世界一小さい国はバチカン市国？ミニ国家ランキングTOP9も大紹介！

世界一小さい国はどこか考えたことはありますか?そもそも日本も小さな国家ではありますが、それ以上に小さな国も沢山あるのです。今回は、世界一小さい国についての面積や人口、そしてその他小さい国家についてまとめました。世界一小さい国のことを知って、明日周りの友達に話してみてはいかがでしょうか。きっと意外と知らない人が多いはずです。

世界一小さい国家は「バチカン市国」です。バチカン市国とは、イタリアのローマ内にある独立国家です。バチカン市国には、ローマ教皇が住んでおり、カトリック教会の総本山であります。バチカン市国には、バチカン美術館を始め、貴重な美術品や建築物があり、多くの観光客が訪れています。バチカン市国は世界一小さい国家ですが、歴史は深いです。

世界で最も小さな国のバチカン市国は、歴史のある国家です。歴史は4世紀に遡り、サンピエトロ大聖堂を建てたのが、歴史のはじまりです。イエスキリストの弟子・聖ペトロの墓の上に、サンピエトロ大聖堂を建てたそうです。国家が1929年に統一され、領土の問題で争いが起き、その後教皇領を手ばなす代替えとし、バチカン市国は独立国家となりました。

バチカン市国の面積と人口はどの位か想像できますか?バチカン市国の面積は、0.44平方キロメートルです。その面積は、東京ディズニーランドよりも小さく、日本の皇居の面積の半分以下です。ちなみに日本の面積は38万キロ平方メートルなので、小さいと思っていた島国日本と比較しても、世界一小さいバチカン市国は大変小さいことが分かりました。

またバチカン市国の人口は、面積が小さい分少なく、約800人です。国家の人口としては大変少ないです。またその人口のほとんどが、スイス人衛兵と聖職者になります。面積も小さく人口も少ないバチカン市国でありますが、日本を始めとし、世界各国に大使を送っています。他の国のように切手や通過も独自のものを発行しているので、お土産におすすめです。

世界一小さい国のトップ9は、「モルディブ」です。インドの南西に浮かんでいる島国、モルディブは、ハネムーンなどに人気のリゾート地ですが、決して大きくありません。モルディブの面積は300キロ平方メートル、人口は2016年の時点で41.75万人です。観光業に力をいれているモルディブは、島にホテル1件と贅沢なリゾート地となっております。

モルディブはセレブに人気の国です。モルディブの人口の3分の1から4分の1が首都マーレに集中していて、人口密度が世界の中でも有数と言われています。首都マーレは、外周を歩いても2時間ほどでまわれてしまうほど小さい島です。面積の小さい国ではありますが、リゾート地ということもあり、滞在日数は長くのんびりできる人気の国家です。

あまり聞いたことがない方も多いかもしれませんが、世界一小さい国TOP8は「セントクリストファー・ネイビス」です。セントクリストファー・ネイビスの面積は261キロ平方メートルです。イギリス連邦加盟国のミニ国家は、面積・人口共に南北中アメリカの中で最も小さい国家で、独立した年は30年と最も新しいです。観光業と電気機械の組立業が盛んです。

 

セントクリストファー・ネイビスは、カリブ海2つの島（セントクリストファー島・ネイビス島）からなるイギリス連邦の島国です。日中の平均温度は28度と年中と通して暖かく、自然も多く過ごし易い国です。面積を例えると沖縄の西表島くらいの規模です。世界遺産や美しいビーチ、温泉などもあり、是非一度行っていただきたいおすすめの国です。

世界一小さい国TOP7は「マーシャル諸島」です。正式名称はマーシャル諸島共和国です。マーシャル諸島共和国は、太平洋に浮かんでいるマーシャル諸島全域を領土としている島国です。181キロ平方メートルの面積を持ち、人口は2016年時点で5.307万人です。場所は、ミクロネシア連邦の東側、キリバスの北に位置しているミニ国家の一つです。
 

マーシャル諸島は、かつて第一次世界大戦の時に日本が、そして1944年のマーシャル諸島の戦いに置いてアメリカに占領されていた国です。ビキニ環礁は水爆実験でも有名な場所です。面積も人口も小規模な国でありますが、自然豊かで美しい海に囲まれています。現在でも、人口のうち2割ほどは日系人で、日本語が話せる国民が比較的多いそうです。

世界一小さい国TOP6は「リヒテンシュタイン」です。リヒテンシュタインは、オーストラリアとスイスの間にある小さな国で、面積は160キロ平方メートル、人口は3.767万と面積・人口共に小規模です。リヒテンシュタインは、高山風景・中世の城・縦横に走るトレイルで結ばれた村々で有名です。ヨーロッパで最後の絶対君主国でもあります。

リヒテンシュタインは、観光・国際金融・精密機械等の分野が盛んとなっており、世界一裕福な国の1つです。税金も少ないので、とても住み易い国家と言えるでしょう。旅行会社が主催しているリヒテンシュタインのツアーでは、リヒテンシュタイン単品のツアーはほとんどなく、多くが周辺の国との周遊プランとなっております。自然も多く人気です。

世界一小さい国TOP5は「サンマリノ」です。サンマリノは、イタリア半島の中東部に位置し、山岳地帯にあるミニ国家です。サンマリノの面積は、61キロ平方メートル、人口は2016年の時点で3.32万人です。サンマリノは世界で最も古い共和制国家で、古代ローマ時代に迫害から逃れたキリスト教徒が聖マリーノを中心とし、サンマリノを建国したそう。

世界一小さい国TOP4は「ツバル」です。ツバルという国は、あまり聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。ツバルは南太平洋の島国で、イギリス連邦加盟国の1つです。面積は26キロ平方メートル、人口は1万人以下と小規模になります。経済状況的には苦しい国で、海外の援助であったり、ODAに頼っている部分が大きいようです。

また小さな国、ツバルは、海に囲まれており、いずれ沈みゆく国とも言われています。海抜が大変低いので、海水面の上昇が危機的とのことです。ツバルは土地柄、天然資源がほとんどなく、主な産業は、漁業と観光業となっております。住民は、ほとんどがポリネシア人だそうです。とても美しい島なので、そのまま島が残ってくれることを祈るばかりです。

世界一小さい国TOP3は「ナウル共和国」です。通称ナウルと呼ばれている国ですが、こちらも日本人にはあまり馴染みのない国かと思います。ナウルは、太平洋南西部に浮かんでいる国で、イギリス連邦の加盟国です。面積は21キロ平方メートルで、人口は1.305万です。かつてはリン鉱石の輸出によって、世界最高の生活水準を享受していました。
 

ナウル共和国では、21世紀に経済が崩壊しました。リン鉱石の採掘の産業が減り、外国人出稼ぎ労働者に任せているため多くの国民が働く必要がないので、肥満率が人口の70パーセント以上という状態になってしまっています。というのも、医療や教育は無料、税金もなく、働かなくても基本給が貰える社会福祉が手厚く、他の産業に移行できない状態です。

働き者の日本人にとっては信じがたいことかも思いますが、ナウルの国民は働く意欲というものがなく、労働を知らないそうです。そのため国民の30％以上が糖尿病なんだとか。将来のこ子供のためにも、今後社会が変わることを願っております。学校はあるので、子供達が正しい教育を受け、自分たちが働くということを認識し未来を変えてくれると良いです。

世界一小さい国TOP2は「モナコ」です。モナコはフランス南部に位置する小さな国家です。面積は2.02キロ平方メートルで、人口は2016年時点で3.85万人です。独立都市国家のモナコは、グリマルディ家が治める国で、1861年に国土の95パーセントをフランスに壌土し、現在にいたります。世界一裕福な国ということでも有名で億万長者が住んでいます。

モナコの主要産業は、観光業です。日本でもツアーが出ています。高級カジノやヨットハーバー、F1モナコグランプリが有名です。その他豪華高級ホテル、レストラン、ナイトクラブなどが立ち並んでいます。いかにも絵になるような素敵な街並みなので、世界各国のセレブからも人気を集めています。小さな国ですが、一度は行ってみたいおすすめの国家です。

前述した通り、世界一小さい国TOP1は「バチカン市国」です。バチカン市国の大きさなどの詳細は、上記でご紹介いたしました。バチカン市国の有名な観光スポットといたしましては、サンピエトロ大聖堂、バチカン美術館、システィーナ礼拝堂、バチカン宮殿などが挙げられます。いずれも大変有名で、観光客で賑わっております。スイス人傭兵が多いです。
 

世界一小さい国のバチカン市国は、日本の大きさと比べると859分の1ほどの大きさです。日本でも他の中国やアメリカ、ロシアなどの大国と比較するととても小さいと思っていましたが、世界一小さい国と比較すると、日本は割と大きく感じます。ダントツで小さいバチカン市国ですが、他の国よりも歴史の深い、見どころが多い国と言えるでしょう。

今まで世界一小さい国のお話をしていましたが、逆に世界一大きい国はどこなのでしょうか。恐らくご存知の方も多いかと思いますが、世界一大きな国は「ロシア」です。ロシアの面積は約1,707万キロ平方メートルで、日本の約45倍です。人口も1.443億人と大変多いです。約800人の人口のバチカン市国と比較するとあまりの差に驚いてしまいます。

世界一大きい国はロシアで、二番目に大きな国はカナダ、次にアメリカ、中国です。世界地図をご覧いただければそれらの国の大きさは目で見て分かるでしょう。世界には190ほどの国が存在しており、日本の面積の大きさは世界で60番目に大きいそうです。そう考えると、小さいと思っていた日本ですが、日本以上にも小さな国が沢山あることが分かりました。

その他世界一についてお話しいたします。例えば世界一大きい島はどこだか知っていますか?世界一大きい島は、大西洋と北極海の間にあるグリーンランドです。グリーンランドの面積は、217万5600平方キロメートルです。グリーンランドという名前でありながら、島の80パーセント以上は氷河と雪で覆われているそうです。次に大きな島はニューギニアです。

続いて、ご存知の方も多いかと思いますが、世界一高い山は、ネパールにあるエベレストです。二番目に高い山は、ケーツーというカラコルム山脈にある山です。ちなみに世界一高い山のエベレストは、約4.5億年前は海の底だっそうです。また世界一長い川は、みなさん学校で教えてもらっているかと思いますが、アフリカのナイル川（6,650 km）です。

世界で二番目に長い川は、南アメリカを流れるアマゾンです。その次に長い川はアジアの長江です。運河につきましては、一番大きいのが中国にある京杭大運河（1,794 km）、次がトルクメニスタンのカラクーム運河（1,375 km）、そしてアメリカのニューヨークステートバージ（845 km）です。その他様々な世界一がありますので、調べてみると面白いです。

国として承認されておりませんが、「シーランド公国」という公国があります。面積は55キロ平方メートルと大変小さく、人口はたった4人です。シーランド公国があるのはイギリスの沖です。第二次世界大戦の際に利用されていた海上要塞の1つを占領して、独立をしたそうです。国家としては認められておりませんが、そんな国があるのです。

いかがでしたか?今回は、世界一小さい国のバチカン市国について、そしてミニ国家の実際の面積や人口をご紹介いたしました。世界一大きな国については、学校で学ぶことがあるかと思いますが、小さい国はあまり気にしたことがないかと思います。今回の記事を参考に、明日友達に話してみてはいかがでしょうか。