。その姿はまるで眠っているかの様な、腐敗する事も無く美しい姿のままだそうです。これまで3度遺体の鑑定が行われたそうですが、大きな変化はないそうです。ベルナデッタにも、その奇跡が起こっているとしか言い様がありません。

「ルルドの泉」巡礼の地:ロザリオ聖堂見出し

ルルドの巡礼の聖地には数多くの教会が有りますが、その中でも「ロザリオ聖堂」は一番多く人々が訪れるスポットです。マサビエル洞窟の上に建っている「バジリカ聖堂」と併せて上空から眺めると大きな十字架の形になっています。「ロザリオ聖堂」はビザンチン・ロマネスク様式で建てられていて、両手を広げて訪れる人々を迎えてくれている様な温かさが有ります。

「ロザリオ聖堂」は全体的にはロマネスク様式で建てられていますが、厳密に言うと3種の建築様式が使用されています。内装にはビザンチン建築のデザインが活かされていて、べネツィアモザイクや丸い天井等が見どころとなっています。礼拝堂にその美しさが凝縮されています。ステンドグラスからの灯りやシャンデリア等が明るい印象を感じさせます。

「ロザリオ聖堂」の内部には、聖母マリアのモザイク画が飾られています。その表情は何処の聖堂にある物より、神聖で美しいと人々は魅了されています。本当に清楚で美しい表情をしていますね。さすがにマリア様の降りて来られた地の聖堂だなと改めて思います。巡礼や観光で訪れた人々は、一体ここで何を懺悔し、何を願うのでしょうか。

「ルルドの泉」周辺の雰囲気見出し

カトリックの聖地「ルルドの泉」を求め、世界中から信者や観光客が毎日ひっきりなしに訪れます。中には興味本位や、ただ観光を目的にこの地を訪れる人も多いと思います。でも、軽い気持ちで訪れた人の中には軽いショックを受ける人も居る様です。車椅子や見るからに重い病気を患っていると一目で分かる人々が多く訪れているのを目の当たりにするからです。

病の人々を支えているのが、多くのボランティアの人々です。毎日こうしてボランティアの人々の助けで、病に苦しむ人々が訪れます。訪れる人々の中には、この地を訪れて、同じ苦しみを持った人々と交流をするのが目的の場合も有ります。同じ苦しみを分かち合う事は、少しでも気持ちが癒されるのではと思います。聖地を訪れると明らかにこの地が特別だと感じます。

ろうそく行列

ルルドの聖地では、宗教行事として4月から10月に「ろうそく行列」が行われます。夜になるとろうそくを手にした大勢の人々がお祈りをしながら広場を行進します。観光で行かれた際に、この「ろうそく行列」ニ参加するのも良い想い出になると思います。世界中から人が集まるカトリック巡礼の聖地で、その軌跡のパワーを一杯に感じてみるのも良いと思います。

「ルルドの泉」は巡礼の聖地見出し

こうして観るとロザリオ聖堂はとても美しく、川に沿って巡礼に訪れる人々を癒す様に建っています。お城の様にも見えてとても優雅な姿をしています。聖母マリアが一人の少女にお告げを下し、それを忠実に行った少女ベルナデッタが居たからこそ、ルルドの地が巡礼の聖地となったのです。奇跡を信じたい気持ちになって来ました。

マサビエルの洞窟は、まさに聖母マリアがベルナデッタの前に現れた場所です。ここは特に神聖な場所として崇められていて、毎日多くの巡礼者や観光客がやって来ます。洞窟の外谷内部にも、ローソクを立てる場所が用意されています。マサビエルの洞窟には、ベルナデッタがマリア様と出逢った場所が記されているそうです。

「ルルドの泉」聖なる風景見出し

ルルドのカトリック巡礼の聖地ロザリオ聖堂のは、荘厳でかつ神聖でありながら訪れる人々を温かく出迎えてくれる姿をしています。神聖な場所は日本にも沢山有りますが、奇跡の聖水を病める人々に分け与える為に少女の前に現れてお告げをされた土地です。特別なパワーがありそうですね。是非一度訪れてみたいものです。

聖職者が一堂に集まり聖母マリアに祈りを捧げている所は、とても神聖に感じますね。この様な光景に出くわすと、一瞬身が引き締まる様な感覚になってしまうのではないでしょうか。時には神聖な場所に身を置く事は、大事な事かも知れませんね。ルルドの聖地を訪れて、パワーを一杯感じて帰りましょう。

「ルルドの泉」聖水見出し

「ルルドの泉」の聖水は欲しいけど、中々フランスのピレネーの麓までは行けないと言う方も多いと思います。ルルドの聖水を使った、小瓶のお守り等も販売されている様です。ルルドの聖地周辺のお土産物屋さんにも、パワースポットならではのグッズが沢山売られています。出来れば本場で買い求めたいものです。でも、持っているだけでも安心な気がしますね。

「ルルドの泉」へ行ってみよう見出し

「ルルドの泉」への行き方や、カトリック巡礼の聖地についてご紹介して来ましたが如何でしたか?「ルルドの泉」に宿る聖水には、奇跡が起こると言われています。そして巡礼地には凄いパワーがみなぎっていると言われています。実際に訪れてその効果やパワーを感じて見るのも良いと思います。皆様のルルドの旅が素晴らしい物となる様に願っています。

投稿日: 2017年8月17日最終更新日: 2020年10月7日

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